転職先がSESしかない。SES企業が多すぎる理由と対処法4選を紹介【客先常駐回避】
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この記事では転職先がSESしかない時の対処法とSES企業が多すぎる理由について解説します。
現在IT業界での転職を考えているエンジニアの中に
内定が出たのがSESしかない…。
IT業企業がSESが多すぎる。
SES以外のIT企業に転職したい。
と悩んでいる人も多いはず。
今回はそんな方に向けて、IT業界がSESしかない理由やSES以外の企業に転職する方法を解説します。
今回紹介する内容はこちら。
この記事を見て、転職先がSESしかない理由を知り、SES以外の企業に転職できるようにしましょう。
SES企業で働いていた中堅エンジニアが自身の経験をもとに解説。
実体験ベースで、SESを回避する方法を紹介します。
SES以外の企業に転職したいエンジニアは、自社開発企業・社内SE特化の転職サイトを利用しましょう。SES企業の求人が排除されているから、確実にSESを回避できおすすめです。
転職先がSESしかない。SES企業が多すぎる理由
この章では転職先がSESしかない。SES企業が多すぎる理由を紹介します。
ITエンジニアへの転職を検討する人の中には、「SESしか受からない」「求人がSESばかり」と転職先がSESしかない人も多いはず。実際に内定がSESしかないエンジニアも一定数いるでしょう。
ここではそんな人向けに、何故転職先がSESしかないのか?SES企業が多すぎる理由を解説します。
- IT企業の9割くらいがSES企業だから
- 日本では自社開発が少なく、受託開発がメインとなっているから
- 社内SEや自社開発エンジニアは非公開求人となっていることが多いから
IT業界で転職を検討している人は参考にしてみて下さい。
参考記事:【人生台無し】SESエンジニアになって人生終了しかけた話
SES企業での辛い体験談を紹介しています。
合わせてご覧いただくと、より参考になると思います。
IT企業の9割くらいがSES企業だから
転職先がSESしかない大きな要因として、IT企業の9割がSES企業であることが挙げられます。
厚生労働省が調査した結果では、客先常駐をしているSES企業の割合が90%を超えていることが分かっています。下記のデータご覧ください。
上記の図は「働き方・休み方改善ポータルサイト」に掲載されている「客先常駐をしているITエンジニアの比率」です。
この調査結果で分かるように、IT企業で客先常駐をしている企業の割合は何と全体の9割。SESではないIT企業を探す方が難しいくらいです。
厚生労働省の調査でも客先常駐をしているSES企業が多すぎることが明らかになっています。そのため転職先を探している求職者が「求人がSESしかない」と感じてしまうのは無理はないでしょう。IT企業のほとんどがSES企業だからです。
日本では自社開発が少なく、受託開発がメインとなっているから
日本では自社開発が少なく受託開発がメインとなっていることも、転職先がSESしかない大きな要因です。
総務省の調査で、日本のIT企業の72%が受託開発していることが分かっています。下記のデータをご覧ください。
上図を見ると、海外に比べて日本は受託開発のベンダー企業(SIer)が多いことが分かります。ユーザー企業のような自社開発する企業が少なく、ベンダーが多いためプロジェクトごとに現場が変わるSESが主流の働き方になっています。
実際、日本のベンダー企業は全体の72%もあるのに対し、アメリカはたったの35%しかありません。少しずつ自社開発する会社は増えていますが、まだまだ日本では外注がメイン。そのためエンジニアを派遣するSES企業が多すぎる現状が続いています。
このように日本では自社開発が少なく受託開発が多いため、IT企業がSES企業しかない状態になっているのです。
社内SEや自社開発エンジニアは非公開求人となっていることが多いから
社内SEや自社開発エンジニアなどの求人は非公開となっていることが多いため、SESしかないと感じやすいです。
転職サイトをどれほど探してもSES企業の求人しか見つからないのは、人気求人が非公開になっているからです。
社内SEや自社開発エンジニアなどの応募者が多い求人は、非公開になっている場合が多いです。そのためエンジニアの求人がSES企業ばかりになってしまい、求職者は「転職先がSESしかない」と感じてしまうでしょう。
☑社内SEや自社開発エンジニアの求人が非公開になる理由
- 社内SEや自社開発は人気で応募者が多いため、非公開がほとんど。
- スキルのない未経験エンジニアが応募できないよう非公開に。
倍率の高い人気の求人であればあるほど非公開求人になりやすく、人気のないSES企業の求人ばかり目に入ります。ただでさえ多すぎるSES企業の求人で溢れかえっているのに、社内SEなどの求人まで非公開に。
人気の求人が非公開となっているため、転職先がSESしかないと感じてしまうのです。
転職先がSESしかないときの対処法4選
この章では転職先がSESしかないときの対処法4選を解説します。
IT企業への転職を目指す求職者の中には「SESしか内定が出ない」「SES企業の求人が多すぎて萎える」と転職先がSESしかない人もいるはず。自社開発エンジニアや社内SEに転職したいけど、SESしか受からない人も多いでしょう。
ここではそんなSES以外に転職したい人向けに、転職先がSESしかないときの対処法4選を解説します。
- 社内SE特化の転職サイトを利用する
- 自社内開発特化の転職エージェントを利用する
- 求人の多い転職サイトから「社内SE」「自社開発」求人を探す
- SES求人を見分け方を知る。
SES以外の企業へ転職したいエンジニアは実践してみて下さい。
参考記事:【簡単】SES企業の求人の見分け方6選!優良なホワイトSESを紹介
優良なSES求人の見分け方についても解説しています。
合わせてご確認ください。
社内SE特化の転職サイトを利用する
転職先がSESしかないエンジニアは、社内SE特化の転職サイトを利用するのがおすすめです。
社内SE特化の転職サイトを利用すれば、求人が社内SEしかないから安心。確実に社内SEに転職できるため、SES企業に転職したくない人におすすめです。
☑社内SE特化の転職サイトを利用するメリット
- 社内SEの求人しかないから、応募したら社内SE枠で採用される。
- 無料相談、面接対策などのサービスも受けられる。
- SES企業の求人が排除されているから、安心して求人に応募できる。
社内SE特化の転職サイトを利用すれば、SES企業の求人が排除されています。院内SEや情シス社員などの求人が豊富なため、確実に社内SEに転職できるでしょう。
内定先がSESしかないエンジニアは、社内SE特化の転職サイトを利用してみて下さい。確実にSES企業を回避できるからおすすめです。
自社内開発特化の転職エージェントを利用する
転職先がSESしかないエンジニアは、自社開発特化の転職エージェントを活用するのもおすすめです。
転職を検討しているエンジニアの中には、転職サイトでSES企業が多すぎてうんざりしている人も多いはず。転職先がSESしかなくて、転職を辞めようとしている人もいるでしょう。
そんなSESの求人が多すぎて辛い人には、自社開発特化の転職エージェントがおすすめです。
☑自社開発特化の転職エージェントのメリット
- 自社開発企業の求人を優先して紹介してくれる。
- 自社開発企業へ転職するためのノウハウを教えてくれる。
- SES企業の求人が排除されている。
自社開発特化の転職エージェントに相談すれば、自社開発企業の求人を優先して紹介してくれます。SES企業の求人を避けてくれ、自社開発企業に転職するためのノウハウも教えてくれるので安心。
転職先がSESしかないエンジニアでも安心して、自社開発エンジニアになれるでしょう。
SES以外の企業に転職したい人は、ぜひ自社内開発特化の転職エージェントを利用してみてください。
・クラウドリンク
【公式サイト】クラウドリンク
自社内開発に強い転職サイト!無料登録、30秒で転職スタートOK。
求人の多い転職サイトから「社内SE」「自社開発」求人を探す
転職先がSESしかないエンジニアは、求人の多い転職サイトを利用し「社内SE」「自社開発」求人を探すのも一つの手です。
IT企業の求人を探している人の中には、求人の数が少ない転職サイトを利用している人もいるはず。そのような求人の少ない転職サイトは、社内SEや自社開発などの求人がほとんどないため注意して下さい。
社内SEや自社開発などの数少ない人気求人を見つけるためには、求人が多い転職サイトを利用しましょう。求人の多い転職サイトを利用すれば、求人自体が多いから社内SEなどの数の少ない求人も見つけやすいです。
転職先がSESしかないエンジニアは、ぜひ求人の多い転職サイトを利用して下さい。自分の知らないSES以外の企業の求人を見つけられるはずですから。
SES求人を見分け方を知る
SES以外の企業に就職したい方には、SES求人を見分け方を知るのがおすすめです。
IT業界内での転職を考えている人の中には、SES企業の見分け方を知らない人も多いはず。求人を見てSES企業かどうか見分けられずに、結果内定が出てからそのIT企業がSESだと知る人もいるでしょう。
SES以外の企業に転職したいのであれば、SES求人の見分け方を知り、事前にSES企業を回避できるようにするのが大切です。
☑SES企業の求人の見分け方
- 中小のIT企業
- 従業員が多い割に事務所が狭い。
- 取引先が大手のSIerばかり
- 求人に「配属先による」「プロジェクト毎に異なる」など客先常駐を連想させる情報がある
SES求人を見分けられれば、SES企業を回避できます。会社のホームページや求人情報をよく確認して、SES企業を見分けられるようにして下さい。
詳しいSES企業の見分け方は下記で紹介しています。興味あるエンジニアはご確認ください。
参考記事:SESじゃない企業に就職する方法とは?【新卒・未経験は注意】
転職先がSESしかない人の特徴
この章では転職先がSESしかない人の特徴を解説します。
この記事を見ている人の中には、内定が得られず転職先がSESしかない人もいるでしょう。そんな人向けにSESしか転職できない人の特徴を紹介します。
- スキルの乏しいIT未経験
- SES企業の見分け方を知らない人
- インフラ系のエンジニア
SESしか受からないエンジニアは、自分が特徴に当てはまっていないかチェックしてみて下さい。
参考記事:【実体験】客先常駐(SES)やめとけ。と心の底から伝えたい理由
未経験エンジニア向けに「SESはやめとけ」という話をしています。
合わせてご確認ください。
スキルの乏しいIT未経験
スキルの乏しいIT未経験は転職先がSESしかない可能性が高いです。
基本的に社内SEや自社開発などのSES以外の求人は人気で求人倍率が高いです。社内SE求人に関しては倍率が9倍程度となっており、就職はかなり難しいです。そのためスキルの乏しいIT未経験は、社内SEに受かりにくく、就職先がSESしかないでしょう。
☑社内SE・SESの求人倍率
- 社内SE…9.68倍
- SES企業…1.35倍
社内SEとSESの求人倍率は上記の通りとなっており、社内SEはSESの7倍以上就職するのが難しいです。
社内SEの求人はただでさえ非公開にされており、数が少ないにも関わらず、求人倍率が高いため、スキルの乏しい未経験にはかなりの狭き門。
社内SEや自社開発への転職は難しいため、スキルの乏しいIT未経験の転職先はSESしかないでしょう。
SES企業の見分け方を知らない人
SES企業の見分け方を知らない人も、転職先がSESしかない可能性が高いです。
IT企業のほとんどがSESのため、SESの見分け方を知らないとSESに就職してしまいます。実際に筆者の勤めていたSES企業でもほとんどのエンジニアが、SESだと知らずに転職してきました。
世の中にSES企業が多すぎるため、SESの見分け方をしっかり理解しておかないと危険です。
☑SES企業の見分け方を知らないと危険
- 自社開発企業を装ったSES企業に騙されて就職してしまう。
- SES求人に応募してしまい無駄に時間を浪費してしまう。
SES企業の見分け方を知らないと、騙されてSES企業に転職してしまいます。自社開発を装ったブラックSES企業が世の中には多すぎるため注意して下さい。
転職サイトの求人情報や会社のホームページを見て、SES企業がかどうか見分けられるようにしましょう。そうすればSES以外の企業に就職できる確率が高まるはずです。
SES企業の見分け方を知りたいエンジニアは、下記の記事を参考にしてみて下さい。
参考記事:客先常駐のないIT企業の見分け方|選び方【未経験は注意】
インフラ系のエンジニア
インフラ系の仕事がメインのエンジニアも、転職先がSESしかない可能性が高いです。
インフラエンジニアのメイン業務のネットワーク構築などは、現地での作業がほとんど。インフラエンジニアになると現地作業が増え、取引先に常駐することが多いため、SES企業の求人が多くなってしまいます。
☑インフラエンジニアの業務は客先常駐になりがち
- サーバー監視や運用保守などは客先常駐が多い。
- インフラ構築は現地に赴かないとできない。
- 障害が発生した時のために、現場に常駐しなければならない。
インフラエンジニアの業務は、客先や現地に赴かないとできない作業ばかりのため、取引先に常駐することになりがち。このような客先常駐の作業が増えやすいため「インフラエンジニアはSESしかない」と言われています。
まとめ:転職先がSESしかない。SES企業が多すぎる理由【客先常駐回避】
以上で、転職先がSESしかない。SES企業が多すぎる理由と対処法の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
☑転職先がSESしかない、SES企業が多すぎる理由
- IT企業の9割くらいがSES企業だから
- 日本では自社開発が少なく、受託開発がメインとなっているから
- 社内SEや自社開発エンジニアは非公開求人となっていることが多いから
転職サイトがSESしかない、SES企業が多すぎる理由として、IT企業の9割がSES企業であることが挙げられます。IT企業のほとんどがエンジニアに客先常駐をさせるSES企業であるため、求人サイトにSES企業が蔓延しています。
また社内SEなどの人気職種は、非公開求人となっていることが多く、転職サイトでも見つけられないため、転職先がSESしかない状態となりやすいです。
☑転職先がSESしかないときの対処法4選
- 社内SE特化の転職サイトを利用する
- 自社内開発特化の転職エージェントを利用する
- 求人の多い転職サイトから「社内SE」「自社開発」求人を探す
- SES求人を見分ける方法を知る。
もしあなたがSES以外の企業に転職したいのであれば、社内SEや自社開発特化の転職エージェントを利用するのがおすすめです。
社内SEに転職したいエンジニアは、下記のサイトを参考にしてみて下さい。
自社開発企業に転職したいエンジニアは、下記のサイトを参考にしてみて下さい。
☑転職先がSESしかない人の特徴
- IT未経験のスキルの乏しい人
- SES企業の見分け方を知らない人
- インフラ系のエンジニア
スキルの乏しいIT未経験やSES企業の見分け方を知らない人は、転職先がSESしかない可能性が高いです。特にIT未経験の人は、求人倍率の高い自社開発や社内SEへの転職は難しいでしょう。
IT未経験からエンジニアになりたい方は、まずはSES企業に転職して2,3年経験を積んだのちに、自社開発などの人気求人に応募するようにして下さい。
SES企業での勤務経験から
「インフラエンジニアがSESしかないと言われる理由」
なども解説しています。
興味がある方は合わせて是非ご覧ください。