【SESを辞めたい人向け】安全な辞め方や対処法を解説|客先常駐SE
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この記事では客先常駐(SES)企業の安全な辞め方や対処法を解説します。
SES企業に勤めている人や客先常駐で働いている人の中に
客先常駐の会社を辞めたい。辞めるにはどうしたらいい?
新卒でSES業界に入ったけど客先が辛すぎて辞めたい…
SESで退職するには何ヶ月前までに会社に伝えればいいんだろう?
と悩んでいるエンジニアもいるはず。
そんなSESを辞めたいと感じているエンジニア向けに、客先常駐(SES)の安全な辞め方や辞めたいと思ったときの対処法をご紹介します。
今回紹介する内容はこちら。
この内容を見てSESを安全に辞める方法や対処法を学び、自分に合った対処をしましょう。
SESやSier勤務経験のあるエンジニアの筆者が自身の経験をもとに解説。
SESを辞めた先輩や逃げだした後輩の話を基にご紹介していきます。
是非最後までご覧ください。
SESを辞めたいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES企業の求人が排除されているので、安心してSESから脱出できおすすめです。
客先常駐SESを辞めたくなる理由
この章では客先常駐SESを辞めたくなる理由ご紹介します。
SESを辞めたくなる主な理由は下記の4つ。
- 「現場入場⇒初めまして」のくり返しが辛い
- 職場を転々としスキルが身に付かない
- 客先常駐だと有給が取りづらい
- 相談できる同僚・上司が周りにいない
SESを辞めたい理由を知り、自分に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
参考記事:SESの現場をスキル不足で辞めたい時の対処法【途中で辞められる?】
SESをスキル不足で辞めたいエンジニア向けに対処法を解説しています。
合わせてご確認ください。
「現場入場⇒初めまして」のくり返しが辛い
SESを辞めたくなる理由として一番多いのは「現場入場⇒初めまして」のコミュニケーションが辛いことではないでしょうか?
SESエンジニアとして働くと、半年~数年おきに職場を移動することになります。
そのため毎年のように、現場入場~初めまして、距離を詰めてコミュニケーションをとるという作業が必要になります。そのためコミュニケーションが苦手な方や人見知りの方などは現場入場の度にストレス。と感じてしまうのではないでしょうか。
筆者も人見知りなので、現場を移動する度にコミュニケーションの構築があり「SES辞めたいな」と感じてしまいます。
参考記事:SESを辞めてよかった。辞めた後にやったことは?【SES辞めるべき】
職場を転々としスキルが身に付かない
職場を数年おきに移動するのでSESエンジニアは強みになるスキルが身に付きにくいです。
実際に筆者もSES企業で勤務していた時に、職場がコロコロ変わり、強みになるITスキルが身に付きませんでした。
1年目:AWS案件
2年目:GCP(Google Cloud Platform)案件
3年目:Unityゲーム開発案件
上記のように毎年のように案件が変わり、違うITスキルを扱わされました。
SESや客先常駐のエンジニアは、一つの専門的な特化したITスキルを身に付けることができず、「ITの便利屋」のようなちょっとしたIT雑用のスキルしか身に付きません。
そのため転職や今後のキャリアに不利になりやすいので辞めたくなります。
客先常駐だと有給が取りづらい
客先常駐だと有給が取りづらいです。
この日は案件の納期が近いから休まないで欲しい。
自社の基準で祝日は休日ではないから、出勤して欲しい。
お盆は休みではないよ。
と言ったように、客先の現場によって休日の基準が違うから有休をとりにくいです。
また客先だけではなく自社の予定にも合わせる必要があるので、自社と客先。2つの許可を取らないと有給をとれない。客先常駐が有休を取りにくい要因です。
相談できる同僚・上司が周りにいない
SES社員は基本的に客先に出ていたり、様々な案件に入退場するので、自社の先輩や同僚と関わることが少ないです。
そのため相談できるくらい信頼できる上司や同僚ができにくいです。
客先常駐だから自社の社員と仲良くなる機会が無い。
Zoomなどのオンライン会議でしか、自社の社員と喋ったことがない。
となりやすいです。
常駐先の社員とも、他社の社員なので仲良くなりにくく、退場する時も仲良くならずに終わるのがあるあるですね。
SESを辞めたい時の対処法
この章ではSESを辞めたいと思ったときの対処法をご紹介します。
- 自分のスキルを客観視してみる
- 自社に相談し客先を変えてもらう。
この章では客先常駐を辞めたくなった時の気分転換的な対処法をご紹介します。
先に辞める方法を知りたい方は「客先常駐SESの安全な辞め方」をご覧ください。
自分のITスキルを客観視する
辞めたい時の対処法の一つ目は「自分のITスキルを客観視する」ことです。
年収が低いのは職場のせいではないか?
他の会社に転職すればもっと評価してくれるんじゃないか?
と会社に不満を持ち辞めたくなったら適性年収をチェックできるサイト「ミイダス」や「転職ドラフト」で適正年収をチェックしてみてください。
もし今の給料より診断結果が低ければ、退職する気が失せ「もうちょっとSESで頑張ろう。」と思えます。
そのようにして「SESを辞めたい」という気持ちを抑えられます。
上記画像はSES勤務の筆者が年収診断したもの。
皆さんも一度自分の適性年収を調べてみてはいかがでしょうか?
※結果次第では転職もありですね。
常駐先を変えられないか相談する
今出向している客先が嫌であれば、一度上司に常駐先を変えられないか相談しましょう。
筆者の会社では、先輩が常駐先の案件を変えて退職するのを辞めた。というのがありました。
辞めたくなった原因が自社ではなく、客先の案件だったからです。
実際に筆者も上司に相談して、客先を変更してもらえたことが1度だけありました。「辛い。辞めたい。」と感じたときは常駐先を変更してみるのもありです。
上司が相談に乗ってくれない場合は転職を考えてみましょう。
⇒安全にSESを辞める方法はこちらをご覧ください
客先常駐SESの安全な辞め方
この章では客先常駐のSESを安全に辞める方法を解説します。
安全に辞めるために5つの手順を踏む必要があります。
①退職は「辞める2週間前まで」に自分の会社の上司に伝える
②退職するまでに転職先は決めておく、内定をもらう。
③退職理由を考えておく。(SESの退職理由は「スキルアップのため」でOK)
④SES会社の規定をおさえておく。
⑤連絡・手続きが面倒くさい人は退職代行を利用する
客先の社員や自社の社員と揉めないために、SESを辞める際の手順についてしっかり押さえておきましょう。
参考記事:SESを辞めてよかった。辞めた後にやったことは?【SES辞めるべき】
筆者がSES企業を辞めたよかった体験談を解説しています。
SESを辞めたい人は参考にしてみて下さい。
①退職は「辞める2週間前まで」に自分の会社の上司に伝える
SESで退職する際は「辞める2週間前まで」に自身の会社の上司に伝えましょう。
民法で、「退職の申し入れから雇用は2週間で終了する」と決まっているからです。
民法 第627条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用:総務省行政管理局-電子政府の総合窓口(e-Gov)
上記のように民法で定まっているから、雇用主は従業員の退職の申し入れを受け入れなければなりません。
そのため
SESは1ヶ月で辞められるのかな?
辞めるのを客先・自社から引き止められたらどうしよう。
と心配している方でも大丈夫。
民法で「2週間で辞められる」と決まっているから、会社は2週間で確実に辞めることができます。※2週間も待てない方は退職代行を使いましょう。
SESの派遣会社でも客先常駐でも、請負契約でもこの「2週間で退職できる」ことは変わらないので安心してください。
常駐先でも会社を辞める時は、自身の会社の上司に伝えれば大丈夫です。(客先には上司や責任者が連絡する)
客先常駐の場合でも退職するときは2週間前でOKです。
もし嫌な上司に引き留められても民法で決まっているから安心。
②退職するまでに転職先は決めておく、内定を持っておく。
SESの会社を退職する前に必ずやっておいて欲しいことは「転職先を決め、内定を持っておく」ことです。
内定先が無いデメリットはたくさんあります。
内定先を決めないで会社を辞めると
・貯金が無いと生きていけなくなる。収入が0になる。
・焦って転職先を決めると、ろくな会社に就職できない
・バイト生活から抜け出せなくなる。
上記のようにお金に困り路頭に迷う可能性があります。
会社を辞めてから転職を始めてからでは遅いので、会社を辞める前に就職先は決めておきましょう。会社を辞める前に転職活動すると、「会社を辞めたい気持ちをモチベーションに転職活動できる」のでその点もおすすめポイントです。
SESを辞める方におすすめなのは社内SE専門の転職エージェントです。社内SEの求人しかないから、SESや客先常駐が嫌な人にピッタリだからです。
客先常駐のないIT企業の見分け方も掲載しているので、求人を見る時は参考にしてください。
参考記事:客先常駐のないIT企業の見分け方|選び方
③退職理由を考えておく
退職を会社の上司に伝える際に上司から「退職の理由は何?」と必ず訊かれます。
その時にどもったり口ごもらないようにSES退職理由を考えておきましょう。
退職の理由は下記のようなものがあります。
- スキルアップを目指すため
- 海外に移住するため
- 親の仕事を継ぐことになったため(筆者の先輩がこの理由で退職)
- 年収をアップさせたいから転職する。
無難に「スキルアップのため」や「年収をアップさせたいから」などが一番おすすめ。ただ引き止められる可能性があるので、上司に引き止められたくない方は「親の仕事を継ぐ」や「海外に移住する」といった上司が口出しできない理由の方が良いでしょう。
筆者の先輩は「地元佐賀の牛を育てる」と言って退職していました。(笑)
怪しまれないように理由を作っておくことが大切です。
④会社の規定をおさえておく。
退職する前は会社の規定を押さえておきましょう。
退職時はやることが結構多いです。
- 源泉徴収票の取得
- 退職願いの提出
- 客先への挨拶回り
- 各種手続きの申請
健康保険解約、社会保険の見直しなど社会的な事務手続きもあります。
また、退職時の給料や退職金の有無など退職前に必ずチェックしておきましょう。
特に退職金に関しては会社ごとに規定が異なっているので、会社の資料を良く読み込んでください。
SES退職時に知っておいて欲しいことなどは次章「SES退職前に知っておいてほしいこと3選」にまとめていますので、興味ある方はご覧ください。
⑤連絡・手続きがしんどい人は退職代行を利用する
連絡や手続きがしんどい方は退職代行を利用することも可能です。
SESを退職するときは他職種の退職と比べて面倒な手続きが多いです。
- 年金・給料などの事務手続き
- 客先と自社の社員や上司へのあいさつ回り
- 客先現場の業務の引き渡し、仕事の連携
- 自社の業務の受け渡し、連携。
など客先常駐だと「客先と自社」の二つで退職手続きをせねばなりません。
退職代行を利用すればそのような面倒くさい手続きを代わりに引き受けてくれるので安心です。
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SES退職前に知っておいてほしいこと3選
最後に「SES退職前に知っておいて欲しいこと」を3つお話しします。
・退職を伝えられないほど追い込まれている場合はバックレてもOK
・退職までに働いた給料はもらえる(退職金は会社による。)
・退職のアドバイス(転職相談・退職方法・転職サポート)はIT転職エージェントに聞く。
参考記事:新卒で入ったSES企業を辞めたい。そう感じたら早い目に転職すべきです。【客先常駐ヤバい】
SESを辞めたい新卒エンジニア向けにも記事を書いています。
合わせてご確認ください。
退職を伝えられないほど追い込まれている場合はバックレてもいい
退職を伝えられないほど追い込まれている場合は、そのまま何も伝えずバックレても大丈夫。
客先の上司にパワハラを受けていて精神的に限界だ。
職場の上司に詰められ、追い込まれている。しんどい。
と理不尽なことをされ精神的に辛い場合はバックレてもOKです。
一番の悪は自分を追い込んで再起不能になることですからね。
SESの会社をバックレる時の注意点やバックレ方は下記の記事で詳しく書いているので参考にしてみてください。
⇒【SES】客先常駐で安全にバックレる方法【損害賠償など注意点も解説】
退職までに働いた給料はもらえる(退職金は会社による。)
知っておいて欲しいことの2つ目は「退職までに働いた給料はもらえる」ということ。
仮に上司に「2週間後に辞める」ということを伝えても、その2週間働いた分の「給料」はもらえます。
なぜなら、会社は給料を支払う義務があるから。
そのため確実に辞めるまでの期間に働いた給料は確実にもらえます。
しかし、退職金はもらえない可能性があります。
給料を支払うのは会社の義務ですが、賞与(ボーナス)や退職金は会社の制度なので。
会社の規約をチェック ⇒ 退職金・賞与が退職時に振り込まれるか確認 ⇒ 辞める
上記の手順で退職金が出るかどうか確認しておくのが安心です。
会社を辞めた後は一度無職になるので、少しでもお金は確保しておきたいもの。
しっかりSES会社の制度を確認しておきましょう。
退職のアドバイス(転職相談・退職方法・転職サポート)はIT転職エージェントに聞く。
退職後の転職先や退職方法についてはITエージェントに相談しましょう。
退職時に気になること
・次の転職先の決め方
・退職/転職までにする具体的なこと
・自分のスキルに見合った企業。年収アップのコツ。
・SESで培ったスキルはどの業界に活かせるのか?
など辞める時は気になると思います。
上記の疑問点に転職エージェントは相談に乗ってくれるので、転職先や将来が定まっていない人は相談してみましょう。
まとめ:SES(客先常駐)を辞めたい時の対処法、安全な辞め方
以上で、SES(客先常駐)を辞めたい時の対処法、安全な辞め方の解説を終わります。
下記今回紹介した内容のまとめになります。
客先常駐SESを辞めたくなる理由は以下のものが挙げられます。
- 「現場入場⇒初めまして」のくり返しが辛い
- 職場を転々としスキルが身に付かない
- 客先常駐だと有給が取りづらい
- 相談できる同僚・上司が周りにいない
SESを辞めたい時の対処法。
- 自分のITスキルを客観視する
- 常駐先を変えられないか相談する
- SESからフリーランスエンジニアに転身する
客先常駐SESの安全な辞め方。
- ①退職は「辞める2週間前まで」に自分の会社の上司に伝える
- ②退職するまでに転職先は決めておく、内定をもらう。
- ③退職理由を考えておく。(SESの退職理由は「スキルアップのため」でOK)
- ④客先常駐SESを退職時の注意点をおさえる。
- ⑤連絡・手続きが面倒くさい人は退職代行を利用する
SES退職前に知っておいてほしいこと3選
- 退職を伝えられないほど追い込まれている場合はバックレてもOK
- 退職までに働いた給料はもらえる(退職金は会社による。)
- 退職のアドバイス(転職相談・退職方法・転職サポート)はIT転職エージェントに聞く。
以上です。ご閲覧ありがとうございました。
下記にSESエンジニアの筆者の
「SESを半年で辞めたいと感じた時の対処法」
を掲載中。
「SESを半年で辞めるのはOK」と言う話も書いています。
興味がある方は是非ご覧ください。