【トラブルなし】SESでプロジェクト途中の退職はOKです。無責任ではない理由と退場時にすべきこととは?
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この記事ではSESエンジニア向けに、SESでプロジェクト途中の退職をするのはOKと言う話をします。
SES企業で働くエンジニアの中に
SESの現場を辞めたい…。
プロジェクトの途中退場はできるのかな?
トラブルなく途中退職する方法を知りたい。
と悩んでいる人も多いはず。
今回はそんな方に向けて、SESプロジェクトの途中退職がOKな理由や途中で退職する方法を解説します。
今回紹介する内容はこちら。
この内容を見て、SESプロジェクトの途中退職をする方法を知り、トラブルなくSESから退職しましょう。
SES企業で3年ほど働いたエンジニアが紹介。
SESを辞めた実体験をもとに解説します。
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SESでプロジェクト途中退職するのが可能な理由
この章では、SESでプロジェクト途中退職するのが可能な理由をご紹介します。
SES企業で働くエンジニアの中には、プロジェクトの途中だけど退職したい。という方も一定数いるはず。SESプロジェクトの途中で辞めるのは申し訳ない、と感じているエンジニアも多いでしょう。
ここではそんな退職を躊躇しているSE向けに、SESプロジェクトの途中退職が可能な理由を解説します。
- 退職の自由が法律で保障されているから
- プロジェクトの途中で辞めるのは現場ではよくあること
- 引継ぎをしっかりすればプロジェクト進行に影響はない
- 1人離脱しただけで損害賠償はありえない
SESからの退職を検討しているエンジニアは参考にしてみて下さい。
参考記事:【退場したい】SESで現場に配属されて3ヶ月働いた体験談。案件での苦労を告白。
SESで働いた体験談を紹介中。
やめとけと言われる理由を解説しています。
退職の自由が法律で保障されているから
退職の自由が法律で保障されているため、プロジェクトの途中であっても退職は可能です。
実際に民法の第267条では、会社の退職について、下記のように定義されています。
民法 第627条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用:総務省行政管理局-電子政府の総合窓口(e-Gov)
上記のように民法267条で正式に定まっており、雇用主は従業員の退職の申し入れを受け入れなければなりません。そのためプロジェクトの途中であっても退職は可能です。
SESの派遣会社でも客先常駐でも、請負契約でもこの「退職できる」ことは変わらないので、安心して途中で辞められるでしょう。
ただし退職の申し入れから2週間経過しないと、解約の申し入れは成立しないため注意してください。
プロジェクトの途中で人が辞めるのは現場ではよくあること
プロジェクトの途中で人が辞めるのは現場ではよくあることなので、退職についてそこまで心配することはありません。実際に筆者もプロジェクトの途中で、SES企業を退職しています。
SESでプロジェクトに入ると、最低でも3ヶ月、最長で3年程度、そのプロジェクトに携わることになります。この3ヶ月~3年の間に、メンバーが会社を辞める可能性があるのは当たり前です。
プロジェクト途中退職があるのは、当たり前の話なので、そこまで気にする必要はありません。実際に筆者がSESの現場で働いている時も、先輩が実家を継ぐために退職したり、後輩の女性エンジニアが結婚のために退職したり。と周りのエンジニアが結構辞めていました。
実際に筆者もプロジェクトの途中で退職しています。
プロジェクトが終了するのを待ってしまうと、転職先にも迷惑を掛けてしまいます。何より自分の人生の時間の無駄となるため、辞めたいと感じたのであれば、早い目に退職する方が良いでしょう。法律で退職の自由が認められてもいますしね。
引継ぎをしっかりすればプロジェクト進行に影響はない
引継ぎをしっかりすればプロジェクト進行に影響はないため、プロジェクト途中での退職は可能です。
退職するSESエンジニアの中には、周りのメンバーに負担を掛けるのではないか?と心配な人もいるでしょう。プロジェクトへの迷惑を考え、退職できないエンジニアも多いはず。
ですがプロジェクト途中の退職でも、他のエンジニアにしっかり引継ぎすれば大丈夫です。
☑引継ぎをしっかりすればプロジェクト進行に影響はない
- 1ヶ月2カ月前に退職を伝えれば、業務の引継ぎが可能
- 要因追加やメンバー追加などもできる
- スケジュールをリスケし、無理のない開発工数に変更できる。
プロジェクトの途中退職でも、しっかり自分の業務を引き継げば問題ありません。開発機能やプロジェクト概要などをしっかり後任に伝えれば、プロジェクトは滞りなく進むはずです。
要員が足りなくなればプロジェクトリーダーがメンバーを追加してくれます。そのためSESのプロジェクト途中退職に関して心配する必要はないでしょう。
もし仮に一人メンバーが退職しただけで、炎上プロジェクトになるのであれば、そのプロジェクト管理ができていないと言えます。
1人離脱しただけで損害賠償はありえない
1人離脱しただけで損害賠償はありえないため、プロジェクト途中での退職しても大丈夫です。
SES企業を退職するSEの中には、損害賠償などのトラブルが心配な人もいるはず。ですが、SESエンジニアが一人辞めただけで、損害賠償はありえません。
一人のエンジニアがプロジェクトを抜けただけで、損失が1億2億と発生しないからです。
☑1人離脱しただけで損害賠償はありえない
- エンジニアが一人辞めただけでは、そこまでの損失は発生しない。
- 裁判費用が掛かるため、企業側にもリスクがある。
- 引継ぎをしっかりすれば、そもそも損失は出ない。
もしエンジニアが一人抜けて、現場が回らなくなるのであれば、プロジェクトのリスク管理に大きな問題があります。どちらかというと退職の責任と言うよりは、プロジェクトマネージャーの責任。
もしもメンバが1人抜けただけで、いちいち損害賠償を請求するような企業があれば、悪い噂が広がって他のSES企業も契約を避けられます。裁判費用も嵩み、裁判に時間を取られ、企業側も損害賠償を請求するメリットが薄いため、損害賠償を請求されることはほとんどないでしょう。
SESプロジェクトの途中で退職する手順
この章ではSESプロジェクトの途中で退職する手順を解説します。
ここからは実際にプロジェクトをしている状況からSESを退職するまでの具体的なステップを紹介します。退職に向けて何から始めていいか分からないエンジニアは参考にしてみて下さい。
- 会社の就業規則を確認しておく
- 会社を辞める前に内定をGETしておく
- 内定が得られたら1ヶ月前を目途に退職を伝える
- 最終出社日を上司と相談し、有給を消化する
- プロジェクトメンバーに仕事の引継ぎを行う
未経験からIT業界を目指している人は参考にしてみて下さい。
参考記事:面接で好印象を与えるSESからの退職理由4選!面接用の例文を紹介【向上心が大切】
転職面接で使えるおすすめのSES退職理由も紹介しています。
ぜひ参考にしてみて下さい。
会社の就業規則を確認しておく
SESのプロジェクトを途中退職する前に、会社の就業規則を確認しておくのが何よりも大切です。
会社を辞める前には、会社の規則やルール、罰則などを知る必要があります。特に退職金や未払い金、経費の申請など、お金関係の規則はしっかり確認しておきましょう。
☑就業規則を確認するポイント
- プロジェクト途中の退職は可能か否か。
- 退職は何カ月前に伝えなければならないのか。
- 退職金はもらえるのか。
- 経費申請の締め切り。
- 退職による罰則。
プロジェクトに限らず会社を退職する時は、会社の就業規則をよく確認するのがおすすめです。トラブルや損害賠償を避けるために、事前にチェックしておいて下さい。
会社の就業規則を確認することで、もらえる退職金が増えたり、と得することもありますから。
SES企業を退職するエンジニアは、まずは自分の会社の就業規則の確認から始めてみましょう。
会社を辞める前に内定をGETしておく
SESのプロジェクトを途中退職する前に、転職先の内定をGETしておくことが大切です。
内定先を得る前に会社を辞めると、転職先が見つからず路頭に迷う可能性があります。会社を辞めた後に働く先がないと、無職期間が長引き、再就職が難しくなるため注意して下さい
☑内定がない状態でSESを退職するのは危険
貯金が底をつきて生活が苦しい…。
焦って転職したせいでブラック企業に転職してしまった。
無職の期間が長引き、内定がGETできない。
転職先が決まる前に会社を辞めると、貯金を切り崩しながら生活するため危険です。そのためプロジェクトの仕事と並行しながら、転職活動を続けましょう。
「プロジェクトで仕事しながら転職活動⇒内定が得られたら退職」が一番怪我なく、安全に途中退職できるはずです。
SESから転職したいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。SES企業の求人が排除されているため、確実にSESから脱出できるでしょう。
内定が得られたら1ヶ月前を目途に退職を伝える
内定をGETできたら、1カ月前を目途にプロジェクトや上司に退職を伝えて下さい。
民法では、退職の2週間前に雇用主に伝えればOKと定められています。退職連絡は最短2週間前でOKですが、引継ぎ業務なども考慮し1ヶ月~3か月前に退職を伝えるのがベターでしょう。
☑プロジェクト途中の退職の流れ
- 1カ月前を目安に、自分の会社の上司に退職を伝える
- 上司がプロジェクトの責任者にプロジェクト途中退職を伝える。
- プロジェクトを途中退場する
- 会社を退職する。
プロジェクト途中の退職の流れは上記の通り。まずは自社の上司に退職を伝え、その後にプロジェクト責任者に退職を伝えて下さい。
プロジェクトの途中退職は、引継ぎ作業が発生するため、1ヶ月くらいを目途に退職を伝えられると良いですね。
参考記事:SES・客先常駐の安全な退職方法【客先対応・挨拶・メール例など紹介】
最終出社日を上司と相談し、有給を消化する
プロジェクトの途中退職が決定したら、上司と相談しながら今後の計画を立てましょう。
SES企業からの退職が決まったら、退職の準備を随時進める必要があります。最終出社日、有給の消化方法、などを計画する必要があります。上司と相談しながら、退職の準備を進めていきましょう。
☑SES企業の退職で必要な準備
- 上司や客先への退職連絡
- 最終出社日の決定
- 有給休暇の消化
- 作業、仕事の引継ぎ
- 退職メール・退職の伝達
- 転職活動
SESから退職する際は、準備しておく必要があります。退職前にどの準備をしておく必要があるか?必要書類は無いか?などを確認しておきましょう。会社の就業規則などを確認しておくと良いですね。
有給休暇の消化はプロジェクトの都合があるため、事前に上司に相談し、無理のない範囲で取得できるようにしておきましょう。
プロジェクトメンバーに仕事の引継ぎを行う
プロジェクトの途中退職が決定したら、自分の仕事をプロジェクトメンバーに引継ぎましょう。
プロジェクト途中退職による引継ぎ作業の例は下記の通りです。
- 自分の今行っている開発
- 開発した機能の説明
- やっている仕事のマニュアル作成
自分の今行っている開発の引継ぎや以前に開発した機能の連携などをしてください。マニュアルや設計書を作成しておくと、退職した後も確認できるためおすすめです。
SESのプロジェクト途中退職でトラブルや損害賠償になるケース
この章では、プロジェクト途中退職でトラブルや損害賠償になるケースをご紹介します。
SES企業を退職するエンジニアの中には、退職トラブルや損害賠償などが怖い人もいるはず。トラブルが怖くて転職を踏み出せないエンジニアも多いでしょう。
そこでここでは、SESエンジニアが途中退職でトラブルになるケースを解説します。
- バックレや退職代行サービスはトラブルの元
- 引き抜きや常駐先への転職は損害賠償になる場合も
- 引き止められるケースも多い
- 退職を拒否される場合もある
退職トラブルを避けたいエンジニアは参考にしてみて下さい。
参考記事:SESの現場をスキル不足で辞めたい時の対処法【途中で辞められる?】
SESの現場でスキル不足のときの対処法を紹介しています。
合わせてご確認ください。
バックレや退職代行サービスはトラブルの元
SESをプロジェクトの途中で退職する場合は、バックレだけは避けるようにして下さい。バックレは特にトラブルの原因になりやすいです。
当たり前の話ですが、プロジェクト途中に関わらず、会社に連絡せずにバックレると、多大な損失を与えてしまいます。引継ぎもろくにせずにバックレると、プロジェクト進行に大きな悪影響を与えるでしょう。
☑プロジェクト途中のバックレはトラブルの元
- 引継ぎなしで辞めるとプロジェクトの進捗に大きな悪影響を及ぼす。
- 取引先に大きな損害を与える場合がある。
プロジェクト途中でのバックレは、損害賠償を請求されたり、裁判に訴えられたり、トラブルになりやすいです。そのためどんなに仕事が嫌でも、仕事の引継ぎをしっかりした後に辞めましょう。
仕事の引継ぎさえしっかり行えば、現場が大混乱することはないはずです。
引き抜きや常駐先への転職は損害賠償になる場合も
引き抜きや常駐先への転職は、トラブルになる可能性大です。
常駐先に転職するのは契約で問題がなければ可能です。ですが、プロジェクト途中でそのプロジェクトの常駐先に転職するのは、かなり批判される行動です。
人としての倫理観に反しますし、何よりも契約違反になる可能性が高いでしょう。
☑プロジェクト途中の引き抜きはトラブルのもと
プロジェクトの常駐先に引き抜き!?
SES契約に常駐先への転職は禁止されているぞ!
契約違反だから損害賠償を訴える!
常駐先への転職は禁止されている場合があります。契約書や会社の規則などに記載されていることもあるため注意して下さい。
損害賠償を求められるトラブルの元なので、プロジェクト途中での常駐先への転職は辞めておきましょう。
引き止め・退職拒否されるケースも多い
SESプロジェクトの途中での退職は、引き止めトラブルも多いです。
プロジェクト側からすると、メンバーがプロジェクトの途中で退職するのは、大きな痛手になります。引継ぎ業務やメンバー調達などで工数が発生してしまうからです。
プロジェクト途中での退職は引き止められることが多いです。引き止められた場合は、その引き止めに応じる必要はありません。
無理やり引き止められた時は、しっかり事情を説明し、断るようにして下さい。しっかり断らないとトラブルの原因になりかねませんから。
まとめ:SESでの退職は無責任ではない理由と退場時にすべきこと
以上で、「SESでプロジェクト途中の退職はOK」の解説を終わります。
下記今回紹介した内容のまとめになります。
☑SESでプロジェクト途中退職するのが可能な理由
- 退職の自由が法律で保障されているから
- プロジェクトの途中で辞めるのは現場ではよくあること
- 引継ぎをしっかりすればプロジェクト進行に影響はない
- 1人離脱しただけで損害賠償はありえない
SESプロジェクトの途中退職が可能な理由として、退職の自由が法律で保障されていることが挙げられます。民法で退職の自由が保障されているため、プロジェクトの途中であっても退職は可能です。
そもそも仕事の引継ぎをしっかりすれば、1人抜けるのはそこまで問題にはなりません。プロジェクトメンバーに自分の仕事を引き継げば、トラブルや損害賠償も発生しないでしょう。
☑SESプロジェクトの途中で退職する手順
- 会社を辞める前に内定をGETしておく
- 内定が得られたら1ヶ月前を目途に退職を伝える
- 最終出社日を上司と相談し、有給を消化する
プロジェクトの途中で退職する場合は、退場前に転職先を見つけておきましょう。内定がないまま退職すると、貯金を切り崩す生活が始まります。路頭に迷う可能性があるため注意して下さい。
SES企業から脱出したいエンジニアは、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES求人が排除されているため、客先常駐から解放されるでしょう。
☑プロジェクト途中退職でトラブルや損害賠償になるケース
- バックレや退職代行サービスは損害賠償の元
- 引き抜きや常駐先への転職はトラブルになる可能性大
- 引き止められるケースも多い
- 退職を拒否される場合もある
プロジェクトの退職でトラブルになるケースは上記の通りです。特に仕事のバックレはトラブルになりやすいため辞めておきましょう。引き止めや退職拒否があれば、退職代行を利用するのも一つの手です。
SES企業で働いた経験から
「SESからだと転職できない。転職が難しい理由」
なども紹介しています。
興味がある未経験エンジニアは参考にしてみて下さい。