【実体験】SES(客先常駐)でモチベーションを保つ方法。やる気でない時の対処法とは?
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この記事では、SES(客先常駐)でモチベーションを保つ方法を解説します。
SES企業で働く客先常駐エンジニアの中に
客先常駐の孤独感でモチベーションが下がる。
SESが下流工程ばかりでやる気が出ない。
とやる気がでず悩んでいる方も多いはず。
この記事ではそんな方に向けに、SESでモチベーションを保つ方法と客先常駐でやる気が出ない理由をご紹介します。
今回紹介する項目は下記の通り。
上記項目について理解し、SESでモチベーションを保つ方法を知り、やる気を出せるようにしましょう。
SES企業で勤務経験のある中堅エンジニアが紹介。
客先常駐での実体験をもとに解説していきます。
参考としてSESの現場をスキル不足で辞めたいときの対処法も紹介しているので、興味ある方はどうぞ。
参考記事:SESの現場をスキル不足で辞めたい時の対処法【途中で辞められる?】
SES(客先常駐)でモチベーションを保つ方法4選
この章ではSES(客先常駐)でモチベーションを保つ方法4選を解説します。
筆者が実際にSES企業で働いていた時にやっていたモチベーションを保つ方法をご紹介します。モチベーションの保ち方は、人それぞれ合う合わないがあるため、自分に合うものだけ試してみて下さい。
- スキルアップと割り切って働く
- 働きながら転職活動し社内SEや自社開発企業を目指す
- 自分の市場価値を診断してニヤニヤする
- SESのメリットを考える
常駐先でやる気がでず辛いと感じている人は、参考にしてみて下さい。
参考記事:ITがわからなくて辞めたい人へ。SEを辞めた実体験を紹介【IT向いてなかった】
ITが分からなくて辞めた体験談も紹介しています。
やる気がでずSESを辞めたい人は参考にしてみて下さい。
スキルアップと割り切って働く
客先常駐でモチベーションを保てない方は、「SESでの仕事はスキルアップ」と割り切って働きましょう。
SES企業では自分の希望に合わせて案件を変えられるため、幅広いITスキルを身に付けやすいです。そのためSESエンジニアは幅広くITスキルを磨きやすく、将来の選択肢を増やしやすいでしょう。
案件を転々と移動し新しいITスキルを習得できればスキルアップしやすいため、積極的に案件に携わっていけばスキルは確実に向上するはず。
エンジニアは実力重視の職業であるため、ITスキルを習得できれば転職や年収UPに繋がりやすいです。SESは修行の場と捉えて、今後の人生のためだと思いモチベーションを高めるのが良いでしょう。
働きながら転職活動し社内SEや自社開発企業を目指す
SES企業でモチベーションを保てないエンジニアは、働きながら転職活動し社内SEや自社開発エンジニアを目指すのもおすすめです。
働きながら転職活動をすることで、客先常駐からの脱出がイメージでき、モチベーションアップに繋がりやすいです。実際転職活動をして、SESよりも高い年収を提示してもらえれば、転職することも可能です。
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働きながら転職活動をしたら自分の会社の良さを知れた。
社内SEから内定が出て客先常駐を脱出できた。
転職活動は色々な企業の働き方を知れ、やる気がUPしやすいです。
上手くいけば社内SEや自社開発企業から内定がもらえる可能性もあります。そうすればやる気の出ないSES企業から脱出できるでしょう。
会社を辞めずに転職活動をすればリスクがなく、前向きな気持ちになるためおすすめ。自分の適正年収も知ることができるため、今後のモチベーションアップにも繋がるはずです。
SESから転職したいエンジニアは、自社開発・社内SE特化の転職サイトを使ってみて下さい。SES企業の求人が排除されているため、社内SEや自社開発エンジニアになりやすくおすすめです。
・社内SE転職ナビ
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自分の市場価値を診断してニヤニヤする
客先常駐でモチベーションを保てないエンジニアは、一度自分の市場価値を診断してニヤニヤするのもおすすめです。
SESでやる気が出ていない時は、自分の適正年収を診断してみて下さい。自分の市場価値が分かれば、SES企業で身に付いたITスキルを客観視でき、SESでの辛い気持ちが肯定された気持ちになりおすすめです。
「SES企業での経験はどれくらいの市場価値があるのか?」「自分はどれくらいの価値のある人間なのか?」を把握できれば、今後のモチベーションアップに繋がるでしょう。
適性年収をチェックできるサイト「転職ドラフト」や「ミイダス」などで適正年収をチェックし、自身のスキルを客観視してみて下さい。
SESのメリットを考える
客先常駐でモチベーションを保てていないエンジニアは、SESのメリットを考えるのもおすすめです。
SES企業で働くと客先常駐の孤独感にあおられ、やる気が無くなることがあるでしょう。そんなときはSESの良い面を考えるようにして下さい。
☑SES・客先常駐のメリット
- 幅広いITスキルを経験できる。
- 数か月おきに案件が変わるから飽きにくい。
- 自社の面倒な人間関係に煩わされない。
SESや客先常駐の良い面を想像することで、SES企業で働く意味を見出せるかもしれません。SES企業での仕事が意味のあるものだと思えれば、SESでの仕事のモチベーションを保てるでしょう。
SESや客先常駐は帰属意識が薄れやすくやる気が下がりやすいですが、働くメリットも数多くあるため、良い面にも目を向けるようにして下さい。
SES(客先常駐)でやる気・モチベーションが下がる理由
この章ではSES(客先常駐)でやる気・モチベーションが下がる理由をご紹介します。
実際に筆者もSES企業で2年ほど働いていましたが、やる気が下がってしまい、日々のITスキルの勉強が疎かになってしまうことがありました。実際にモチベーションを保てなかった経験から、なぜSESはやる気が下がりやすいのか?を実体験ベースで解説します。
- 下流工程が多く上流工程のスキルが身に付かない
- 常駐ばかりで帰属意識が薄れる
- 案件がコロコロ変わり器用貧乏なエンジニアになる
SES・客先常駐でやる気が下がる理由を知り、自分に当てはまっていないかチェックしてみて下さい。
参考記事:【年収公開】客先常駐は年収が上がらないは本当。SESの給料の上げ方を解説
SES企業で働いていたときの年収を紹介しています。
客先常駐エンジニアは参考にしてみて下さい。
下流工程が多く上流工程のスキルが身に付かない
SES企業でやる気が出なくなる理由として、下流工程が多く上流工程のスキルが身に付きにくいことが挙げられます。
客先常駐で働くと開発やテストなどの下流工程の業務が多く、下請けの作業が多くなりやすいです。実際に筆者も裁量権のない作業ばかりやらされ、やる気がなくなっていました。
☑SES企業は下流工程が多くやる気が下がりやすい
- テストや開発ばかりで下流工程の業務が多くなる。
- 下請けの業務ばかりのため年収を上げにくい。
- 40代50代で客先常駐をしていると惨めな気持ちになる。
SES企業で働くと下流工程の作業が多くなり、スキルアップが難しくモチベーションを保ちにくいです。
実際下流工程の業務は下請けが多く、客先社員の言いなりになりやすいため精神的に辛いです。下流工程ばかり続けると年収も上がらないため、やる気が下がってしまうのも無理はないでしょう。
常駐ばかりで帰属意識が薄れる
SES企業は客先常駐ばかりで会社への帰属意識が薄れやすいため、モチベーションが下がりやすいです。
SES企業のエンジニアは基本的にIT派遣や客先常駐がメインとなります。そのため自社で働く機会が減り、会社への忠誠心や帰属意識が薄れやすいです。
1年くらい自社に出社していない。
自社で同じメンバーと働いて信頼を築きたい。
常駐先で正当に評価されず辛い。
会社内のメンバーと仲良くなる機会がなく、信頼できる仕事仲間ができにくいです。
筆者も実際に客先常駐で働いていて、常駐先で孤独感に苛まれた経験があります。自社のメンバーと仲良くなれず、常駐先の社員とも仲良くなれませんでした。孤独感だけが増していきました。
客先常駐は孤独感を抱きやすく、会社への帰属意識が薄れやすいため、モチベーションを保つのが難しいです。
参考記事:【頭おかしい】一人客先常駐が辛かったという体験談。対処法を紹介【SESの闇】
SES企業に入社し一人客先常駐をしていた体験談を紹介しています。
合わせてご確認ください。
案件がコロコロ変わり器用貧乏なエンジニアになる
SES企業で働くと案件がコロコロ変わり器用貧乏なエンジニアになりやすいため、モチベーションが保ちにくいです。
SES企業に勤めるエンジニアは数ヶ月~数年おきに常駐先が変わります。その度に扱うITスキルが変わり、強みになる特化したスキルを身に付けにくいです。結果として器用貧乏なエンジニアになりやすいです。
☑客先常駐は案件がコロコロ変わり器用貧乏に
- 3ヶ月:C# ゲーム開発プロジェクトのテスター
- 6ヶ月:Python ECサイト向けシステムの開発
- 4ヶ月:Java Webシステムの開発
上記のように案件がコロコロ変わり、その度に扱うIT技術が変わるため、案件が変わる度に勉強のし直し。毎回毎回初めてのITスキルを使うこともあり、スキルが積み重なりにくいです。
結果として器用貧乏なエンジニアになりやすく、年収が上がらず永遠に客先常駐することになりがち。やる気が出ずモチベーションも保ちにくいのは無理はありません。
モチベーションを保てるSES企業の特徴
この章ではモチベーションを保てるSES企業の特徴を解説します。
SES企業は客先常駐が多いため帰属意識が薄れやすく、モチベーションを保ちにくいです。ですが中にはモチベーションを保てるSES企業も存在します。
そこでここでは、モチベーションを保てるSES企業の特徴を紹介します。
- 還元率が大きく給料が高い企業
- 自分の興味のある案件にアサインされる
- SESと自社開発、両方選べる
参考記事:【底辺脱却】SESからのおすすめキャリアアップ先5選!キャリア形成するために必要なスキルとは?
SES企業でのキャリア形成についても解説しています。
必要なスキルなども紹介しているので合わせて参考にしてみて下さい。
還元率が大きく給料が高い企業
案件単価の還元率が大きく給料が高いSES企業は、頑張りが給料に反映されやすいため、モチベーションを保ちやすいでしょう。
一般的なSES企業の還元率は40%~60%となっており、単価の半分以上をSES企業に中抜きされてしまうためモチベーションが保ちにくいです。
ですが還元率の大きい高還元SES企業で働けば、還元率70%以上なので、給料が上がりやすくやる気が出やすいでしょう。
案件単価が100万円の場合
・還元率40%▶月収40万円
・還元率75%▶月収75万円
高還元SESに就職できれば、案件単価が高くなるほど上記のように月収が高くなります。
給料にすると大きく変わってくるため、なるべく還元率の高いSESに就職した方がモチベーションが保ちやすいです。現在SES企業で働いていて、給料が低くやる気が出ない人は、高還元SESへの転職を検討してみて下さい。
参考記事:高還元SESのおすすめ企業を紹介!転職する方法は?【単価連動型で年収UP】
自分の興味のある案件にアサインされる
自分の興味のあるスキルが扱える案件にアサインされることも、モチベーションを保ちやすい大切な要素。
当たり前の話ですが自分の興味のない分野にアサインされ続けても、興味が湧かずやる気が下がりやすいからです。
そのため上司などが
君はAIに興味があるんだ。
そしたらPythonが使えてAIを作れる案件に異動しよう。
上司や会社全体で社員の意見を汲み取ってくれるSES企業に就職できればベスト。
そうすれば自分の好きなITスキルを扱え、成長している実感が得られやすいため、モチベーションを維持しやすいでしょう。
SESと自社開発、両方選べる
客先常駐と自社開発どちらも選べるSES企業もモチベーションを保ちやすいです。
筆者は客先常駐と自社開発の両方を経験したことがあります。その時に感じたのは、どちらにもメリットがありデメリットがある。ということ。
- 客先常駐は案件がコロコロ変わりやすく器用貧乏になりやすい。
- 自社開発は同じシステムを担当することが多く飽きやすい。
どちらにもメリットデメリットがあります。そのため客先常駐と自社開発の両方を実施しているSES企業に就職できれば、臨機応変に働き方を変えられ、モチベーションを維持しやすいでしょう。
参考記事:自社開発と客先常駐(SES)どっちがおすすめ?メリット・デメリットを紹介【違いとは?】
まとめ:SES(客先常駐)でモチベーションを保つ方法|やる気でない時の対処法
以上で、SES(客先常駐)でモチベーションを保つ方法の紹介を終了します。
以下、この記事のまとめです。
☑SES(客先常駐)でモチベーションを保つ方法4選
- スキルアップと割り切って働く
- 働きながら転職活動し社内SEや自社開発企業を目指す
- 自分の市場価値を診断してニヤニヤする
- SESのメリットを考える
SES企業で働いていてやる気がないエンジニアは、スキルアップと割り切って働く、自分の市場価値を調べる、SESのメリットを考える、などしてモチベーションを保つようにしましょう。特におすすめのモチベーションの保ち方は働きながら転職活動することです。
働きながら転職活動をすることで、自分の市場価値を知れたり、他のIT企業の働き方を知れたり、と自分の視野が広がりやすいからです。内定が出てそれが高年収であれば転職することも可能なので、転職を検討するのも一つの手です。
下記SESエンジニアにおすすめの自社開発・社内SE特化の転職サイトです。興味ある方は参考にしてみて下さい。
☑SES(客先常駐)でやる気・モチベーションが下がる理由
- 下流工程が多く上流工程のスキルが身に付かない
- 常駐ばかりで帰属意識が薄れる
- 案件がコロコロ変わり器用貧乏なエンジニアになる
SESや客先常駐でやる気が下がってしまう理由として、下流工程が多いことや常駐ばかりで帰属意識が薄れること、器用貧乏なエンジニアになりやすいことが挙げられます。SES企業で働きながらモチベーションを保つのは難しいため注意が必要です。
☑モチベーションを保てるSES企業の特徴
- 還元率が大きく給料が高い企業
- 自分の興味のある案件にアサインされる
- SESと自社開発、両方選べる
多くのSES企業は帰属意識が薄れやすく、モチベーションを維持しにくいです。ですがSES企業の中にはやる気がでやすい企業も存在します。
還元率が高く年収が上がりやすい高還元SESなどは特にモチベーションを保ちやすいです。案件単価によって給料が変動し、案件単価が高くなるほど、年収もUPするので努力が結果に繋がりやすくおすすめ。
SESでやる気を出したい方は、高還元SESへの転職も一つの手でしょう。
IT業界で働いていた経験から
「ITに向いていない時の対処法」
も紹介しています。
こちらの記事も合わせて参考にしてみて下さい。