エンジニアが管理職になりたくない時の4つの対処法!管理職以外のキャリアやフリーランスの選択肢を紹介
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この記事ではエンジニアが管理職になりたくない時の4つの対処法を解説します。
IT業界で働く30代40代くらいの中堅エンジニアの中に
上司から管理職の提案があるけど、なりたくない。
リーダーになりたくないから断りたい。
管理職以外に年収を上げる方法はあるの?
と悩んでいる人も多いはず。
今回はそんな方に向けて、エンジニアが管理職になりたくない時の4つの対処法を紹介します。
今回紹介する内容はこちら。
この記事を見て、管理職になりたくないエンジニアの対処法を知り、管理職を回避できるようにしましょう。
IT業界で働く中堅エンジニアが自身の経験をもとに解説。
実体験ベースで管理職を回避する方法を紹介します。
関連記事として「40代からのキャリア戦略」の記事も紹介しています。管理職以外のキャリアを模索したいエンジニアは参考にしてみて下さい。
参考記事:【行き詰まり】40代エンジニアが生き残るためのキャリア戦略【ついていけない時】
管理職になりたくないエンジニアの対処法4選
この章では管理職になりたくないエンジニアの対処法4選をご紹介します。
IT業界を10年20年と続けたエンジニアの中には、活躍が認められ管理職への出世を提案される人も多いでしょう。しかしプロジェクトリーダーやマネージャーなど、責任の重い管理職になりたくないエンジニアも沢山いるはずです。
ここでは管理職になりたくないエンジニア向けに、管理職を回避するための対処法を紹介します。
- 会社のスペシャリスト職にステップアップする
- フリーランスエンジニアへ転身する
- 管理職以外のキャリアを模索する
- SES企業やITアウトソーシング企業に転職する
管理職になりたくないと感じているエンジニアは、実践できる対処法があれば試してください。
参考記事:【実体験】ITエンジニアからキャリアチェンジ。おすすめの転職先やキャリアプランを解説!
ITエンジニアのキャリアチェンジ先も紹介中。
キャリアアップを考えているエンジニアは参考にしてみて下さい。
会社のスペシャリスト職にステップアップする
管理職になりたくないエンジニアは、会社のスペシャリスト職にステップアップするのがおすすめです。
IT企業の多くでは会社内でのキャリアアップ先が「マネジメント職」「スペシャリスト職」の2種類に設定されていると思います。その「スペシャリスト職」の方に出世を続けていけば、管理職から外れ専門職としてステップアップできるはずです。
会社の出世
・マネジメント職
・スペシャリスト職
実際に筆者はIT企業で働いていますが、「マネジメント職」「スペシャリスト職」の2種類のどちらかを選択することができます。管理職が嫌な先輩や同期は、スペシャリスト職の方にキャリアを進めています。
このように管理職になりたくないエンジニアは、会社内の「スペシャリスト職」の道を究めるようにしましょう。
フリーランスエンジニアへ転身する
管理職になりたくないエンジニアは、フリーランスエンジニアへ転身するのもおすすめです。
フリーランスエンジニアは会社に所属していないため、出世や管理職という概念がそもそもありません。フリーランスは管理業務がなく、自分のITスキルを存分に高められるため、管理職になりたくないエンジニアにおすすめです。
☑フリーランスエンジニアになれば管理業務から解放される
- 社内のメンバーや後輩などと関わる必要が無いので、管理業務が0。
- リーダー案件を避け、開発案件をとれば、面倒な管理業務が発生しない。
- フリーランスエンジニアに管理職という概念が存在しない。
フリーランスエンジニアは案件を自由に選べ、リーダー案件を避けることも可能。管理職を完全に回避できるため、管理職になりたくないエンジニアにおすすめです。
また会社員と比べて案件単価も高いので、年収アップをしやすいのも魅力の一つですね。
フリーランスの始め方について解説しているので、興味がある方は参考にしてみて下さい。
参考記事:【始め方】フリーランスエンジニアへの独立ロードマップ【なり方解説】
管理職以外のキャリアを模索する
管理職になりたくないエンジニアは、管理職以外のキャリアを模索するのがおすすめです。
システムエンジニアのようなIT系職種であれば、IT系の別職種にキャリアチェンジすることが可能です。管理職以外のキャリアにステップアップできれば、必然、管理職を回避できるでしょう。
☑IT業界のおすすめ別職種
- ITコンサル
- 社内SE
- データサイエンティスト
- ブリッジエンジニア
30代40代で管理職に抜擢されるエンジニアであれば、ITコンサルやデータサイエンティストなどのIT系別職種に転職すれば年収アップも可能なはず。
管理職を回避しつつ年収をアップも可能なので、興味のある方はIT業界の別職種へのキャリアチェンジを検討してみましょう。
管理職になりたくないエンジニア向けに、おすすめのキャリアチェンジ先を解説しています。是非参考にしてみて下さい!
参考記事:【実体験】ITエンジニアからキャリアチェンジ。おすすめの転職先やキャリアプランを解説!
SES企業やITアウトソーシング企業に転職する
管理職になりたくないエンジニアは、SES企業やITアウトソーシング企業に転職するのがおすすめです。
SES企業やITアウトソーシング企業に転職すれば、派遣や常駐が多くなり開発者として働けるため、管理業務が発生しにくいです。
☑SES企業やITアウトソーシング企業のメリット
- プロジェクトマネージャーやリーダーの案件が少なく、管理業務が少ない。
- 下流工程の業務が多く、管理職になりにくい。
- 案件選定を正しく行えば、確実に開発業務を行える。
SES企業やITアウトソーシング企業に転職できれば、現場でシステム開発ができるため、「一生現役」でエンジニアとして働けます。管理職になりたくないエンジニアは、派遣のあるIT企業への転職を検討しましょう。
SES企業やITアウトソーシング企業に転職したい方は、IT業界専門の転職エージェントを利用してみて下さい。
リーダーや管理職になりたくないエンジニアは多い
この章ではリーダーや管理職になりたくないエンジニアは多い件について解説します。
リーダーや管理職になりたくないと感じるエンジニアは結構多いです。筆者の周りにも、「リーダーやるなら転職したい」「管理職じゃなくてスペシャリストになりたい」と管理職は絶対になりたくないと言う社員が沢山います。
なぜ管理職になりたくないエンジニアが多いのか?その理由について深掘りして解説していきます。
- エンジニアのリーダーはつまらない業務がある
- 年収はかなり上がるが、それ以上の責任がのしかかる
- エンジニアの時とは違う能力が求められる
- 管理職になりたくない40代は多い
リーダーや管理職になりたくないエンジニアは参考にしてみて下さい。
参考記事:SEを辞めたい40代は異業種転職できる?年収を下げずに転職する方法を解説
40代エンジニアのキャリア戦略について解説しています。
管理職からのキャリアについて悩んでいる人は参考にしてみて下さい。
リーダーはつまらない業務がある
エンジニアのリーダーはつまらなく面倒な業務がほとんどのため、管理職になりたくないエンジニアは多いです。
システムエンジニアが管理職に出世すると、給料は上がりますが、開発業務やプログラミングができなくなります。メンバー調整がメイン業務となってしまい、「リーダーつまらない」と感じやすいです。
☑プロジェクトリーダー(管理職)の仕事がつまらない
- 資料作成が多くなり、プログラミングできない。
- メンバー調整や管理がメイン業務になり開発できない。
- 後輩やメンバーのメンタル管理や面談などの業務が増える。
平社員の時は楽しく開発業務やプログラミングしていたにも関わらず、管理職になり面倒な業務が増え、つまらないと感じるエンジニアも多いです。
エンジニアは技術屋です。スキルを高めていきたいエンジニアにとっては、管理職の業務は単純作業ばかりでつまらないと感じるのでしょう。管理職になりたくないエンジニアが多いのも無理はありません。
参考記事:【楽しくない】システムエンジニアの仕事がつまらない時の解消法3選!【異動・転職etc】
年収はかなり上がるが、それ以上の責任がのしかかる
管理職になると年収はかなり上がりますが、それ以上の責任がのしかかるため、管理職になりたくないエンジニアは多いです。
管理職になると、プロジェクトの失敗成功が自分の肩の荷に重くのしかかります。そのような責任や重圧を背負いたくないエンジニアは、管理職を避けたいと感じるでしょう。
☑管理職になるとのしかかる責任一覧
- 失敗すると代表者として取引先に謝罪しなければならない。
- 後輩やメンバーのミスを上長である自分のせいにされる。
- 成果を出さないと部長や課長に詰められる。
もし仮にプロジェクトが失敗すると、槍玉に挙げられるのがリーダーやマネージャーなどの管理職。会社の社長や取引先など多方面から叱られ、辛い思いをしやすいです。
管理職の責任の重さでうつ病となってしまうエンジニアも一定数いるため、リーダーや管理職になりたくないエンジニアは多いです。
エンジニアの時とは違う能力が求められる
エンジニアの時とは違う能力が求められるため、管理職になりたくないエンジニアは多いです。
平社員の時は、プログラミングスキルや仕様書設計スキルなどシステム開発に関するスキルや技術が求められます。しかし管理職になると、マネジメントスキルや管理能力などが求められるようになります。
☑エンジニアの時とは違う能力が必要
- メンバーを気遣う優しさ、心遣い
- マネジメント・リーダー能力
- 書類作り、タスク処理能力
- スケジュール作成、調整能力
管理職になると今まで勉強したITスキルが活かせず、全く別物のスキルが求められるため、管理職になって苦労するエンジニアは沢山います。
平エンジニアと管理職では求められる能力が違い、平社員の時に仕事ができた人でも、管理職になると無能となってしまう人もいます。このようなスキルの違いに苦労したくないエンジニアは、管理職になりたくないと感じるでしょう。
管理職になりたくない40代は多い
管理職になりたくない40代エンジニアは意外と多いです。
管理職は平社員以上に責任が重くのしかかり、業務の量が増え、残業しても残業代が貰えないため、なりたくないと感じてしまうのでしょう。
管理職になってメンバーの調整ばかりやっている。
今日も後輩の面談だけで1日が終わる。
仕事が資料作りばかりになった。
プログラミングが恋しい。
と、管理職の業務がつまらないと感じてしまうエンジニアも一定数います。
筆者の会社にも管理職になりたくない一心で、昇進を断り続けている先輩エンジニアがいます。仕事ができる有能なエンジニアなのですが。
エンジニアは管理職にならないといけないのか?
この章ではエンジニアは管理職にならないといけないのか?という話をします。
- リーダーになりたくない人はならなくてもいい
- フリーランスなどエンジニアのキャリアは無限大
- 副業などで年収は上げられる
エンジニアは別に管理職にならなくても良いです。その理由について深掘りして解説します。
参考記事:【実体験】ITエンジニアからキャリアチェンジ。おすすめの転職先やキャリアプランを解説!
エンジニアの仕事がつまらないのであれば、キャリアアップがおすすめ。
年収を上げながら、つまらない現状から脱出しましょう。
リーダーになりたくない人はならなくてもいい
リーダーになりたくないエンジニアは、リーダーや管理職にならなくてもいいでしょう。
そもそも管理職には向き不向きがあります。優しい人や残業する体力がない人、マネジメント能力が低い人などは、管理職に向いていません。今の時代であれば、出世して管理職になるという出世コース以外にも、色々なステップアップ方法があります。
自分なりの年収を上げる方法を見つければ、出世して管理職やプロジェクトリーダーになる必要もないでしょう。
☑リーダーにならなくても良い理由
- 副業など、年収を上げる手段はいくらでもある。
- 後輩やメンバーの指導をしなければならず、優しい人にはマネジメントがきつい。
- 管理職のプレッシャーや責任の重圧などから、メンタルを崩す可能性がある。
管理職になりたくないのであれば、自分なりにお金を稼ぐ方法を身に付ければいいだけ。出世しなくても年収を上げることはできるので。
管理職になりたくないエンジニアは、自分なりのキャリアアップをしっかり考えれば、OKだと思います。
フリーランスなどエンジニアのキャリアは無限大
エンジニアが管理職にならなくても良い理由として、エンジニアのキャリアの幅広さがあります。
エンジニアのキャリアは他の職種や他業界に比べて、管理職以外にも幅広いキャリアを形成できます。
☑エンジニアのキャリアは無限大!
- フリーランスエンジニアになり、ITスキルを磨き、年収を上げられる。
- ITコンサルやデータサイエンティストなどにキャリアアップが可能。
- 自分でシステムやアプリを開発して、個人アプリ開発者になる。
エンジニアのキャリアは管理職やプロジェクトマネージャー以外にも沢山あります。そのためエンジニアは、管理職以外のキャリアを選択しやすいです。
もし上司から管理職を奨められている場合は、上司と相談しスペシャリスト職にステップするか、もしくは転職してのキャリアアップを検討しましょう。
副業などで年収は上げられる
今の時代は副業などで年収を上げられるため、管理職になりたくないエンジニアはならなくても良いと思います。
副業ができなかった一昔前なら、年収を上げる手段は出世しかなかったですが、現在なら副業などで年収を上げられるので、管理職になる必要が昔ほどありません。
特にエンジニアの場合は、プログラミングやシステム開発の副業で稼ぎやすいので、他の職種よりも給料を上げやすいです。
☑エンジニアは副業で年収を上げやすい
- プログラミング副業を土日にやって月10万円稼ぐ。
- 技術ブログを運営し技術情報を発信することで、月5万円稼ぐ
- 自分でアプリやゲームを開発して、Web上にアップロードし広告費で稼ぐ。
管理職になれるレベルのエンジニアであれば、副業を始めたら月10万以上稼げるはず。転職やフリーランスへの足掛かりにもなるため、年収を上げたい人は始めてみて下さい。
管理職にならなくても年収アップできるはずなので。
エンジニアの筆者が副業を始めた体験談も紹介しています。副業に興味がある方は参考にしてみて下さい。
参考記事:【やってみた】エンジニアが副業でいくら稼げるのか【おすすめは?】
まとめ:エンジニアが管理職になりたくない時の対処法!管理職以外のキャリアやフリーランスの選択肢
以上で、エンジニアが管理職になりたくない時の対処法の解説を終了します。
下記この記事のまとめです。
☑管理職になりたくないエンジニアの対処法
- 会社のスペシャリスト職にステップアップする
- フリーランスエンジニアへ転身する
- 管理職以外のキャリアを模索する
- SES企業やITアウトソーシング企業に転職する
管理職になりたくないエンジニアは、フリーランスエンジニアなどの管理職以外のキャリアを模索するのがおすすめです。システムエンジニアであれば、ITコンサルやデータサイエンティストなど幅広い職種にキャリアチェンジできるはず。
⇒【行き詰まり】40代エンジニアが生き残るためのキャリア戦略【ついていけない時】
また、SES企業やITアウトソーシング企業などの派遣中心のIT企業に転職するのも一つの手。プロジェクトマネージャーやリーダーの案件が少なく、下流工程の案件に携われるのでおすすめです。
⇒IT派遣企業への転職を考えている方はこちらの転職サイトがおすすめ。
☑リーダーや管理職になりたくない人は多い
- エンジニアのリーダーはつまらない
- 年収はかなり上がるが、それ以上の責任がのしかかる
- エンジニアの時とは違う能力が求められる
- 管理職になりたくない40代は多い
リーダーや管理職になりたくないエンジニアは多いです。管理職になれば年収は上がりますが、それ以上の重圧や重荷がのしかかるからです。また身に付けたITスキルを活かせる場面が減り、管理業務ばかりになるため、管理職を敬遠するエンジニアが多い現状となっています。
☑エンジニアは管理職にならないといけないのか?
- リーダーになりたくない人はならなくてもいい
- フリーランスなどエンジニアのキャリアは無限大
- 副業などで年収は上げられる
筆者は管理職になりたくないエンジニアは、管理職にならなくても良いと思います。ITスキルの高いエンジニアであれば、フリーランスに転身できたり、副業でお金を稼いだりできたり、年収を上げる手段がいくらでもあるからです。
管理職になりたくないけど年収を上げたいエンジニアは、まずは副業などから始めてみましょう。
SES企業での勤務経験から
「社員とフリーランスはどっちが良いのか?」
も解説しています。
興味がある方は是非ご覧ください。