SES(客先常駐)はうつ病になりやすい。メンタル不調の対処法とは?【病みやすい原因】
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この記事では客先常駐エンジニア向けに鬱っぽいときの対処法をご紹介します。
SES企業で働いている客先常駐エンジニアの中に

最近仕事に行く気力が起きない。
客先社員が自分の悪口を言っている気がする。
何もやる気が起きない。
ひょっとして鬱病なのかな?
と悩んでいる方がいらっしゃるはずです。
そんなうつっぽいエンジニア向けに、「客先常駐のSESはうつ病になりやすい。」という話と客先常駐エンジニアがうつ病になってしまったときの対処法を解説します。
今回紹介する内容はこちら。
上記項目を見て、客先常駐エンジニアがうつ病になりやすい理由を知り、うつ病から脱却するための行動を始めましょう。

筆者はSESエンジニアとして客先常駐で働いています。
客先で精神を病んでしまった先輩や後輩の話を基に解説します。
最近「うつっぽいな」と感じているエンジニアの方は、鬱になった時の対処法を知っておきましょう。
SES企業から脱却したい人は、社内SEや自社開発エンジニアに転職するのがおすすめです。社内SE・自社開発特化の転職サイトを利用し、確実にSESから脱出しましょう。
SES(客先常駐)エンジニアがうつ病になりやすい理由
この章では客先常駐で働くSEがうつ病になりやすい理由を解説します。
システムエンジニア(SE)は他の職業に比べて、繁忙期の忙しさや日頃のストレスなどでうつ病になる人が多いです。そのSEの中でも特にSES(客先常駐)エンジニアは特にうつ病が多いです。
そこでここでは、なぜ客先常駐のエンジニアは病みやすいのか?その理由について深掘りしてご紹介します。
- そもそもIT業界自体が病みやすい
- 客先現場を転々とするから疎外感を抱きやすい
- 客先常駐で環境が変わりやすく病む
- コミュニケーション能力がない(適応障害)だと辛い
- SES営業が炎上案件を取ってくる
客先常駐で働いていて、メンタル不調を感じているエンジニアは、うつ病になりやすい理由を知っておきましょう。
参考記事:うつ病になったエンジニアの転職方法は?転職で鬱病は治る?【原因解決】

メンタル不調気味のエンジニアは転職を検討しましょう。
取り返しのつかない状態になる前に。
そもそもIT業界自体が病みやすい

IT業界は他の業界に比べてうつ病率が高い傾向にあります。
実際に厚生労働省が実施した労働安全衛生調査で、IT業界(情報通信業)のメンタル不調による退職の割合が全17業界中ワースト1位となっています。
情報通信業にて、メンタルヘルス不調により、「退職した労働者」がいた事業所は、全体の11.7%(全17業界中ワースト1位)
「令和3年 労働安全衛生調査(実態調査)結果」
上記のように、IT業界はメンタル不調になりやすい。という結果が出ています。
またメンタル不調によって休職する人の割合も全17業界中ワースト2位となっています。
情報通信業にて、メンタルヘルス不調により、「連続1か月以上休業した労働者」がいた事業所は、全体の26.7%(全17業界中ワースト2位)
「令和3年 労働安全衛生調査(実態調査)結果」
上記のように「4分の1の事業所が、メンタル不調が原因の休職者を出している。」ことが分かっています。
厚生労働省の調査で「IT業界はうつ病になりやすい」という調査結果が出ているくらい、ITエンジニアは病みやすく、うつ病になりやすい現状となっています。
客先現場を転々とするから信頼できる仕事仲間ができない
客先常駐エンジニアは職場を転々とする分、信頼できる仲間ができにくく精神的に病みやすいです。
客先常駐で働くITエンジニアは、半年~数年おきに案件が変わります。
4月:AWS案件(客先出向)
8月:Webアプリ開発(在宅勤務)
翌年2月:データ分析案件(現地出張)
翌年6月:AWS案件(客先常駐)
上記のようにコロコロ案件が変わり、案件が変わるたびに職場の人間関係がリセットします。
客先が変わるたびに、「初めまして⇒さようなら」を繰り返すので、信頼できる仕事仲間ができにくいです。その結果、人間関係が他の職業より希薄になりやすく、精神不調を自分の心の中に抱えやすい状態に。
客先常駐エンジニアは頼れる社員ができにくく、自分で仕事の辛さを抱えこんでしまった結果、うつ病になりやすいです。
「客先」常駐だから疎外感を抱きやすい

SESで働く客先常駐エンジニアは、客先での仕事が多く疎外感を抱きやすいです。
客先常駐では取引先の企業に常駐して働きます。自分のホームではないアウェーで働くことになるため、肩身が狭く人間関係の構築が難しいです。

客先社員は良さそうだけど、僕は一人で客先常駐。
皆楽しそうだけど、肩身が狭いなあ。
既にあるコミュニティに入りにくい。
実際に筆者も客先常駐で取引先に常駐したことがありますが、上記のように精神的に辛かった記憶があります。
客先常駐で働くとどうしても「別企業の社員。他人」という心の壁があり、本当に心の底からの信頼関係は築けません。
客先常駐ならではのコミュニケーションの難しさがあり、孤独感や疎外感を抱きやすいため、客先常駐エンジニアはうつ病になりやすいと言われています。
コミュニケーション能力がない(適応障害)だと辛い

コミュニケーション能力が低い人や適応障害の人にとってSESや客先常駐は地獄です。
半年~数年おきに働く場所を転々とし、その度に職場に適応しなければならないからです。
客先常駐では数か月おきに、毎回毎回新しい環境に常駐することになるため
「新しい客先⇒人間関係の構築⇒さようなら⇒新しい客先⇒人間関係の構築」
上記のように、さようならと初めましての繰り返しになります。
そのためコミュニケーション能力が低い人や適応障害の方だと、上手く馴染めずコミュニケーションがしんどいです。コミュニケーションのずれから仕事のミスも発生したりするのでそこも辛い所。
客先常駐ではコミュニケーションの能力が低い人のストレスが高まりやすく、人見知りや適応障害の人はうつ病になりやすいです。
SES営業が炎上案件を取ってくる

SESエンジニアがうつ病になりやすい原因としてあるのが、SESの営業が炎上案件を取ってくることも挙げられます。
SES企業で働いていると、3次請け案件や4次請け案件、果ては5次請け案件などの多重請負のヤバい案件が回ってくることがあります。そのヤバい案件に入場すると、残業が当たり前、顧客の怒号、スケジュール的に不可能。と言っようなストレスに晒されます。
☑SES営業が取ってくるやばい炎上案件
- 残業前提で組まれたスケジュール
- 3次請け4次請けと立場が弱い中での案件
- パワハラが横行している客先での常駐案件
SES営業が上記のような底辺の請負案件を取ってくると被害を受けるのがエンジニア。
ヤバい炎上案件で自分をすり減らし、自分の中で抱え込んでしまい最終的に病んでしまう。そのような無責任なSES営業のせいで、うつ病になってしまうSESエンジニア一定数います。
うつ病の兆候(メンタル不調の例)
この章では「自分がうつ病なのか否か知りたい。」という、メンタル不調っぽいエンジニア向けにうつ病の兆候をご紹介します。
最近うつ病っぽいなと感じているSESエンジニアは、自分とどれくらい当てはまるかチェックしてみてください。
- 客先(仕事)に行きたくないと常に感じる
- 趣味のモチベーションが無くなる
- 涙が勝手に流れ落ちる
- 周囲のエンジニアに馬鹿にされている気がする
上記のうつ病の兆候に当てはまると、メンタルを病んでいる可能性があるため注意しましょう。
参考記事:【辞めたい人向け】辛い新卒エンジニアが辞めていい理由【IT業界うつ病率1位】

うつ病になりそうな新卒エンジニア向けにも記事を書いています。
合わせて参考にしてみて下さい。
客先(仕事)に行きたくないと常に感じる

「仕事に行きたくない」と常に考えている場合、うつ病の可能性があります。
仕事をしている方の多くは「仕事に行きたくないな」「会社休みたい」と、仕事に対してストレスを感じることが多いと思います。しかし常に「仕事に行きたくない」と感じている場合は危険です。
昼食時、帰宅時、朝布団から起きた時、全ての時に会社に嫌気がさしているのは異常。それは危険信号です。
仕事は嫌なことも多いですが、仕事が成功した時の達成感などがあると思います。
しかしその達成感もなく、業務の喜びもなく、常にしんどい状態にある場合は、認知がマイナス思考に歪んでいます。鬱病のきらいがあるので、注意するようにしてください。
趣味のモチベーションが無くなる

以前まで楽しめていた趣味を急にやらなくなるとうつ病の恐れがあります。
うつ病になると日々の些細なことが面倒になります。
- 部屋の掃除をしなくなる。
- 料理をせずスーパーの惣菜生活になる。
- 人にコミュニケーションを取らなくなる。
- お風呂に入れなくなる。
と言ったように、鬱病になると何事にも興味が湧かなくなります。
うつ病になった人が一番最初にしなくなるのが「趣味」です。
- 最近趣味をしていないな。
- 最近休日にずっとボーっとしているな。
- 家にこもってYouTubeばかり見続けている。
など昔やっていた趣味をやらなくなったSESエンジニアはうつ病を疑いましょう。
涙が勝手に流れ落ちる

何も悲しいことが無いのに勝手に涙がこぼれ落ちると危険です。
普通の人であれば悲しい時や感動している時に涙が出ますが、うつ病やメンタル不調の人は何もない時に涙がこぼれ落ちるそうです。
客先で一人でご飯を食べているとき。
客先で客先社員に質問できないとき。
一人で在宅勤務をしているとき。
そうしたふとした瞬間にあなたの目から涙が零れ落ちた。
そういった何も感情が揺れ動いていないにも関わらず涙が零れ落ちた時は、あなたの精神が限界のサインです。
感情の起伏なく涙が落ちるのはメンタルが限界の合図なので、心当たりがある方は今すぐ病院に行きましょう。
周囲のエンジニアに馬鹿にされている気がする
「周囲のエンジニアに馬鹿にされている」と被害妄想が広がり始めたら、鬱病の危険性があります。
うつ病の特徴として、卑屈になったり、被害妄想が激しくなったり、極端なマイナス思考になったりすることが挙げられます。

自分は仕事ができないダメ人間だ。
客先社員の目がゴミを見るようだ。
もいっそのこと死のうかな。
と言ったように、マイナス思考が広がった時はうつ病を疑ってください。
マイナス思考は仕事ができる人の特徴ですが、いき過ぎたマイナス思考は自分を破壊します。
客先常駐SESがうつ病になった時の対処法
前章「うつ病の特徴」に当てはまったSESエンジニアの方は、鬱病を悪化させないように対策しましょう。
もしあなたが客先常駐で働くエンジニアで

最近メンタル不調が続いている。ひょっとしてうつ病かな?
客先にいると疎外感と孤独感を感じる。しんどい。
客先に行きたくない。布団から出られない。
と、うつ病の傾向がみられる場合は、下記の対処法を見てどれかを試してみてください。
- 今すぐ会社を辞める。退職する。
- 辛い客先・業務から今すぐ逃げる距離をとる。
- 会社の制度を利用し休職する
- 自社の上司に相談し客先から退場する。
- 医療機関に相談する。
上記客先常駐エンジニアがうつ病になった時の対処法をご紹介します。
今すぐ会社を辞める。退職する。

会社が原因でうつ病になっている方は会社を辞めるのがおすすめです。
会社を退職してもやり直しできます。
しかしあなたがうつ病になって再起不能になったら永遠にやり直しできません。
辞めにくくて苦しんだ状態、うつっぽい状態で仕事を続けてうつ病を悪化させてしまうエンジニアが多いです。
そういう時は退職しても大丈夫です。
ストレスで自分が潰すことが一番の罪。
あなたがうつ病で潰れてしまう前に退職してください。退職して大丈夫です。
客先常駐SESにおすすめの退職代行を紹介しているので参考にしてください。
⇒【最短10分退職】SES(客先常駐)におすすめの退職代行4選【体験談付】
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今の客先が辛い人は客先を変えてみるのもおすすめです。
SESエンジニアは、客先を転々とします。その中でパワハラやセクハラが横行しているハズレの職場に客先常駐することもあります。
☑メンタルを病みやすいハズレの常駐先
- 客先の社員が悪口やいじめをしてくる。
- 客先上司がパワハラをする。
- 「残業をしろ」と客先の言いなりになっている。
上記のような、SESエンジニアに対して酷い扱いをする客先に常駐すると、精神的に辛くなります。
そういった人の扱いがひどい客先にいるのなら、現場を変えても大丈夫です。
逃げずに自分の精神を破壊するのが一番の罪。
しんどい客先にいるのなら上司に相談して現場を変えてもらいましょう。
SESからの脱出方法を下記の記事に紹介しているので、客先常駐から足を洗いたいエンジニアは参考にしてみて下さい。
参考記事:SESからの脱却。確実に客先常駐から脱出する方法とは?【SES脱出できないは嘘】
会社の制度を利用し休職する

会社を退職するのは流石に厳しい。と感じているエンジニアは会社の制度を利用して休職するのもおすすめです。
会社や社会には労働者を保護する規定がたくさんあります。
- 傷病手当金
- 自立支援医療
などたくさんの救済制度があります。
傷病手当金を使用すれば、現時点の給料の2/3が休職期間中に支給されます。そのため休職期間中のお金も安心です。また自立支援医療を使えば、鬱病などの精神病の医療を割引きで受けることができます。
このような会社には休職制度があるから、客先常駐が辛いエンジニアは休職しても大丈夫です。
しかし上司が

休職?ダメダメ、プロジェクトが進まなくなっちゃう。
休職ってただの逃げじゃないの。
鬱病なんて甘えでしょ。働けよ。
という上司がいれば、あなたのメンタル不調が悪化してしまう可能性があるため、退職を検討しても良いでしょう。
うつ病の可能性があるのに、上司に休職させてもらえないエンジニアは、退職を検討してみて下さい。
参考記事:【SES】客先常駐で安全にバックレる方法
医療機関に相談する。

客先や会社に助けを求められないSESエンジニアは、積極的に医療機関を頼ってください。
精神病院やメンタルクリニックなどで診察してもらうだけで心が落ち着きます。
客先常駐の辛さや客先上司の文句や愚痴などを言うだけで、心が晴れるでしょう。メンタル不調のエンジニアは一度診察をしてもらってください。
診察を受けてうつ病と診断されたら、その診断書を会社に提出すればうつ病として仕事を休職できます。助けを求める気持ちで医療機関に行くことをお勧めします。
まとめ:SES(客先常駐)のうつ病の対処法

以上で、SES(客先常駐)がうつ病になりやすい理由とうつ病になった時の対処法の解説を終わります。
うつっぽいSESエンジニアの方向けに「客先常駐エンジニア向けの退職代行」をお勧めしています。うつ病になる前に今の会社から距離を取るようにして下さい。
参考記事:【最短10分退職】SES(客先常駐)におすすめの退職代行4選【体験談付】
下記今回紹介した内容のまとめになります。
SES(客先常駐)エンジニアがうつ病になりやすい理由。
- 客先現場を転々とするから疎外感を抱きやすい
- 客先常駐で環境が変わりやすく病む
- コミュニケーション能力がない(適応障害)だと辛い
- SES営業が炎上案件を取ってくる
SES企業に勤めるエンジニアがうつ病になりやすい理由として、客先常駐で現場がコロコロ変わりコミュニケーションが取りにくいことや環境が変わりやすいこと、SES営業が炎上案件を獲ってくることが挙げられます。
またIT業界自体が精神を病みやすいという調査結果も出ているため、SES企業で働く客先常駐エンジニアはうつ病に注意するようにしましょう。
うつ病の兆候(メンタル不調の例)。
- 客先(仕事)に行きたくないと感じる
- 趣味のモチベーションが無くなる
- 涙が勝手に流れ落ちる
- 周囲のエンジニアに馬鹿にされている気がする
うつ病か否か見極めるポイントとして、客先に行きたくないと感じたり、涙が勝手にこぼれ落ちたり、周りのエンジニアに馬鹿にされている気がしたり、などが挙げられます。うつ病っぽいなと感じているSESエンジニアがいれば、メンタル不調の特徴に当てはまっていないか確認してみて下さい。
客先常駐SESがうつ病になった時の対処法。
- 退職代行を利用して今すぐ会社を退職する。
- 辛い客先・業務から今すぐ逃げる距離をとる。
- 会社の制度を利用し休職する
- 自社の上司に相談し客先から退場する。
- 医療機関に相談する。
客先常駐で働くSESエンジニアがメンタル不調になった時は、無理をしないことが一番大切です。取り返しのつかない状態になる前に、会社を休職、退職、転職するなどして、今の常駐先から離れるようにしましょう。
うつ病になってしまったSESエンジニアは下記の記事を参考に転職を検討してみて下さい。
参考記事:うつ病になったエンジニアの転職方法は?転職で鬱病は治る?【原因解決】
☑おすすめの関連サイト(外部リンク)