【初心者向け】Unityゲーム開発の始め方【完全ガイド】
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この記事では初心者向けにUnityでのゲーム開発の始め方を解説します。
ゲーム開発初心者の方に
ゲーム開発に興味があるけど、何から始めていいか分からない。
Unityでゲーム開発したいけど、どうしたら良いのか分からない。
と悩んでいる方がいるはずです。
そんな方々に向けてUnityによるゲーム開発の始め方を解説。
この記事を読めば、Unityについて詳しくなり、
最終的にはUnityでのゲーム開発をスタートできるようになります。
Unityゲーム開発者の筆者が自身の経験をもとにご紹介。
挫折なく始められるように丁寧に解説していきます。
この記事を最後まで読んでいただくと、下記のことが理解できます。
本記事で分かること
・Unityとは何か？(Unityで開発できるゲーム、Unityの料金、など)
・Unityの始め方(Unityのインストール方法、Unityの立ち上げ、その他設定)
・Unityでゲーム開発を体験する(プロジェクトの起動方法、3Dゲームの作成する)
・Unityの勉強方法について(学ぶべきプログラミング言語・知識、学べる場所)
※各リンクを押下すると対象の項目までスキップします。
ではどうぞ。
Unityとは？(初心者向け解説)
この章ではUnityとは何かを解説していきます。
- Unityとはそもそも何か。
- Unityで開発できるゲームのジャンルや種類
- Unityと他のゲーム開発エンジンとの違い。
- Unityのメリット
Unityとは総合ゲーム開発エンジン
Unityはゲームを作るための「総合ゲーム開発エンジン」です。
- ビジュアルプログラミング
- 物理エンジン
- プロジェクト管理ツール
- ビルド・デバックの実行環境
- ゲームの動作確認機能
など、ゲーム開発に必要な機能を統合的に含んだプラットフォームです。
上記のように、仮想空間でビジュアル面を編集しながら、プロジェクト管理やプログラミングによる処理の実装など、Unityだけでゲーム開発できます。
Unity開発者数が全世界で100万人以上います。
プロのゲーム開発者に愛されている開発エンジンですね。
Unityで開発できるゲーム
Unityを用いれば様々な種類のゲームを開発できます。
スマホゲーム、テレビゲーム、Switch・PS4、ノベルゲーム、果てはクソゲーまで。
様々なプラットフォームの様々なジャンルのゲームを開発することができます。
・Pokemon Go(スマホゲーム)
・ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
・Fall Guys(PCゲーム)
・白猫プロジェクト(スマホゲーム)
・ポケモン ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパール(Switch)
などスマホゲームから超人気ビデオゲームまで、数多くのゲームがUnityから生み出されています。
Unityで可能になること
Unityのゲーム開発技術を学ぶと様々なことが可能になります。
・3Dゲーム、2Dゲーム、ビデオゲーム、スマホゲームなど幅広いジャンルのゲームを開発できる。
・ゲーム素材を作成し販売できる。
・ゲームを開発しそれを販売して収益を得られる。
Unityでできることを3つ紹介します。
3Dゲーム、2Dゲームなど幅広いジャンルのゲームを開発
先ほども紹介しましたが、Unityでは様々なジャンルのゲームを開発できます。
3Dゲーム、2Dゲームなどを開発できる環境が揃っているからです。
2D RPG作成ツールやランニングゲーム開発ツール、脱出ゲーム作成ツールなどゲーム開発を簡略化する便利な機能がたくさんあります。そのような様々なゲームの開発が容易に行えるサービスがたくさんあるのがUnityの魅力です。
ゲーム素材を開発し販売できる
Unityの開発環境でゲーム素材を作成することも可能です。
例えば、下記のRPGのマップを簡単に開発できるツール。
これは「Unityアセット」と呼ばれる、「簡単にRPGゲームを開発できるツール」です。
このようなアセットをUnity公式サイトにアップロードし、それを他のUnity開発者が購入すれば、その売り上げを報酬として得ることができます。
Unityでゲーム素材を作成することも可能です。
ゲーム素材を売って稼いでいる人もいます。
Unityでゲームを開発しそれを販売できる
Unityで開発したゲームを販売サイトに登録してお金に換えることもできます。
世の中には上記のように、たくさんの自作ゲーム販売サイトがあります。
そこにUnityで開発したゲームを投稿し、ゲームが購入されるとお金を得ることができます。
下記に自作ゲームを販売できるサイトをまとめていますので興味ある方はご覧ください。
⇒自作ゲームを販売できるサイトおすすめ11選
Unity以外のゲーム開発エンジンとその違い
Unity以外にもゲーム開発エンジンは存在します。
Unity以外のゲーム開発エンジン例
・Unreal Engine…ストリートファイターVや鉄拳7のゲーム開発エンジン
・Amazon Lumberyard…Amazonが提供するゲーム開発エンジン
・OpenSiv3d…日本人の個人開発者らによるゲームエンジン
これらとUnityの違いは何でしょうか？
他ゲーム開発エンジンとUnityを比較した時のUnityのメリットは以下の通りです。
・初心者でも簡単にゲームが開発できる
・ユーザー数が多くノウハウや知見がネット上に多い。
・ゲーム開発を効率化してくれるアセットが豊富。
・超有名ゲームが開発されている信頼と実績
特に個人的にUnityの一番のメリットだと感じているのが「ゲーム開発を効率化してくれるアセットが豊富」なこと。
例えば下記のような環境フィールドアセット。
「グラセフ」や「龍が如く」のような都市オープンワールドを簡単に再現することができます。
上記のような開発を効率化できるUnityアセットがあるため、ゲーム開発が高速に行えます。
Unityはゲーム開発をサポートする素材が豊富。
他の開発エンジンより、簡単にゲームを開発できます。
Unityは「無料で始められる」
もう一つUnityのメリットとして「無料で始められること」が挙げられます。
Unity公式サイトからUnityを無料でダウンロードし、インストールすれば、誰でも簡単にUnityゲーム開発を始められます。
そしてゲーム開発に慣れ、収益が出てきたら、より高性能なライセンスに変更する。
ということが可能。
この手軽さもUnityの利点といえます。
無料だから気軽にゲーム開発を始められます。
Unityのゲーム開発の始め方
この章ではUnityゲーム開発の始め方を解説します。
Unityゲーム開発の始め方手順
1.Unityのゲーム開発ができるスペックのPCを選ぶ
2.Unityをインストールする
3.Unityのプランを選択する
4.Visual Studioをインストールする
上記手順を踏んでUnityのゲーム開発を始めましょう。
Unityゲーム開発できるスペックのPCを選ぶ
ゲーム開発を長く続けていますが、Unityでのゲーム開発ではPCのスペックが重要です。
スペックが悪いPCを使用していると、
Unityの動作が極端に重かったり、ゲームの挙動を確認する時に固まったり。
結構不便なことが多いです。
ゲーム開発を行うときは、Unityがサクサク、ストレスなく動作するスペックが必須になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | iosアプリを開発するなら→MacOS それ以外なら→WindowsOS |
| CPU ※マルチタスクの速さ | Mac→8コア以上 Windows→Core i7以上 |
| GPU 画像処理の速さ | 基本的に何でもOK |
| メモリ(RAM) ※PCの処理速度 | 16GB以上 |
| ストレージ ※データ容量の大きさ | 512GB以上 |
上記スペックを満たすPCが必要。
Unityでのゲーム開発の経験を通じてそう思います。
パソコンのスペックを妥協すると、Unityの動作がカクカクします。
結構ストレスが溜まってしまいます…
Unity公式が発表している推奨スペック等もあるので下記サイトを参考にPCを選んでみてください。
⇒Unity公式が推奨するゲーム開発に必要なPCのスペック
→Unity開発経験者がおすすめするパソコン5つ紹介
Unityをダウンロード・インストールする
Unityを使用できる十分なスペックのパソコンが用意できたら、Unityをインストールして、Unityゲーム開発を行っていきましょう。
「Unityのダウンロード→インストール→初期設定」の方法を詳しく解説しています。
下記サイトを参考にUnityをインストールしてください。
⇒Unityのインストール方法(初期設定つき)
上記サイトを参考にUnityを自分のPCにインストールしましょう。
インストールできたら、上記のようにパソコンのアプリ内に表示されます。
Unityのプランを選択する
Unityをインストールできたら、自身が使用するライセンス(プラン)を選択しましょう。
Unityのプランは全部で3つあります。
・Personal(無料)：初心者の方向け
・Plus(月額4,200円)：ゲーム開発を本気で頑張りたい方向け
⇒Personalのコンテンツ＋Unity Game Dev Coursesへのアクセス権1年分＋Unity Success Advisor+アセットストアでの割引(20%)
・Pro(月額15,000円)：ゲーム開発で収益を上げている人向け
⇒Plusのコンテンツ＋プレミアムサポートへのアクセス
自分の状況に合わせて上記Unityのプランを選択しましょう。
初心者はPersonalで大丈夫だと思います。
Personal以外のプランを希望される方はライセンスを更新する必要があります。
下記サイトを参考にUnityのアクティベーション(ライセンスの有効化)を行ってください。
⇒Unityライセンスの変更方法
ゲーム開発コードエディタのVisual Stduioをインストールする
ゲーム開発をするためには、Unityの他にVisual Studioをインストールする必要があります。
Visual Studioはマイクロソフトが提供するC#プログラミングを開発できる環境。
ゲームの流れやゲームの進行などを司る実装処理を実装できます。
下記にVisual Studioのインストール方法をまとめています。参考にインストールしてみましょう。
⇒Visual Studioのインストール方法
Visual StudioとUnityを紐づける
VIsual Studioをインストールしたら、Unityと紐づけましょう。
Visual Studioをエディターとして設定します。まずは画面左上タブの「Edit」をクリック。
「Edit」をクリックすると項目タブが表示されます。
項目タブの下に遷移し「Preferences」を選択します。
「Preferences」の設定画面が表示されたら、
左タブ「External Tools」をクリックし「Microsoft Visual Studio」を選択します。
選択が完了したら、UnityにVisual StudioがUnityと紐づきます。
以上でUnityのインストールとゲーム開発の準備は完了です。
Unityの準備はこれで完了。
次章からゲーム開発を始めてみましょう！
実際にUnityのゲーム開発を体験する
Unityをインストールし開発の準備ができたら、実際にゲームを作ってみましょう。
Unity Hubを起動する
まずはUnityプロジェクトを管理するソフトUnity hubを起動してみましょう。
ソフトの一覧から先ほどインストールした「Unity Hub」を選択します。
上記をクリックし、Unity Hubを起動しましょう。
Unityプロジェクトを作成する
Unity Hubを起動できたら、Unityプロジェクトを作成します。
今回は3Dゲームプロジェクトを作ってみましょう。
まずはUnity Hubを起動し、プロジェクト画面から「新しいプロジェクト」を押下します。
プロジェクト作成画面に遷移するので
3D(コア)を選択し、プロジェクト名を入力。プロジェクトを作成を押下します。
Unityプロジェクトの作成が始まります。
※Windows PCのスペックによっては数十分かかる場合があります。
プロジェクトの作成が完了したら上記の画面が表示されます。
Unityゲーム開発の課題にチャレンジ
Unityプロジェクトが作成できたら、実際にゲーム開発を行っていきましょう。
RUNゲームの作成レクチャーをまとめています。
お時間ある人は是非チャレンジしてみてください。
下記にランニングゲームを作成する手順をまとめています。
ゲーム開発を始めてみましょう。
⇒Unityゲーム開発を順を追って解説。3DRUNゲームを作成してみる。
https://youmanavisions.com/programming/post-4143/Unityゲーム開発 勉強の始め方
本格的にUnityのゲーム開発を始めたい方向けに、Unityの勉強方法について解説します。
Unityを使いこなすために必要な知識とその勉強方法についてご紹介していきます。
本格的なゲームを開発するために必要な知識や勉強できるスクールを解説。
挫折しないために大切なことも紹介します。
Unityゲーム開発に必要な知識
Unityでのゲーム開発には数多くの知識が必要になります。
必要な知識はたくさんありますが、代表的なものを挙げると下記になります。
Unityの操作方法・使い方
プログラミングの基本的な知識
C#プログラミング
ゲーム開発の知識・アイデア
イラスト・デザインなどグラフィック技術
上記の中で「Unityの操作方法・使い方」、
「C#プログラミング」は特に重要な知識です。
Unityでのゲーム開発は
・C#で裏の処理を実装(ゲームの進み方や流れを制御する)
・Unityでビジュアル部分を実装(ゲーム画面の見え方)
をするからです。
C#プログラミングはプログラミング言語の中でも特に上級者向けの言語になるので、しっかり勉強しておきましょう。
※C#について詳細はこちら
C#を勉強してみたい方は下記のサイトをご確認ください。
⇒プログラミング言語C#を学べる完全ガイド
Unityの勉強方法
Unityの勉強方法には下記のようなものがあります。
本で独学する(難易度：高)
動画教材で学ぶ(難易度：中)
ゲーム専門学校に通う(難易度：低)
プログラミングスクールで学ぶ(難易度：低)
難易度は個人的な主観です。
それぞれの勉強方法についてご紹介します。
Unity教材(本)で学習する(難易度：高)
Unityの教本で学習するのは正直あまりお勧めしません。
本で紹介されている通りやっても、プログラムが動かない。
エラーが出て解決できない。
そもそも本に書かれていることが理解できない。
と悩みを解消できないことが多く、挫折しやすいからです。
特にUnityのゲーム開発はC#プログラミング、Unityの基礎知識など覚えておかなければならない技術が多く、難易度が高いです。
プログラミングの挫折率は90%。
本での独学は結構難しいです。
そのためUnityの本で学習するのはあまりおすすめできません。
Unityの動画教材で学習する(難易度：中)
Unityの動画教材で学習が、費用と学習効率の面からみて、1番おすすめです。
プログラミングスクールは数十万円するのに対して、
動画教材なら1講座数千円とリーズナブルだから。
また動画での解説だから、ゲームが実際に動作しているところを見ることができます。
動画の真似をして、学習できるので定着しやすく、動画とゲームの相性がいいのも魅力の一つ。
時間とお金の両方の面から一番おすすめ。
自分のペースで学習でき、学生や会社員でも無理せず勉強できます。
下記に動画教材のおすすめを紹介しているので興味ある方はご確認ください。
https://youmanavisions.com/programing-learning/post-33713/
ゲーム専門学校に通う(難易度：低)
現在高校生の方限定ではありますが、「ゲームの専門学校に通う」ことも、Unityゲーム開発の勉強におすすめです。
ゲームプログラマーになりやすく、ゲーム好きの仲間もたくさんいるので、ゲーム好きにおすすめの勉強方法です。
おすすめのゲームプログラマーになれるおすすめゲーム専門学校はこちらから。
⇒【最短2ヶ月】ゲームプログラマーになれるゲーム専門学校
Unityゲーム開発が勉強できる場所
Unityのゲーム開発は挫折がつきものです。
プログラミングには一般にこのような説があるから。
60%の人間はプログラミングの素質がない
https://cpplover.blogspot.com/2012/05/60.html
プログラミングの挫折率は９割
出典：プログラミング学習者の約9割が挫折を経験｜PR TIMES
Unityでのゲーム開発もプログラミング技術を必要としており
60%の人間がプログラミングの才能がなく、挫折率が9割です。
独学ではとてもじゃありませんが、習得が難しいです。
やはり学び始めは、餅は餅屋。
Unityの学習は専門の場所で学ぶのがおすすめです。
Unityのゲーム開発が学べる場所(相談無料)
・TechAcademy [テックアカデミー] ※現役エンジニアから学べる
Unityコース
・角川ドワンゴ学園※小中高校生専門でゲーム開発が勉強できる
角川ドワンゴ学園が運営する実践的プログラミング学習
・オンラインでUnityが勉強できる
アドバンスクールオンライン｜Unity講座の申込
上記Unityでゲーム開発できるスクールになります。
まずは気軽に無料相談してみましょう。
Unityゲーム開発の始め方まとめ
以上で、「Unityゲーム開発の始め方」についてのご紹介を終了します。
まとめると、
Unityとは？
・「総合ゲーム開発エンジン」でプロジェクト管理ツールやビジュアルプログラミングなど機能が盛りだくさん。
・Pokemon Goやゼルダの伝説など数多くのゲーム開発エンジンとして使用されている。
・3Dゲーム、2Dゲームなど幅広いジャンルのゲームを開発できる。
Unityの始め方
①Unityゲーム開発できるスペックのPCを用意する。(Unityゲーム開発に推奨するPCはこちら)
②Unityのダウンロード/インストールを行う。
③Unityのライセンスのプランを選択する。
④Visual Studioのインストールと紐づけを行う。
Unityのゲーム開発を体験してみる。
①Unity Hubを起動
②プロジェクトを作成する。
③Unityゲーム開発の手順に沿って開発を始める
Unityの勉強方法
・Unityゲーム開発に必要な技術は「Unityの使い方」「C#」「ゲーム開発のアイデア」
・Unityを勉強する方法は、独学、動画学習、ゲーム専門学校、プログラミングスクールなど。
・おすすめはプログラミングスクールで学ぶこと。プログラミング習得は才能に大きく左右され挫折しやすいから。
Unityのゲーム開発を一から順に学べる講座を提供しています。
下記リンクを辿ってUnityゲーム開発を始めてみましょう。
合わせて読みたい
→まずはUnityゲーム開発を体験してみよう