【やめとけ】客先常駐の運用保守・運用監視のやばい実態。【脱出する方法】
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この記事では客先常駐の運用保守・運用監視のやばい実態を紹介します。
現在SES企業で働いているSEや客先常駐している方の中に
SES企業で働いてるけど、運用保守ばかりで辛い。
客先常駐の運用監視を辞めたい。
客先常駐の運用保守の実態ってどんな感じ?
と悩んでいる人も多いはず。
今回はそんな方に向けて、客先常駐の運用保守のやばい実態と運用保守・監視案件から脱出する方法をご紹介します。
今回紹介する内容はこちら。
この記事を見て、客先常駐の運用保守のやばい実態を知り、運用保守からの脱出を検討しましょう。
SES企業で運用保守案件に参画したエンジニアが自身の経験をもとに解説。
客先常駐した時の辛い経験をお話ししていきます。
客先常駐の運用保守・監視から脱出したいエンジニアは、自社開発エンジニアになるのがおすすめです。自社開発・社内SE特化の転職サイトもあるので利用してみてください。
客先常駐の運用保守・運用監視のやばい実態
この章では客先常駐の運用保守・運用監視のやばい実態を解説します。
筆者はSES企業に入社して、運用保守の案件に客先常駐で参画しました。その時の運用保守案件が、とにかく辛くきつい業務ばかりでした。
実際に客先常駐で運用保守・監視をやってみて、運用保守・監視のやばい体験をしたので、ここでは客先常駐の運用保守の体験談をご紹介します。
- 単純作業ばかりでつまらない
- 監視作業が多くITスキルが身につかない
- 下流工程から脱出できない
- IT業界でのステップアップが難しい
筆者が体験した客先常駐の運用保守・監視を紹介します。リアルな客先常駐の実態を理解して頂ければ嬉しいです。
参考記事:【頭おかしい】一人客先常駐が辛かったという体験談。対処法を紹介【SESの闇】
筆者がSES企業で「一人客先常駐をした体験談」も紹介しています。
興味ある方は参考にしてみて下さい。
単純作業ばかりでつまらない
筆者がSES企業に入社して、2つ目の案件が客先常駐の運用保守でした。その運用保守の業務が単純作業が多く、つまらない作業がほとんどでした。
業務の多くが、既に用意されていたマニュアルに沿って監視業務を行うだけだったため、プログラミングスキルや設計スキルなど、エンジニアとして重要なが身につきませんでした。
実際に運用保守・監視でやっていた作業が以下の通りです。
☑客先常駐の運用保守・運用監視の業務
- SQLが正常に流れているのを監視し、システムエラーが発生していないか確認。エラーが出ることは殆ど無い。
- マニュアルに書かれた保守業務を行い、それが終わったら後は資料眺め。
- システムの異常を見つけても、システム開発者に連絡するだけ。自分で改修しない。
運用保守や運用監視の業務は基本的に、毎日同じ作業の繰り返し。システムでエラーが発生しない場合は、特に業務が無いため、設計書や定義書を眺めて過ごすことが多かったです。客先常駐で取引先の会社にいたため、客先上司の指示に逆らえず、つまらない作業でも我慢して行っていました。
客先常駐は立場上弱く、自分のしたい業務をさせてもらえないので、客先常駐で運用保守・監視になると、つまらない作業ばかりとなってしまいます。
参考記事:【つまらない】システム運用保守ばかりやらされたエンジニアの体験談【スキルつかない】
筆者がSES企業に転職して、運用保守案件をやった時の体験談を紹介しています。
合わせてご確認ください。
監視作業が多くITスキルが身につかない
客先常駐の運用保守案件では監視作業が多く、ITスキルが身につきませんでした。
筆者が体験した運用保守の案件は、基本的な業務がSQLログの監視だけでした。
☑運用保守の監視業務の流れ
- 出社したタイミングで、夜に流れたSQLのログを確認
- エラーが無ければ、引き続きログを監視
- エラーログが吐き出されれば、システム開発者に報告。自分ではエラーを改修しない
運用保守の業務は、主に上記のような監視業務がメインでした。
ログを監視し、エラーが発生すればシステム開発者に連携する。システムエラーを自分で改修しないため、システム改修もできず、プログラミングもできませんでした。
ただログを監視し続ける毎日だったため、ITスキルが身につかず、将来が不安になりました。
下流工程から脱出できない
客先常駐の運用保守・監視を長く続けると、下流工程から脱出できなくなります。
運用保守の業務はシステム開発案件に比べて、ITスキルが身につかない作業が多いです。上流工程のような設計書作成やシステムの企画・立案のようなクリエイティブな業務はありません。運用保守と言った下流工程の業務ばかりのため、長く働き続けると下流工程から脱出できない可能性が高いです。
☑客先常駐の運用保守は下流工程から脱出できない
- 上司から運用保守案件ばかり提案され、運用保守案件ばかりアサインされる。
- 監視業務ばかりでスキルが身につかず、上流工程にステップアップできない。
- 上流工程の業務を経験できず、マネジメントスキルなども身につきにくい。
上記のように、運用保守の案件に入ってしまうと、ITスキルが身につかず、上流工程へのステップアップが難しいです。
客先常駐で運用保守案件にたらい回しされ続けた結果、何のITスキルも得られず、下流工程の案件しか参画が決まらないという悲惨な末路に。下流工程から脱出できないエンジニアになってしまうので、客先常駐の運用保守は避けた方が良いですね。
保守業務ではIT業界でのステップアップが難しい
客先常駐の保守業務を続けていると、IT業界でのステップアップが難しくなるので注意してください。
運用保守を5年10年と長く続けると、転職でのステップアップや社内での出世が難しくなります。実際に運用保守ばかりしている筆者の先輩も、出世ができずに苦しんでいました。
☑運用保守や運用監視ではステップアップが難しい理由
- 開発経験が積めないため、転職時の強みに欠けやすい。
- プロジェクトマネージャーやリーダー経験が積みにくく、マネジメントスキルが身につかない。
- 保守業務を長く続けすぎると、職歴に傷がつき、面接時に怪しまれる。
運用監視の案件では強みになるITスキルが身につかず、転職活動で不利になりやすいです。転職先の企業に「客先常駐の運用保守が長いのは、スキル不足が原因ではないか?」と不振感を与えてしまい、採用面接で落とされやすいです。
客先常駐の現場だと、客先社員に気を遣ってしまい、本当に自分がやりたい業務できません。上司に言い出せず、ずるずる運用保守を続けてしまうエンジニアも多いので注意してください。
ITエンジニアのキャリアプランについて解説しているので、今後のキャリアが不安な客先常駐エンジニアは参考にしてみて下さい。
参考記事:【実体験】ITエンジニアからキャリアチェンジ。おすすめの転職先やキャリアプランを解説!
客先常駐の運用保守・運用監視を脱出する方法
この章ではSESの運用保守・監視を脱出する方法をお話をします。
客先常駐で運用保守をしているSEの中に「運用保守・監視から抜け出したい」「客先常駐自体を辞めたい」と感じている人も多いはず。ここでは客先常駐の運用保守をしているエンジニア向けに「運用保守・監視を脱出する方法」をご紹介します。
- 自社開発エンジニア・社内SEに転職する
- 上司に相談して案件変更してもらう
- システム開発の副業などで実績を作り会社にアピール
- プログラミングスキルを磨き会社にアピール
自分に合った脱出方法があれば、試してみて下さい。
参考記事:運用監視オペレーターから転職。社内SEや開発プログラマーになる方法を解説!【脱出】
自社開発エンジニア・社内SEに転職する
客先常駐の運用保守・監視を脱出したいエンジニアは、自社開発企業に就職するのがおすすめです。
自社開発企業に転職できれば、SES企業のように案件でたらい回しにされることなく、自社でのんびりシステム開発できるからです。
☑自社開発企業のメリット
- 自社システムやサービスの開発に携われやすく、運用保守や監視業務が少ない。
- 客先常駐や派遣が無く、SES企業のように案件をたらい回しされない。
- 1次請けやプライム案件がほとんどで、新規開発の案件が多い。
- 上流工程からシステム開発に関われ、マネジメントスキルが身につく。
自社開発企業はSES企業に比べて、新規の開発案件が多く、システム開発に携わりやすいです。客先常駐も無いため客先社員に気を遣うことなく、自分の参画したい開発案件に参加しやすいです。
客先常駐の運用保守で辛い思いをしているエンジニアに自社開発企業はおすすめ。
自社開発企業に興味がある方は、自社開発企業特化の転職サイトをチェックしてみて下さい。確実に自社開発企業に転職できるよう、自社開発特化の転職サイトを利用するのがおすすめです。
上司に相談して案件変更してもらう
客先常駐の運用保守・監視から脱出したエンジニアは、上司に相談して案件を変更してもらいましょう。
もし上司が理解ある人で、案件的に人が抜けても問題なければ、運用保守案件から抜け出せる場合があります。案件異動ができるのであれば、会社を辞める必要も、転職する必要もありません。案件異動が叶えば安全に確実に客先常駐の運用保守から脱出できるでしょう。
もしあなたの上司が理解の無い人だったり、案件から人が抜け出せない状態、
案件を変えるのはダメだ。
お前はずっと運用保守をやってろ。
このプロジェクトは今、人を変えられない。
と上司から案件異動を断られてしまった場合は、転職や退職を検討しましょう。
案件異動が断られ、運用保守案件を続けるとスキルが身につかず、今後のキャリアが脅かされてしまう可能性があるので。
運用保守エンジニアからの転職を検討している方は「運用保守から開発職に転職する方法」を参考にしてみて下さい。
参考記事:IT運用保守エンジニアから構築・開発職に転職する方法とは?【底辺保守から脱出】
システム開発の副業などで実績を作り会社にアピール
運用保守・監視の客先常駐を脱出したいエンジニアは、システム開発の副業を行い実績を作りましょう。システム開発の副業で経験を積めば、会社へのアピールになり、案件変更を依頼する時の手助けになるからです。
実際に筆者は客先常駐の運用保守をしている時に、システム開発の副業を始め、新規の開発案件に異動できました。システム開発の副業は得られる経験値が多く、メリットも多いのでお勧めです。
☑システム開発の副業をするメリット
- システム開発の経験を得ながら、収入も得られるので一石二鳥。
- システム開発の副業が上手くいけば、独立や転職も視野に入れられる
- 副業で成果が得られれば、会社で開発案件に入るためのアピールになる。
お金を得ながら、システム開発の経験を積めるので、副業はかなりおすすめ。客先常駐の案件を自由に選べず、会社の言いなりになっているエンジニアは、プログラミング副業で実績を作り、会社に案件変更を交渉しましょう。
「筆者が副業をやってみた体験談」「SESエンジニアにおすすめの副業」などの記事も書いているので、副業に興味がある方はご参考にどうぞ。
参考記事:【やってみた】SESエンジニアが副業でいくら稼げるのか【おすすめは?】
参考記事:SESエンジニアにおすすめの副業ランキング!【運用保守・監視でもOK】
プログラミングスキルを磨き会社にアピール
客先常駐の運用保守・監視から脱出したいエンジニアは、プログラミングを勉強して開発できることを会社にアピールするのもおすすめ。
プライベートでプログラミング学習を行い、習得したプログラミングスキルを会社や上司に示せれば、開発案件にアサインしてくれる可能性が高まるからです。
☑プログラミングを勉強するメリット
- プログラミングスキルを身に付けられれば、新規開発案件へ参画できる可能性が高まる。
- 会社の勉強会に参加し、上司に勉強していることをアピールすれば、案件変更の可能性が高まる。
- プログラミング関係の資格を取得できると、履歴書や職務経歴書に記載でき、開発案件の採用が決まりやすい。
プログラミングに関する資格を取得できると、客観的なスキルの証明になるため、職務経歴書にも記載できます。職務経歴書の資格欄が充実すれば、開発案件にアサインされる確率もグッと上がるでしょう。
社内の勉強会やプログラミングスクールなどで、プログラミングスキルを高めてください。
特に社内の勉強会に参加してプログラミング学習すれば、上司や会社にアピールできるのでおすすめです。
「勉強する休日にする方法」「おすすめのプログラミングスクールの選び方」などの記事も書いているので、プログラミング学習に興味がある方はご参考にどうぞ。
参考記事:【勉強8時間】SESエンジニアの休日の過ごし方【一般企業勤め】
筆者も運用保守から脱出するために、休日にプログラミング学習を行っていました。
興味ある方は参考にしてみて下さい。
客先常駐の運用保守・監視がステップアップできない理由
この章では客先常駐の運用保守・監視がステップアップできない理由を解説します。
世間では「運用監視オペレーターになるとステップアップが難しい」「客先常駐から上流工程にキャリアアップするのが難しい」と言われています。なぜ運用保守や運用監視の業務に就くと、ステップアップが難しくなるのか?この章では解説していきます。
- 常駐先を転々として強みになるスキルがつかない
- 案件ガチャに依存している
- 下流工程の作業ばかりで上流工程の経験が積めない。
客先常駐からステップアップしたいエンジニアは参考にしてみて下さい。
参考記事:運用監視オペレーターを辞めたい。ステップアップのために脱出すべき【底辺脱出】
常駐先を転々として強みになるスキルがつかない
客先常駐は案件がコロコロ変わり、一つのスキルに特化して実務経験を積めないためステップアップが難しいです。
SES企業に就職すると、携わる案件ごとに扱うプログラミング言語が変わります。
例えば筆者の場合は
- 6ヶ月 C# データ分析システムの構築
- 3ヶ月 Java インボイス制度導入によるシステム改修
- 4ヶ月 Python ECサイトの在庫管理システムの開発
と数か月おきに案件が変わり、扱うプログラミング言語が変わりました。
このように扱うスキルがコロコロ変わるため、客先常駐SEは強みに欠けるエンジニアになりやすいです。客先常駐で働き続けると「HTML5年開発しています。」「Unityを扱ってゲーム開発を10年しています」など、強みのあるエンジニアになれません。
客先常駐で働き続けると一つのITスキルに特化できず、器用貧乏なエンジニアになってしまうので、ステップアップが難しいです。特に運用保守や運用監視になると、作業の中でスキルを磨く機会が減るため、転職や出世がさらに困難を極めるでしょう。
案件ガチャに依存している
客先常駐エンジニアになってしまうと、配属される現場が案件ガチャになるため、ステップアップが難しいです。
客先常駐の案件先が運が悪いと、スキルが身につかない現場に配属される可能性があります。
☑客先常駐の案件ガチャに失敗すると。
- データ入力などの単純作業ばかりやらされ、システム開発をやらせてもらえない。
- 運用保守の案件に配属され、システムの新規開発ができず、やりたいことと違う。
- ログの監視業務ばかりやらされ、ITスキルが身につかない。
案件ガチャが外れ続け、「3回連続で運用保守案件に配属され、システム開発のスキルが身につかない。」という状況にもなってしまいます。
客先常駐エンジニアは案件ガチャによって、身につくITスキルが大きく変わります。案件ガチャ次第で自分の将来の方向が決定してしまうため、ステップアップが難しいです。
下流工程の作業ばかりで上流工程の経験が積めない。
客先常駐のエンジニアは運用保守の案件にアサインされると、下流工程の業務ばかりになってしまい、上流工程の経験を積みにくいです。
客先常駐の案件は2次請け3次請けの案件が多く、下流工程の作業が多くなりがちです。
- テストエンジニアとして開発済みシステムのテストを行う。
- システムの保守作業で、システム改修ばかり行う。
など下流工程の作業がほとんど。
上流工程を経験できる常駐案件が中々ないため、一度下流工程の客先常駐になってしまうと、上流工程にステップアップするためのスキルが身につきません。
結果、上流工程にステップアップできず、下流工程で底辺作業を続けるエンジニアになってしまいます。皆さんは上流工程に上がれない底辺エンジニアにならないように、注意してください。
まとめ:客先常駐の運用保守・運用監視のやばい実態。【脱出する方法】
以上で、客先常駐の運用保守・運用監視のやばい実態の紹介を終了します。
下記この記事のまとめです。
☑客先常駐の運用保守・運用監視のやばい実態
- 単純作業ばかりでつまらない
- 監視作業が多くITスキルが身につかない
- 下流工程から脱出できない
- IT業界でのステップアップが難しい
客先常駐で運用保守や運用監視の業務をすると、つまらない単純作業ばかりやらされる場合があります。監視作業が多く、ITスキルが身につきません。
客先常駐の運用保守は下流工程の作業が多く、IT業界内でのステップアップが難しいです。なるべく客先常駐の運用保守は避けるようにしましょう。
☑客先常駐の運用保守・運用監視を脱出する方法
- 自社開発エンジニア・社内SEに転職する
- 上司に相談して案件変更してもらう
- システム開発の副業などで実績を作り会社にアピール
- プログラミングスキルを磨き会社にアピール
客先常駐の運用保守・監視からの脱出を検討しているエンジニアには、自社開発・社内SEへの転職をお勧めしています。自社開発エンジニアになれれば、客先常駐が無く、のんびり社内でシステム開発できるからです。
自社開発エンジニアになりたい方や社内SEに興味がある方は、自社開発・社内SE特化の転職サイトを利用してください。
☑客先常駐の運用保守・監視がステップアップできない理由
- 常駐先を転々として強みになるスキルがつかない
- 案件ガチャに依存している
- 下流工程の作業ばかりで上流工程の経験が積めない。
客先常駐の運用保守あるいは運用監視になってしまうと、IT業界でステップアップできない可能性があるので注意してください。客先を転々として強みになるスキルが身につかなかったり、下流工程の作業ばかりだったり。
強みになるITスキルが身につかないので、「運用保守がつまらない」「運用監視を辞めたい」方は転職を検討してみましょう。
「運用監視オペレーターから開発職に転職する方法」
「システム運用保守案件に携わった体験談」
興味のある方は参考にしてください。
興味がある方は是非ご覧ください。