未経験OKのエンジニア求人は怪しいという話。【辞めた方がいい求人とは?】

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この記事では未経験OKのエンジニア求人は怪しいというお話をします。

未経験からIT業界へのエンジニア転職を目指している方の中に

未経験エンジニアの求人が怪しい。
優良IT企業の見分け方が知りたい
未経験からエンジニアの現実って実際厳しい?

と不安を感じている方も多いはず。

今回はそんな方に向けて、怪しいエンジニア求人の特徴と応募するべきではない求人を解説します。

今回紹介する内容はこちら。

この記事を見て、怪しいエンジニア求人の特徴を知り、優良IT企業に就職する

【この記事の目標】怪しいエンジニア求人の特徴を知り、優良IT企業に就職する
筆者

IT業界で勤務しているエンジニアの筆者が自身の経験をもとに解説。
ブラックIT企業に入社しないように、怪しい求人の見分け方を知りましょう。

関連記事として「筆者のエンジニアになった時の転職体験談」を紹介しています。その時の転職体験を参考にしてみて下さい

参考記事:【後悔しかない】未経験からエンジニアになった体験談【辞めたい】

応募を辞めた方がいい怪しいエンジニア求人の特徴

この章では応募を辞めた方がいい怪しいエンジニア求人の特徴をします。

IT初心者の中には「怪しい求人を見分けたい」「入ってはいけない求人の特徴を知りたい」と感じている人もいるはず。そんなIT初心者向けに応募するべきではない怪しい求人をご紹介します。

怪しいエンジニア求人の特徴
  1. 「未経験OK」「未経験大歓迎」などのキラキラしたワード
  2. 学歴不問のエンジニア求人
  3. 社内定着率や離職率などの情報が掲載されていない
  4. みなし残業代が固定で付いている
  5. 客先常駐やIT派遣がメインのIT企業

上記のことが記載されている求人には注意しましょう。

参考記事:優良なホワイトIT企業の見分け方|選び方とは?【ブラック企業の特徴を解説】

筆者

IT業界で働いた経験からヤバいエンジニア求人をご紹介します。

「未経験OK」「未経験大歓迎」などのキラキラしたワード

「未経験OK」「未経験大歓迎」などの、IT未経験の人に耳聞こえの良いキラキラしたワードを使用している求人は辞めといた方が良いでしょう。「未経験OK」の求人は人手不足の可能性が高いからです。

資産的に余裕があったり、事業が上手くいっている企業は余裕があるため、早急に人材を欲していません。そのため優良なIT企業は時間をかけてなるべく優秀な人材、つまり業界経験者を募集します。

優良なIT企業は優秀な人材を集めるため「未経験OK」や「未経験大歓迎」など、未経験の人材を求めません。リスクが高いですし、経験者を入社させた方が企業の売上に直結しやすいからです。

「未経験OK」や「未経験大歓迎」と募集をかけている求人は、基本的に人手不足のことが多いです。人手不足なので無理やり残業させたり、教育制度が整っていないことがほとんど。また人手不足なのは社員が直ぐに辞めてしまうことが理由のことも多いです。

そのため「未経験OK」や「未経験大歓迎」など、未経験に耳聞こえの良い募集を掛けている求人には応募しないようにしましょう。

学歴不問のエンジニア求人

学歴不問のエンジニア求人は怪しく、ブラックの可能性が高いので、辞めておいた方がいいでしょう。

学歴不問の求人に集まってくる人材は質が低い場合が多いです。学歴不問の求人は「誰でもいいから私の企業に入社してください」と言っているようなもの。質の低い人材が集まりやすいです。

  • 職を転々としている転職モンスター
  • 学歴が高卒以下の人材
  • ブランク期間の長い無職

あまり言いにくいですが、学歴不問の会社の人材は社会的な礼儀がなっていない人や怒りの沸点が低い人が多いです。

逆に大卒以上、大学院卒以上などの求人は、会社で働く人材が常識を持っている人が多いです。理不尽に詰められることや意味不明な怒られ方はしないはず。そのため社員の質が良いホワイトIT企業の可能性が高いです。

社内定着率や離職率などの情報が掲載されていない

ホワイトIT企業かブラックIT企業か。それを見分けるうえで大事な指標になるのが社内定着率離職率です。

・社内定着率とは入社後、企業を辞めずに勤続している割合のこと。
・離職率は逆に辞めた割合のことです。

社内定着率と離職率は、企業が公開しなければならない公的なデータで、信頼性が高いです。社内定着率と離職率を見れば、社員が辞めない優良な企業を見つけられます

日本全体における
定着率:68.2%
離職率:31.8%

定着率と離職率の平均値は上記のような結果になっています。

定着率68.2%以上の求人は優良IT企業の可能性が高いでしょう。定着率を重視してみれば、怪しい求人でも見分けることが可能です。

みなし残業代が固定で付いている

みなし残業が付いているIT企業はブラック企業である確率がかなり高いです。

みなし残業とは、最初から一定レベルの残業代を含めた給与を支給する制度です。

基本給20万円+残業代8万円(固定で支払う)

と言ったように毎月残業していなくても残業代が出るのがみなし残業です。

みなし残業は一見、「残業をしていなくても残業代を付与してくれる」神みたいなお得な制度です。

しかし、このみなし残業のおかげで残業代が固定で済むので企業側からすれば残業させ放題になります。残業が20時間でも50時間でも固定の残業代しか出ません。

残業代が固定。ということは言ってしまえば、残業を気にせずエンジニアをこき使えるということ。

みなし残業が付いている怪しい求人は、ブラック企業率が高いので注意してください。

客先常駐やIT派遣がメインのIT企業

客先常駐やIT派遣がメインのIT企業の求人は避けた方が良いでしょう。

「客先常駐」「IT派遣」とはエンジニアを商品のように取引先企業に送り込むこと。取引先の企業でエンジニアを働かせることです。

このような「客先常駐」「IT派遣」企業に就職してしまうと、取引先で仕事をすることになります。結果的にブラックかホワイトかは取引先次第つまり「案件ガチャ」になるので、「客先常駐」「IT派遣」企業には転職しないようにしましょう

「客先常駐」「IT派遣」している企業の求人には

SES事業
一般派遣(派○○-○○)
希望のプロジェクトにアサインします
プロジェクト多数

などの文言が記載されています。上記の文言が記載されている求人は「客先常駐」「IT派遣」しているので避けるようにしましょう。

参考記事:客先常駐のないIT企業の見分け方|選び方【未経験は注意】

怪しくない優良IT企業の求人の特徴

この章では怪しくない優良IT企業の求人の特徴の解説をします。

IT未経験からエンジニアを目指している人の多くは「優良なIT企業に就職したい」「ホワイトIT企業に転職したい」と考えていると思います。そんな方々のために、優良な求人を見分けるコツをご紹介します。

怪しくない優良IT企業の求人の特徴
  1. 研修期間や研修内容が具体的に記載されている
  2. 自社開発案件やプライム案件が多数ある
  3. 学歴が大卒以上
  4. 「健康経営優良法人」「くるみん」「えるぼし」認定を受けている

現役エンジニア目線で「優良IT企業の見分け方」を解説しています。興味のある方は参考にしてみて下さい。

参考記事:優良なホワイトIT企業の見分け方|選び方とは?【ブラック企業の特徴を解説】

筆者

優良なホワイトIT企業の求人例をご紹介します。
怪しい求人の見分け方と合わせて見ると、より優良なIT企業に就職できるはず。

研修期間や研修内容が具体的に記載されている

研修期間や研修内容が具体的に記載されている求人は優良IT企業の可能性が高いです。

研修について具体的に記載されている企業は研修実績が充実しているため、社員の教育風土が醸成されていることが多いです。

☑優良IT企業の求人例

・6カ月間社内の学習カリキュラムで研修を行います。
・3か月間Python研修を行って頂きます。
・自社ITスクール研修あり

上記のように具体的かつ明確に研修内容が記載されている企業は研修がしっかりしています

IT未経験の人は会社の研修でしっかりIT技術を身に付けたいはず。IT未経験の人でもしっかりした研修であれば働けるようになるので、求人をチェックする際は研修の有無を確認しておきましょう。

自社開発案件やプライム案件が多数ある

自社開発案件やプライム案件がある企業は優良IT企業の可能性が高いでしょう。

プライム案件とは、取引先企業から直接受注した開発案件のこと。 「元請け」を意味し、「2次請け」「3次請け」ではなく、直接受注です。そのため単価が高く、責任のある作業を任されることが多い案件です。

プライム案件が多くあるIT企業は、他IT企業からの評価が高く信頼されているため、社員や技術力がしっかりしていることが多いです。社員の教育にも力を入れている可能性が高く、IT未経験の人でも安心してスキルアップできるはず。

逆にプライム案件や自社開発案件が少ない企業は、社会的な信用が低く、ITレベルが低い可能性があるため怪しいです。エンジニアを低賃金で働かせる「人売りIT企業」可能性もあるので、注意が必要です。

参考記事:人売りITとは?人売りITの見分け方を徹底解説【回避する方法】

学歴が大卒以上

学歴大卒以上を指定している求人は優良企業の可能性が高いです。

逆に「学歴不問」「ブランク不問」など「誰でもいいから採用したい」という雰囲気の出ている企業は、ブラックIT企業の可能性が高いです。

以下のような学歴不問な求人は怪しいです。

◆学歴不問・第二新卒歓迎
◆社会人デビュー歓迎
◆文系・理系不問

学歴不問と言うことは「人材を誰でもいいから手当たり次第集めている」ということ。

会社で勤めている人材が高卒人材や元ニートなど質が低い場合が多いです。そのため会社でパワハラが横行していたり、話の通じない人がいたり。と社内で問題がある場合が多いです。

一方応募資格を大卒以上にしているIT企業は、人材を選定しているから働く人の質が高いです。そのためIT未経験の人でも丁寧に教えてもらえるでしょう。「学歴不問」「ブランクOK」などの求人は、人手不足で困っている可能性の高い怪しい求人なので、避けるようにしましょう。

「健康経営優良法人」「くるみん」「えるぼし」認定を受けている

出典「健康経営優良法人認定制度

「健康経営優良法人」「ホワイト500」などの優良企業認定を受けている企業は、優良ホワイトである可能性が高いです。

当たり前ですが、公的な機関から優良企業と認定されていれば、IT未経験者でも安心の優良企業です。

☑優良企業認定

・「健康経営優良法人(経済産業省)」優良な健康経営を実践している企業に認定を行っている制度
・「くるみん(厚生労働省)」子育てサポートの優良企業認定制度
・「えるぼし(厚生労働省)」女性の活躍を推進している企業の優良企業認定制度

上記の認定制度は経済産業省や厚生労働省などが認定している制度です。これらの認定を受けている企業は、公的な優良企業です。

このような公的機関の認定を受けているIT企業はブラック企業率が低く、怪しいヤバい企業であることは無いでしょう。

参考:【中小企業も取れる】優良企業認定制度で入札や採用を有利に!

まとめ:未経験OKのエンジニア求人は怪しい|辞めた方がいい求人

以上で、「未経験OKのエンジニア求人は怪しい|辞めた方がいい求人」の解説は以上です。

下記この記事のまとめです。

怪しいエンジニア求人の特徴

  1. 「未経験OK」「未経験大歓迎」などのキラキラしたワード
  2. 学歴不問のエンジニア求人
  3. 社内定着率や離職率などの情報が掲載されていない
  4. みなし残業代が固定で付いている
  5. 客先常駐やIT派遣がメインのIT企業

怪しいエンジニア求人は未経験OKを前面にアピールしています。学歴不問で初心者を大量に採用しているため、未経験OKのエンジニア求人には応募しないようにしましょう。

優良IT企業の求人の特徴

  1. 研修期間や研修内容が具体的に記載されている
  2. 自社開発案件やプライム案件が多数ある
  3. 学歴が大卒以上
  4. 「健康経営優良法人」「くるみん」「えるぼし」認定を受けている

優良なエンジニア求人の特徴として、「しっかりとした研修がある」「案件の質がいい」「くるみん・えるぼし」などの優良企業の認定を受けていることが挙げられます。

しっかりと優良企業を見分けて、未経験からのエンジニア転職を成功させましょう。

筆者

筆者実体験の「客先常駐あるある」を掲載しているので興味ある方はどうぞ。

興味がある方は是非ご覧ください。

参考記事:【実体験】増えすぎた未経験エンジニアのやばい現実を紹介【使えないです】

参考記事:【IT業界の闇】未経験からエンジニア転職の現実とは?【正直厳しい】

転職未経験

Posted by 9noike