【C#】if文の複数条件の使い方【ORとANDの概念】
この記事ではif文の複数条件(ORとAND)の使い方について解説します。
複数条件(ORとAND)は条件式が複数あるif文を指します。
【例】if(条件式① 条件式② 条件式③ …){処理}
この複数条件を使いこなすことで、プログラミングでできることの幅がぐっと広がります。
しっかり理解して、条件分岐を使いこなしましょう。
本記事をご覧頂くと下記内容が理解できます。
この記事で学べること
・C#のif文の複数条件とは?
・複数条件(ORとAND)の使い方
・複数条件でよく使う応用
疑問点や質問には何でも答えようと思っています。
この記事の不明点はこちらからお問い合わせ下さい。
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①if文の複数条件ORとANDとは?
まず初めにif文の複数条件の使い方とORとANDの概念について解説します。
C# if分のORとは?複数条件ORの使い方
//if文のイメージ
if (①値段が安い? || ②性能がいい?)
{
// 条件式①もしくは条件式②のどちらか一方が正しい時。
else
{
// 条件式①と条件式②のどちらも正しくない時。
}
if文で使用するORは上記プログラムのように記載できます。
「または(OR)」を実現したい場合は
「 || (shiftキー+\)」
を使用します。
ORを含む複数条件は、
「条件式Aもしくは条件式Bのどちらか一方が正しければ、真を返す。」
という処理を行います。
YES条件は「複数ある条件のどれか一つでも真(条件式が正しい)」であれば、処理を行います。
NO条件は「全ての条件が偽(条件式が正しくない)」であれば、処理を行いません。
C# if分のANDを使用する複数条件
//if文のイメージ
if (①値段が安い? && ②性能がいい?)
{
// 条件式①と条件式②のどちらも正しい時。
else
{
// 条件式①もしくは条件式②のどちらか一方が正しくない時。
}
if文で使用するANDは上記のプログラムのように記載できます。
「かつ(AND)」を実現したい場合は
「 && (shiftキー+6)」
と記載してください。
ANDを含む複数条件は、
「条件式①と条件式②の両方が正しければ、真を返す。」
という処理を行います。
YES条件は「複数ある条件の全てが真(条件式が正しい)」であれば、処理を行います。
NO条件は「複数ある条件のどれか一つでも偽(条件式が正しい)」であれば、処理を行いません。
if文の複数条件を実装したプログラムを実行して具体的な動作を確認してみましょう。
②複数条件ORとANDを用いたプログラムの実装
実際に複数条件ORとANDがどのように処理されるのか確認してみましょう!
※プロジェクトの作成方法はこちら(左記サイトの①プロジェクトの作成をご確認ください)
プログラムのコピペは下記から
C# ifの複数条件ORの実装
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
namespace LecturerBeginner
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
int number = 2;
//①ORを使用し複数条件を実装する、
if (number == 0 || number == 1)
{
Console.WriteLine("条件式①が偽 条件式②が偽");
}
if (number == 2 || number == 1)
{
Console.WriteLine("条件式①が真 条件式②が偽");
}
if (number == 0 || number == 2)
{
Console.WriteLine("条件式①が偽 条件式②が真");
}
if (number == 2 || number == 2)
{
Console.WriteLine("条件式①が真 条件式②が真");
}
}
}
}
上記のプログラムを実行すると下記の結果が得られます。
C# if分の複数条件ANDの実装
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
namespace LecturerBeginner
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
int number = 2;
//①ANDを使用し複数条件を実装する、
if (number == 0 && number == 1)
{
Console.WriteLine("条件式①が偽 条件式②が偽");
}
if (number == 2 && number == 1)
{
Console.WriteLine("条件式①が真 条件式②が偽");
}
if (number == 0 && number == 2)
{
Console.WriteLine("条件式①が偽 条件式②が真");
}
if (number == 2 && number == 2)
{
Console.WriteLine("条件式①が真 条件式②が真");
}
}
}
}
※プログラムの実行方法はこちら(左記サイトの③プロジェクトの実行をご確認ください)
③複数条件ORとANDプログラムの解説
この項では②「複数条件ORとANDを用いたプログラムの実装」で紹介したプログラムの解説をします。
①C# if文の複数条件ORの実装
int number = 2;
//①ORを使用し複数条件を実装する、
if (number == 0 || number == 1)
{
Console.WriteLine("条件式①が偽 条件式②が偽");
}
if (number == 2 || number == 1)
{
Console.WriteLine("条件式①が真 条件式②が偽");
}
if (number == 0 || number == 2)
{
Console.WriteLine("条件式①が偽 条件式②が真");
}
if (number == 2 || number == 2)
{
Console.WriteLine("条件式①が真 条件式②が真");
}
上記のブロックが基本的なif文の実装方法になります。
ORの動作を確認するために、
「条件式①偽 条件式②偽」
「条件式①真 条件式②偽」
「条件式①偽 条件式②真」
「条件式①真 条件式②真」
の4パターンを実装しています。
実装したプログラムの全パターンを確認すると
「条件式①偽 条件式②偽」のif文だけ処理が実行されていない
ことが見て取れます。
複数条件ORの「複数ある条件の全てが真(条件式が正しい)」時に処理が実行されることが理解できたと思います。
②C# if文 複数条件ANDの実装
int number = 2;
//①ANDを使用し複数条件を実装する、
if (number == 0 && number == 1)
{
Console.WriteLine("条件式①が偽 条件式②が偽");
}
if (number == 2 && number == 1)
{
Console.WriteLine("条件式①が真 条件式②が偽");
}
if (number == 0 && number == 2)
{
Console.WriteLine("条件式①が偽 条件式②が真");
}
if (number == 2 && number == 2)
{
Console.WriteLine("条件式①が真 条件式②が真");
}
上記のブロックが基本的なif文の実装方法になります。
ANDの動作を確認するために、
「条件式①偽 条件式②偽」
「条件式①真 条件式②偽」
「条件式①偽 条件式②真」
「条件式①真 条件式②真」
の4パターンを実装しています。
実装したプログラムの全パターンを確認すると
「条件式①偽 条件式②偽」のif文だけ処理されています。
複数条件ANDの「複数ある条件の全てが真(条件式が正しい)」時に処理が実行されることが理解できたと思います。このようにif文複数条件ORとANDを使用すれば、if文の中に複数の条件を実装することができます。
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