【C#】Console.writeで画面上に文字を表示する【Writeの使い方とよくあるエラー】

C#,プログラミング言語

C#console.writeの使い方

この記事では、C#で画面上に文字を表示する「Console.Write」の使い方を解説します。
Console.Writeは、指定した値のテキスト形式を標準出力ストリームに書き込むためのメソッド。

本記事ではそんなConsole.Writeを使用し画面上に文字を表示する方法を学んでいきます。

この記事で学べること
C#のConsole.Writeの使い方

Console.Writeでよく発生するエラー
Visual Studioのビルドの方法

筆者

疑問点や質問には何でも答えようと思っています。
この記事の不明点はこちらからお問い合わせ下さい

Console.Writeの使い方を知りたい方、C#初心者の方はぜひご覧ください。

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①C#プロジェクトの作成

画面上に文字を表示させるためにまず、プロジェクトを作成しましょう。

下記サイトの手順に沿って、プロジェクトを作成してください。
⇒【Visual Studio】プロジェクト/ソリューションの作り方とその違い

プロジェクトの作成が完了したら下記のようになります。
この画面が表示されたら、準備完了です。

C# visual studio画面の表示

※画面の背景を黒くしたい方はこちら(左記サイトの④Visual Studioの初期設定をご確認ください)

②【C#】Console.Writeの実装

Console.Writeを使って画面に文字を表示させてみましょう。

先ほど作成したプロジェクトのProgram.csのstatic void Main{}内に下記の処理を追加してください。

C# console.writeの記入場所

・プログラム

Console.Write("HelloWorld");

これでプログラムは完成です。

「意外と簡単」と感じたのではないでしょうか?

次の項で、実際にプログラムを動作させて画面上に文字を表示させてみましょう!

③【C#】console.writeのプロジェクトの実行

続いて作成したプロジェクトを実行してみましょう。

プロジェクトを実行するためにVisual studio上部のタブの
デバック(D) -> デバックなしで開始
を選択してください。
※「Ctrl+F5」の同時押しをするとすぐに実行できます。

C#console.writeの実行

コンソールが表示され、実行結果が表示されます。

C#console.write 実行結果
筆者

コマンドプロンプトの左端に「HelloWorld」と表示されたら、実行成功です

【C#】console.writeプログラムの解説

プログラムの解説をします。

C#console.writeの解説
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;

namespace LecturerBeginner
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            Console.Write("HelloWorld");
        }
    }
}

・1~5行目(using)
using 〇〇 は異なる名前空間に定義されているクラスを使用するときに記載され、このusingをusingディレクティブと言います。別の場所にあるファイルを使用する際に用いるために定義します。

このusingディレクティブを記載することで名前空間の省略を行うことができます。
詳しくはこちら
例: 「System.Console.Write(“HelloWorld");」→ 「Console.Write(“HelloWorld");」(Systemを省略できる)
ここでは、ざっくりと別空間のものを使用するために書くみたいなふんわりとしたとらえ方で構いません。

・6~7行目(namespace LecturerBeginner)
namespace 〇〇~ は「名前空間」を宣言するために記載します。大きなプロジェクトなどでクラスやメソッドをスコープするために用いられます。普段我々が名前を付けたフォルダごとにファイルを整理するのと同じような感覚です。詳しくはこちら

C# 名前空間のイメージ

・9~10行目(class Program)
class(クラス)とはオブジェクトの設計図に相当するものです。ここではメソッドという各処理をまとめたもの、という認識で構いません。クラスの解説をする際に詳しく説明します。

・11~12行目(static void Main(string[] args))
static void Main(string[] args)はデバックが開始されたときに、一番最初に実行されるメソッドです。詳しい説明は割愛しますが、処理が実行されたときstatic void Main(string[] args){}の中身が一番最初に処理される。と覚えておいてください。

・13行目(Console.Write(“HelloWorld");)
Console.Write()は、()内の文字列をコンソール上に表示させることができるメソッドです。
※メソッド…一連の処理を一つにまとめて繰り返し使えるようにしたかたまり

今回はConsole.Write()の()内部に"HelloWorld"と記載しているので「HelloWorld」と表示されました。

“"は文字列を書く時のお約束になるので忘れないようにしましょう。"〇〇"と記載しないとエラーが発生するので注意しましょう。

C#console.write のエラーの例
筆者

「赤い波線」が引かれたら、エラーの警告です。プログラムを見直しましょう。

※余談になりますが、hello worldは伝統的にプログラミング言語をプログラム初心者に紹介するために使われる魔法の言葉です。ハロー・ワールドはプログラミング言語が正しくインストールされていること、およびプログラミング言語の使用方法を理解するための健全性テストにも使用されます。枕詞みたいなものだと思ってください。

【C#】console.writeちょっと応用。

文章を改行したいとき
・Console.WriteLine(“HelloWorld");
・Console.WriteLine(“改行します\n“);
※「\n」は制御文字という独特の文字列表現です。改行やタブなど普通の文字では表現できない文字を表現する技法です。

C# console.writeの応用
C#console.writeの実行結果

文字と文字を連結したいとき
・Console.WriteLine(“タブ\t" + “改行します\n");
文字列と文字列の間に「+」を挿入することで、一つの文字として表示することができます。

C#console.write でタブを表示する
実行結果

【C#】console.writeよくあるミスと解決策

上記のポップアップが表示され上手く実行できない場合は下記をご確認ください

考えられる原因1
Console.Write(“HelloWorld"):←左記の「;(セミコロン)」が「:(コロン)」と入力されている。
「;(セミコロン)」は単一行のコードを示す際に用いられます。

そのため「;(セミコロン)」がないと「コードが終了していませんよ」と注意を受けてしまいます。
正しくは「;(セミコロン)」です。

考えられる原因2
Console.Write(HelloWorld);←左記のように「HelloWorld」に「""」を忘れている。
忘れてしまうとHelloWorldが文字列と認識されないので注意が必要です。

正しくは「"HelloWorld"」です。

【C#】console.write課題にチャレンジ

(1)画面上に
「プログラミングを始めました。
頑張ります。」
と表示してみましょう。

(2)制御文字を使って「改ページ」を表示してみましょう。

筆者

下記にC#プログラミングを学べる完全ガイドを掲載しています。
C#を学びたい方やプログラミング初心者は是非チャレンジしてみてください。

下記リンクからC#プログラミングを学ぶことができます。
⇒C#初心者向けプログラミング学習完全ガイド

はじめに

  1. C#プログラミング初心者完全ガイドの説明
  2. 【解説】プログラミングとは?そもそも、プログラミングって何?
  3. C#とは?
  4. 【Windows】Visual Studioのインストールと初期設定までご紹介

初級編

  1. 【Visual Studio】プロジェクト/ソリューションの作り方とその違い
  2. 【C#】console.writeで画面上に文字を表示する【writeの使い方とよくあるエラー】
  3. 【C#】変数を使って計算してみよう!【int/doubleの使い方とよくあるエラー】
  4. 【C#】String変数を使って文字列を格納する【Stringの使い方とよくあるエラー】
  5. 【C#】配列型を実装してみよう!【int[]の初期化と使い方】
  6. 【C#】if文を使って分岐処理を実装しよう!【if()の使い方とよくあるエラー】
  7. 【C#】case文を使って分岐処理を実装しよう!【caseの使い方とよくあるエラー】
  8. 【C#】for文でループ/くり返し処理を実装する【forの使い方とよくあるエラー】
  9. 【Visual Studio】ビルドとデバックのやり方/注意点
  10. 【C#】リスト(List)型の初期化方法!【Listの使い方とよくあるエラー】
  11. 【C#】メソッド(関数)を使ってみよう!【関数の使い方とよくあるエラー】
  12. 【C#】クラスとインスタンスを使いこなす【クラスの使い方とよくあるエラー】

知っておくと便利

  1. 【Visual Studio】おすすめのショートカットキーで業務効率化
  2. 【C#】break/continue文の実装方法【breakの使い方とよくあるエラー】
  3. 【C#】アクセス修飾子(publilc/private)の使い方【publicの使い方とよくあるエラー】

中級編

  1. 【C#】Windows Formでアプリ画面を作成しよう【WindosFormの使い方】
  2. 【C#】アプリ画面の名前を変更しよう【Formのプロパティ設定方法】
  3. 【C#】ラベルの設定方法をご紹介【labelの使い方】
  4. 【C#】ラベルの設定方法をご紹介【labelの使い方】
  5. 【C#】画面にボタンを追加してみよう【Buttonの使い方】
  6. 【C#】画面にボタンのメソッドを実装しよう①【Buttonの使い方と注意点】
  7. 【C#】画面にボタンのメソッドを実装しよう②【Buttonの使い方と注意点】




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Posted by 9noike