【Unityちゃん】インポートの方法と使い方【走る/歩くの動かし方】
この記事ではUnityの「Unityちゃんのインポート方法と使い方」について解説します。
UnityちゃんはUnityジャパンが提供する公式キャラクター。
規約を守れば、誰でもゲーム開発に使用できる可愛さ抜群のキャラクターです。
今回はこのUnityちゃんをUnityプロジェクトに追加する方法を解説します。
最終的には上記のようにUnityちゃんを「歩かせたり」「走らせたり」などの基本アニメーションを設定できるようにします。
この記事で学べること
・Unityちゃんのダウンロード方法
・Unityプロジェクトにインポートする方法
・Unityちゃんの基本設定
・Unityちゃんのアニメーション設定(走る/歩かせる)
エラーが発生したときに役立つ「エラー解決策の一覧」も掲載しています。
困ったときはご確認ください。
疑問点や質問には何でも答えようと思っています。
この記事の不明点はこちらからお問い合わせ下さい。
ではどうぞ。
Unityちゃんのダウンロードとインポート
まず初めにUnityちゃんデータを公式サイトからダウンロードし、そのデータをUnityにインポートします。
Unityちゃんのダウンロード→Unityちゃんのインポート
Unityちゃんデータのダウンロード
Untiyちゃんのアセットデータを公式サイトからダウンロードします。
下記をクリックし、Unityちゃん公式サイトにアクセスしてください。
https://unity-chan.com/
公式サイトにはUnityちゃんの利用規約や公式ゲームなどの最新情報が掲載されています。
サイト右上の「DATA DOWNROAD」をクリックしましょう。
ユニティちゃんライセンス条項が表示されます。
Unityちゃんの利用制限に関する情報が記載されていますので、画面下まで読んでください。
問題がなければ「ユニティちゃんライセンスに同意しました。」にチェックを入れ、
「データをダウンロードする」ボタンを押下します。
Unityちゃんのモデルデータが表示されます。
「DOWNROAD」ボタンを押下し、お好みの3Dモデルをダウンロードしてください。
※このレクチャーでは左上のスタンダードなモデル「ユニティちゃん 3Dモデルデータ」をダウンロードしました。
ダウンロードフォルダにUnityちゃんのアセットデータが格納されたら、ダウンロードが完了です。
Unityちゃんアセットデータをインポートする
ダウンロードしたUnityちゃんのアセットデータをUnityにインポートします。
ダウンロードしたデータをデスクトップにコピー。
Unityを起動した状態でUnityちゃんのデータをダブルクリックします。
「Unity Import Package」タブが表示されるので、「Import」ボタンを押下します。
インポートがスタートします。
インポートが完了すると、「Project」の「Assets」内に「UnityChan」フォルダが作成されます。
これでUnityちゃんのダウンロードとインポートは完了です。
次章からUnityちゃんの設定を行っていきましょう。
Unityちゃんの基本設定
この章ではUnityちゃんの基本設定を行います。
今回行うUnityちゃんの基本設定
・UnityちゃんをSceneに追加する
・位置移動
・RigidBody(重力設定)を追加する
・Box Colider(衝突判定)を追加する
UnityちゃんをSceneに追加する
インポートしたUnityちゃんをSceneに追加します。
ProjectのAssetsフォルダにインポートされたUnityちゃんフォルダを確認します。
「UnityChan」⇒「Prefabs」とフォルダ遷移してください。
「Prefabs」の中にUnityChanという名前のPrefabファイルがあります。
※Prefabファイルとは「3Dオブジェクトとプロパティ(データの定義)を含むデータ」のこと
UntiyちゃんのPrefabデータをHierarchy上にドラッグ&ドロップします。
Scene上にUnityちゃんの3Dオブジェクトが表示されれば成功です。
Unityちゃんのピンク問題
Unityちゃんの装飾が正しく表示されず、ピンク色になってしまう場合があります。
ピンク色でも正常に動作しますが、装飾が気になる方は下記サイトを見てエラーを解決しましょう。
正しくUnityちゃんが表示された時は下記のように、装飾が適切に設定されます。
Unityちゃんの位置変更
位置変更はUnityちゃんの「Inspector」から行います。
Unitychanを選択した状態で「Inspector」を確認してください。
下記のTransformのPositionの数値を変更することで、Unityちゃんの位置を移動させることができます。
上記画像は「y軸が1、z軸が0.01」に値を設定しています。
Sceneの赤緑青矢印を移動しても、Unityちゃんの位置を変更することができます。
Unityちゃんの重力の設定
Rigidbodyを設定するとUnityちゃんに物理挙動を追加できます。
物理挙動を追加すると、現実世界のように重力や抗力が付与されます。
上記のようにunityちゃんを選択し、「Add Component」を押下し、検索窓にrigidbodyと入力してください。
rigidBodyが検索欄に表示されたらクリックして追加。
UnityちゃんにRigidbodyが適用され物理挙動が付与されます。
これによりUnityちゃんが現実世界の人間のように動作します。
当たり判定の設定
Box Coliderを設定することで、「当たり判定」を追加できます。
この当たり判定は、壁や地面、ボールに衝突した時に「当たったよー」と感知してくれる機能です。
上記のようにunityちゃんを選択し、「Add Component」を押下し、検索窓にBox Coliderと入力してください。
Box Coliderが検索欄に表示されたらクリックして追加します。
Box ColiderのSizeの数値を変更すると、Unityちゃんの緑糸の枠が変化します。
この緑色の枠が「当たり判定」の範囲。
この範囲に壁やボールが侵入することで、Unityちゃんに当たった。
という判定をしてくれます。
Unityちゃんのアニメーション設定【走る/歩く】
Unityちゃんの基本設定が完了したら、アニメーションを追加し、Unityちゃんを動かしましょう。
アニメーションを設定する手順は
- 空のアニメーションを生成する。
- アニメーションの状態の作成。
- 状態にRUNNINGを設定する。
- アニメーションをUnityちゃんに適用する
となります。この手順について解説していきます。
Unityちゃんを走らせる
Unityちゃんを「走らせる」アニメーションを追加します。
①空のアニメーションを作成する
まず初めに空のアニメーションを生成します。
「Projects」の「Assets」で右クリック。
「Create」⇒「Animator Contoller」を選択します。
Assets内に「New Animator」が生成されます。
これがアニメーションのコントローラーになります。
アニメーションが生成された時点では、何も動きません。
このアニメーターにUnityちゃんの動きを追加していきます。
②アニメーション状態の作成
作成したアニメーションに新しい状態を作成します。
先ほど作成したアニメーション「New Animator」をダブルクリックしてください。
アニメーションの遷移図が表示されます。
初期状態では状態の遷移が設定されていません。
Animator画面で右クリックし、コンテキストメニューを表示。
「Create State」⇒「Empty」を選択します。
状態が新たに作成されます。
このオレンジ色の状態に「走らせる」アニメーションを設定します。
③状態にRUNNINGを設定する。
先ほど生成した状態に「走らせる」アニメーションを設定します。
オレンジ色の状態を選択した状態で「Motion」の右側の丸ボタンをクリックし「RUNOO_F」を選びます。
上記のように「Motion」に「RUNOO_F」を設定することで、Unityちゃんが走ってくれます。
作成したアニメーションをUnityちゃんに適用する
「走らせる」設定をしたアニメーションをUnityちゃんを適用します。
Assetsフォルダから「New Animator」をUnityちゃんの「Animator」にドラッグ&ドロップします。
Unityちゃんにアニメーションが適用されます。
実際にゲームを起動し、Unityちゃんの動きを確認しましょう。
Unityの再生ボタンを押下し、ゲームを動かしてみましょう。
Unityちゃんが動くはずです。
Unityちゃんを歩かせる
Unityちゃんを歩かせるためには、Motionを「WALK00_F」に変更します。
Unityちゃんのインポート方法とアニメーションのまとめ
以上でUnityちゃんのインポート方法と動かし方の説明は終了です。
Unityちゃんのインポートとアニメーションまとめ
①Unityちゃん公式サイトからUnityアセットデータをダウンロードする。
②Unityを起動した状態でダウンロードしたアセットデータをダブルクリックする。
③Unityちゃんの基本設定(配置/物理挙動(Rigidbody)/当たり判定(BoxColider))
④Unityちゃんのアニメーション設定(Animationコントローラー生成→状態追加→Motion設定)
下記にゲーム開発の完全ガイドを掲載しています。
お時間のある方は是非取り組んでみてください。