【Unity】3Dオブジェクトの作成方法【色/サイズなど各種設定】
この記事ではUnityの「3Dオブジェクトの作成方法と各種設定」について解説します。
ゲーム画面のステージ土台や迫ってくるボールなど様々な用途に使用される3Dオブジェクト。
そんな3Dオブジェクトの「作成」「色・サイズの変更」「複製」方法などのやり方を紹介します。
この記事で学べること
・3Dオブジェクトの作成方法
・3Dオブジェクトのサイズ・色変更
・オブジェクトを回転させる
・コピーの生成方法
疑問点や質問には何でも答えようと思っています。
この記事の不明点はこちらからお問い合わせ下さい。
ではどうぞ。
Unity 3Dオブジェクトの作成方法
Unityで3Dプロジェクトを作成する方法をご紹介します。
まずはUnityの3Dゲーム開発画面を起動してください。
3Dゲームの表示方法が分からない方はこちらをご覧ください。
※「Unityプロジェクトを作成する」項を参考に
3Dオブジェクトの作成方法
3Dオブジェクトを作成方法をご紹介します。
画面のHerarchy上で右クリックを押下します。
コンテキストメニューの「3Dオブジェクト」から好きなオブジェクトを選びましょう。
今回は「Cube」を選択しました。
空間上に立方体が追加されます。
デフォルトでは大きさが縦横長さが1で色が白の立方体が生成されます。
次の章から、作成したオブジェクトのサイズや色などの基本設定を行います。
作成できる3Dオブジェクトの種類
Unityの3DオブジェクトはCube以外に下記のようなものがあります。
3Dオブジェクトの種類
プリミティブなオブジェクト
・Cube…立方体
・Sphere…球体
・Capsule…カプセル型
・Cylinder…円筒
・Plane…平面
・Quad…平面(Z軸方向)
プリミティブ以外のオブジェクト
・TextMeshPro…高度なフォーマットのテキスト
・Ragdoll…複数のオブジェクトを組み合わせて作成するオブジェクト。※イメージはガンダム
・Terrain…地形のオブジェクト。木、草、花、岩など設定できる。
・WindZone…風のエフェクト
※この記事では「TextMeshPro」「Ragdoll」「Terrain」「WindZone」については本題とそれるので詳しく解説しません。
プリミティブなオブジェクトとはひな形モデルのことです。
カスタマイズ性が高く使用頻度が多いので覚えておくと便利です。
今回はそんなプリミティブなオブジェクトを例に設定を行っていきます。
用途に応じて、適切な3Dオブジェクトを使い分けましょう。
3Dオブジェクトの各種設定
この章では3Dオブジェクトのサイズや色などの基本的な設定をご紹介します。
3Dオブジェクトのサイズ変更
オブジェクトのサイズ変更の方法は二つあります。
「Inspectorから数値を変更する方法」と「Scene上から直接サイズを変更する方法」です。
InspectorのScaleの数値を変更する
3Dオブジェクトを選択するとInspectorが表示されます。
TransformのScaleの値を変更することで3Dオブジェクトのサイズを調整できます。
Scaleの数値を大きくすると、オブジェクトのサイズが大きくなります。
Scene上から直接サイズを変更する
画面から直接サイズを変更したい場合は、
オブジェクトを選択した状態で「Toolsバー」⇒「リサイズマーク」を選択します。
3Dオブジェクトに青丸が表示されるので、青丸をクリックしオブジェクトを引き延ばしてください。
この方法でもオブジェクトのサイズを変更できます。
3Dオブジェクトの回転
オブジェクトの回転も3Dオブジェクトの「Inspector」から行います。
3Dオブジェクトを選択するとInspectorが表示されます。
TransformのRotationの値を変更することで、3Dオブジェクトを回転させることができます。
※Ratationの数値は90で直角、360でオブジェクトが元に戻ります。
画面から直接回転軸を変更したい場合は、
オブジェクトを選択した状態で「Toolsバー」⇒「回転マーク」を選択します。
それぞれの矢印をクリックし移動させることで、3Dオブジェクトの回転軸を変更できます。
※「赤→X軸」「緑→Y軸」「青→Z軸」
3Dオブジェクトの色設定
3Dオブジェクトの色を変更するためには、
①マテリアルの作成と色の設定
②マテリアルを3Dオブジェクトに適用
する必要があります。
①マテリアルの作成と色の設定
まず色味を定義するための「material」を作成します。
※マテリアルとは色や光沢、テクスチャの情報によって、 金属やプラスチックなどの物質の材質を表現する概念のこと。
Project⇒Assets上で右クリック。
コンテキストメニューから「Create」⇒「Material」を選択しマテリアルを作成します。
「New Material」がAssetsに作成されます。
作成したマテリアルの色を変更します。
「Main Maps」⇒「Albedo」から色彩を設定してください。
カラーパレットもしくはRGBAの値を指定し、お好きな色を設定してください。
マテリアルを3Dオブジェクトに適用する
色を設定したマテリアルを3Dオブジェクトに適用します。
3Dオブジェクトを選択し、「Inspector」の最下部に移動し「Add Component」に生成したマテリアルをドラッグ&ドロップしてください。
するとオブジェクトにマテリアルの色彩が適用されます。
3Dオブジェクトの位置を変更する
Inspectorを表示し。TransformのPositionの値を変更することで、オブジェクトの位置を移動できます。
Sceneの矢印からオブジェクトの位置を変更できます。
赤→X軸
緑→Y軸
青→Z軸
3Dオブジェクトの作成方法と各種設定のまとめ
以上で3Dオブジェクトの基本的な設定は終了です。
3Dオブジェクトの設定まとめ
・作成は「Herarchy」で右クリック⇒「3Dオブジェクト」
・3Dオブジェクトの種類(Cube/Sphere/Capsule/Cylinder/Plane/Quad)
・設定はオブジェクトの「Inspector」から行う。
・色の設定はマテリアルで色を調整し適用する。
下記にゲーム開発の完全ガイドを掲載しています。
お時間のある方は是非取り組んでみてください。