人売りITとは?人売りITの見分け方を徹底解説【回避する方法】
本ページはプロモーションが含まれています
この記事では「人売りITとは何か」「人売りITの見分け方」を解説します。
IT業界を目指している転職者やエンジニアやプログラマーを目指している方の中に
IT業界で「人売りIT」って言う言葉をよく聞くけどどういう意味?
人売りITを回避する方法を知りたい。
「人売りIT負け組」って2chやなんjで煽られてるけど実際どうなの?
と人売りITに関して気になっている方がいるはず。
この記事ではそんな方に向けて、人売りITの基本知識と見分け方を解説します。
今回解説する内容はこちら。
上記項目を見て人売りITの概要や見分け方を理解し、人売りIT企業を回避しましょう。
現在IT企業で客先常駐エンジニアとして勤務している筆者が解説。
客先常駐で人売りITを経験したエピソードをお話しします。
是非最後までご覧ください。
IT土方を避けたい方は1次請けやプライム案件が多い、自社開発企業に転職するのがおすすめ。下記は自社開発特化の転職サイトです。気になる方は公式サイトをチェックしてください。
人売りITとは何か?
この章では「人売りITとは何か?」を解説します。
人売りITとは
どんなことをするのか?
どんなIT企業なのか?
どんな働き方なのか?
分類される業態や職種、働き方などを解説していきます。
この章では人売りITの基本情報について解説します。
「人売りIT企業に入らないための方法」を先に知りたい方は左記リンクをクリック。
人売りITとは他社にエンジニアを派遣し金を稼ぐビジネス
人売りITとは、他社に派遣することを目的にエンジニアを採用して利益を得る企業のことをいいます。
「SES(システムエンジニアリングサービス)」や「客先常駐」などが代表例として挙げられます。 正社員として採用した後、安い賃金で他社に常駐させてマージンを得るビジネス。低賃金でこき使わされるので、人売りIT企業=ブラック企業と考えて良いでしょう。
人売りIT企業で働くエンジニアは、ITの専門的な業務をさせてもらえません。入力作業やタイピング、確認作業などの単純労働しかさせてもらえないのが大きな特徴。プログラミングや要件設計などの専門業務をさせてもらえないので、スキルが身に付かずキャリア形成を失敗してしまいます。
☑人売りIT企業とは
- 人売りIT企業=ブラックIT企業
- 入力作業や確認作業などの単純労働しかさせない
- 社員のIT教育に力を入れない
- IT派遣や客先常駐ばかりしている
- 自社システムや自社商品が無い
上記の特徴を持つ企業を人売りIT企業と認定してよいと思います。
「SES・客先常駐・IT派遣」は人売りITにカテゴライズされる
「SES・客先常駐・IT派遣」の勤務体系は人売りITにカテゴライズされます。
基本的に人売りITは、エンジニアを取引先企業に一定期間派遣や客先常駐させ、その時間分のお金を取引先からもらうビジネスです。そのため自社システムを開発しているわけではなく、エンジニア(人)を商品にしています。
そのためSESや客先常駐をしている企業や、IT派遣を行っている企業は人売りITです。
酷い人売りITになると、エンジニアの希望を無視し、エンジニアを客先に送り込むことを最優先にする企業もあります。
- 職務経歴書を盛って取引先企業に派遣する。
- 偽装請負をしてエンジニアを派遣させる。
- エンジニアの将来を考えずに質の低い客先に常駐させる
とエンジニアのことを大切にしない人売りIT企業があるので注意が必要です。
人売りIT企業の業態
- 客先常駐
- SES
- IT派遣
参考記事:客先常駐のないIT企業の見分け方|選び方【未経験は注意】
エンジニア育成に投資せず、ただの「雑用」として派遣する
人売りITの大きな特徴が、エンジニアの育成を行わずただの雑用として派遣することです
普通のIT企業ではエンジニアにIT技術を勉強させたり、システム開発を経験させたりして、エンジニアを一人前に育てます。本来のIT企業は「エンジニアをIT技術者」として育てます。
しかし人売りIT企業はエンジニアをただの人。ただの雑用としか扱いません。SESやIT派遣でエンジニアを客先に常駐させても、ただの雑用の仕事しか与えません。
- Excelの入力作業しかしない客先
- コールセンターや事務作業など誰でもできる客先に派遣する
- 1日中席に座っているだけのお仕事
- 資料をコピペするだけの業務
など本来のエンジニア業務とは程遠い単純作業をさせるのが人売りITです。
IT業界でこのような悪質な派遣が横行しています。単純作業ばかりさせるIT派遣企業に注意して下さい。
参考記事:IT業界は派遣ばかりと言う話。【IT派遣のないIT企業に転職する方法】
人売りIT企業の見分け方
この章では人売りIT企業の見分け方を解説します。
人売りIT企業には特徴や傾向があります。その特徴を理解し、人売りIT企業の見分けられるようにしましょう。そうすれば人売りIT企業を回避できますから。
今回紹介する人売りIT企業の見分け方は下記の通り。
- 会社の従業員数に比べてオフィスが小さい
- 自社で開発しているシステムがない
- 求人の勤務地があいまい
- 社内の教育制度が充実していない。
上記について詳しく解説していきます。
参考記事:SES企業の求人の見分け方6選!優良なホワイトSESを紹介【回避しよう】
SES企業の見分け方も紹介しています。
合わせてご確認ください。
会社の従業員数に比べてオフィスが小さい
人売りIT企業はエンジニア派遣やSESしか行っていないので従業員数のわりにオフィスが狭いです。
会社の公式サイト記載の従業員数が数千人なのに、オフィスが貸しビル1フロア。
上記のような会社は人売りITを疑ってください。オフィスのサイズと従業員数が合っていないのは人売りITの特徴です。
オフィスが狭い理由はエンジニアが客先や派遣先で仕事をしているため。自社のエンジニアが客先で仕事をしているから会社のオフィスを大きくする必要がありません。
もし人売りIT企業か怪しい企業があれば、面談などでオフィスを見てせてもらってください。従業員のわりにオフィスが小さければ人売りIT確定です。
筆者の会社は従業員が数百人いますが、オフィスが貸しビルの2フロアしかありません。
キャパ100人くらいのオフィスなのに従業員が数百人います。もちろん客先常駐メインです。
筆者実体験の「客先常駐SESあるある」の記事を書いているので興味ある方はどうぞ。
自社で開発しているシステムがない
自社製品や自社サービスがないIT企業は人売りITの可能性が高いです。
自社製品がある企業は自社の製品の品質を高めるために、自社製品の開発に社員を投入します。また、自社製品のセールスや新規開発など、自社製品の強みを伸ばしていきます。
そのため社員の多くは社内で働いていることが多いです。
一方自社システムが無い企業は自社の製品を開発しません。
エンジニアにIT派遣や客先常駐をさせてお金を売り上げます。
自社製品が無い企業は自社に仕事が無いため、客先常駐が多くなりがち。人売りITの可能性が高いです。
参考記事:【超ホワイト】自社開発企業の探し方|見分け方とは?
求人の勤務地があいまい
求人の勤務地が明確ではない企業も人売りIT率が高いです。
人売りIT企業に入社すると3ヶ月~3年おきに客先を転々とします。そのため勤務地がコロコロ変わります。
あるときは渋谷で働いたり、あるときは東京本社で働いたり、あるときは長野で働いたり。
といったように勤務地がコロコロ変わります。そのため人売りIT企業は求人情報の勤務地があいまいになっていることが多いです。
~など。関東圏、新宿周辺、渋谷近辺、東京23区内
上記のように明確な勤務地が記載されていない場合は人売りITを疑ってください。
社内の教育制度が充実していない
社内の教育制度が充実していないIT企業は人売りITの可能性が高いです。
人売りIT企業は社員の教育なんて考えていないからです。社員を教育し一人前のエンジニアに育てたとしても、単純作業しかやらせないので育てても意味が無いからです。
- 社員が勉強会を開催していない。
- EラーニングやUdemyなどの動画教材を用意していない
- 資格取得の祝い金がない。資格取得ボーナス給付金がない。
など人売りIT企業は社内の教育制度が充実していません。
社員自身も単純作業の繰り返しで疲弊していて、勉強会を誰も開催していないので、成長できません。
教育制度が充実していないIT企業は、人売りIT企業の確率が高いので注意しましょう。
人売りIT企業を回避する方法
この章では「人売りIT企業を回避する方法」をご紹介します。
人売りIT企業に転職してしまうと、単純作業ばかりさせられ、スキルアップできません。出世や転職もできずに一生定収入。そんな悲惨な末路を辿らないために、人売りIT企業に就職しない方法を知っておきましょう。
人売りIT企業を回避するための方法は以下の3つです。
- 社内SEや自社開発企業に就職する
- ホワイトな優良IT企業に就職する
- 人売りITの見分け方を知る。
人売りIT企業に転職しないための方法を詳しく解説します。
人売りIT企業に就職してしまうとエンジニアとしてのキャリアが台無し。
是が非でも人売りIT企業を回避しましょう。
社内SEや自社開発企業に就職する
社内SEや自社開発企業に就職すれば人売りITを回避できます。
人売りITの主な業態は「SES・客先常駐・IT派遣」。エンジニアを奴隷のように取引先企業に派遣させることでお金を得るビジネスです。そのような派遣をしているIT企業を避ければ、人売りIT企業を回避できます。
社内SEや自社開発エンジニアになれば派遣や客先常駐することは無いので、人売りIT企業を回避できます。自社の同期や仲間たちに聞きながらシステム開発できますし、勉強会などでスキルアップも見込めます。
他の転職サイトだと人売りIT企業が紛れ込んでいるので危険です。社内SEや自社開発エンジニアになるためには、社内SE特化の転職サイトを使いましょう。
下記に社内SEになれる転職サイトを紹介しています。登録は無料なので登録しておきましょう。
人売りIT企業を回避するためには、自社開発企業に転職しましょう。
参考記事:自社開発企業の探し方|見分け方とは?【エンジニア転職】
ホワイトな優良IT企業に就職する
社員を大切にする優良IT企業に就職すれば、人売りITを回避できます。
客先常駐やIT派遣をしている企業のすべてが人売りITな訳ではありません。派遣を行っているIT企業の中には優良なIT企業もあります。
エンジニアの育成に力を入れて、システム開発ができる派遣先を選んでくれる優良なIT企業も中にはあります。そのようなエンジニアを大切にする優良IT企業に転職することができれば人売りIT企業を回避できます。
IT未経験の人やIT業界を志望している人は、優良なホワイトIT企業を見分けれらるようにしましょう。
下記に優良なホワイトIT企業の見つけ方を紹介しています。ホワイトIT企業に転職したい方は参考にしてみて下さい。
参考記事:優良なホワイトIT企業の見分け方|選び方とは?【ブラック企業の特徴を解説】
優良なIT企業には決まった特徴があります。
ホワイトなIT企業を見分けられるようにすれば、おのずと人売りITも回避できます。
人売りITの見分け方を知る。
人売りIT企業を回避するためには人売りITの見分け方を知ることも大切です。
人売りIT企業はIT未経験の人を騙して入社させてきます。ですが人売りITの見分け方を知っておけば簡単に回避できます。
- 会社の従業員数に比べてオフィスが小さい
- 自社で開発しているシステムがない
- 零細IT企業(従業員数100人以下)
- 求人の勤務地があいまい
- 社内の教育制度が充実していない。
上記人売りIT企業の特徴です。詳しくはこちらをご確認ください。
IT業界への転職を考えている人は、人売りIT企業に転職しないように、人売りIT企業の特徴を押さえておきましょう。
まとめ:人売りITとは何か。その見分け方を徹底解説
「人売りITとは何か」「人売りITの見分け方」の解説は以上です。
下記、この記事のまとめです。
人売りITとは、他社に派遣することを目的にエンジニアを採用して利益を得る企業のことをいいます。
「SES(システムエンジニアリングサービス)」や「客先常駐」などが代表例として挙げられます。 正社員として採用した後、安い賃金で他社に常駐させてマージンを得るビジネス。低賃金でこき使わされるので、人売りIT企業=ブラック企業と考えて良いでしょう。
☑人売りIT企業の見分け方は次の通り。
- 会社の従業員数に比べてオフィスが小さい
- 自社で開発しているシステムがない
- 零細IT企業(従業員数100人以下)
- 求人の勤務地があいまい
- 社内の教育制度が充実していない。
人売りITの大きな特徴は自社で開発しているシステムがなく、客先常駐がメインとなっていること。会社の従業員数の割にオフィスが小さく、従業員100人以下の零細IT企業には注意して下さい。
また社内の教育制度が充実していないIT企業は、かなり人売りIT企業の可能性が高いです。転職活動では教育制度の整っていないIT企業には就職しないようにしましょう。
☑人売りIT企業に転職しないための方法
- 社内SEや自社開発企業に就職する
- ホワイトな優良IT企業に就職する
- 人売りITの見分け方を知る。
人売りIT企業に転職しないためには何よりも、客先常駐IT企業に就職しないことが大切です。社内SEや自社開発企業に就職し、人売りITを避けるようにしましょう。
IT派遣や客先常駐を回避した方には、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめ。人売りIT企業の求人が排除されているから、確実に優良IT企業に転職できるからおすすめです。
参考記事として「客先常駐の無いIT企業の見分け方」を解説しています。
SES企業に転職したくない人向けに「客先常駐なし企業の見分け方」を解説中。