Unreal Engine 5の推奨スペックとは?サクサク動くおすすめPCを紹介【UE5】

Unity

本ページはプロモーションが含まれています

この記事ではUnreal Engine 5の推奨スペックとそれに見合うおすすめPCをご紹介します。

ゲーム開発者の中で、

ゲーム開発者

Unreal Engine 5でゲームを作ってるけど、動作が重すぎて開発が進まない
Unreal Engine 5でゲーム開発したいけど、どのスペックのPCを買えばいいか分からない

と悩んでいる方がいるはずです。

今回はそんな人々に向けてUnreal Engine 5で必要なPCのスペックと、それを満たすおすすめPCを3台ご紹介します。

最終的にはUnreal Engine 5に必要なスペックを知りスペックを満たすPCを探すところまで行いましょう。

【最終目標】Unreal Engine 5で必要なPCのスペックを知り、スペックを満たすPCを探す。
筆者

ゲーム開発経験のある筆者が自身の経験をもとにご紹介。
開発時に困ったこと、あって助かった性能などを実体験に基づいて解説しています。

本記事で分かること
・Unity公式が推奨しているPCのスペック
・Unityゲーム開発者(筆者)が経験を通じて推奨するPCのスペック
・Unityゲーム開発におすすめなPCの紹介
※リンクを押すと対象の項目までスキップします。

上記のことが分かります。

ではどうぞ。

Unreal Engine公式が推奨するPCのスペック

Unreal Engine公式が提唱しているPCのスペック

まず初めに、Unreal Engine 5の公式サイトが推奨している、「必要最低限」のPCスペックをご紹介します。

Windows PCの推奨スペック

Windows PCの推奨スペックは下記の通りです。

項目内容
OSWindows 10 64-bit
CPU
※マルチタスクの速さ
Quad-core Intel または AMD、2.5 GHz 以上
メモリ8 GB RAM以上
グラフィックカード(GPU)DirectX 11 または DirectX 12 対応のグラフィック カード
ストレージSSDが推奨
Unreal Engine公式が提示している推奨ハードウェア(Windows)

Mac PCの推奨スペック

Mac PCの推奨スペックは下記の通りです。

項目内容
OS最新の MacOS Monterey
CPUQuad-core Intel、2.5 GHz 以上
メモリ8 GB RAM以上
GPU(グラフィックカード)Metal 1.2 対応のグラフィックカード
ストレージSSDが推奨
Unreal Engine公式が提示している推奨ハードウェア(Mac)
筆者

WindowsとMacの上記スペックはあくまでも「必要最低限のスペック」。
Unreal Engine 5は動きますが、とても重く、動作がカクカクします。

各スペックの説明

上記各項目(CPU,メモリ,GPU,ストレージ)について、詳しい機能や内容について解説していきます。

CPUとは

CPUは並列処理をする際の処理能力を表します。

例えば、ゲーム開発しながらWebブラウザを立ち上げたり、Youtubeを流したり。
などパソコンで複数の動作を行う時に重要になります。※要はマルチタスク力ですね。

CPUの性能が高いと複数ウインドウでもサクサク開発できます。

ゲーム開発では、Unreal Engineやサウンドプレイヤー、モデリングツール、ウェブサイトなど複数ウィンドウを起動していることが多いです。そのため並列処理の機能はとても大切でCPUの処理能力は意識する必要があります。

筆者

CPUの性能が高いほどPCがサクサク動き、ストレスなくゲーム開発できます。
PCの性能を見るうえで一番考慮した方が良い項目です。

メモリとは

ストレージなどから読み出したデータを一時的に記録しておく場所。
データの読み書き時の速度に大きく影響する。

メモリの性能が低いと、ファイルの読み込みが遅かったり、データの保存時に固まったりします。

ゲーム開発時は様々なファイルの読み込みが頻繁に行われるので、メモリの性能が低いと、頻繁にPCが固まってしまいます。ゲーム開発のスピード、生産性に大きく関わってくるので、CPU同様妥協しない方が良い機能です。

筆者

メモリはCPUと同じく処理の速さに大きく関わります。
なるべく性能の高いメモリを選ぶことがおすすめ。

GPUとは

GPUは行列演算に特化した処理演算装置。
3Dモデルや画像処理を高速に計算するためのもの。

GPUの性能が低いと、画質が荒くなったり、色彩が鈍くなってしまう。

3Dモデルのゲームやアニメーション、VR開発を行うことの多いUnreal Engineでは特に重視すべき項目です。
画質が求められるゲームを開発する予定の方は特に気にしましょう。

筆者

Unityなどの開発エンジンに比べ、高画質が要求されるUnreal Engine 5で
とても重要な機能です。

ストレージとは

PCで扱うデータを保存しておくための場所。「HDD」と「SSD」の二種類がある。

【HDDの特徴】
・価格が安い。(価格に対して大容量)
・衝撃に弱く、強い衝撃によってデータが破損する場合がある。
・データ読み込み時の音や振動が大きい。

【SSDの特徴】
・HDDに比べて価格が高い。
・読み込み・書き込みのスピードがとても早い。
・騒音が少なく、穏やかに動作する。

ストレージはPC購入後に増設可能なので、特に重視する必要はないです。
性能の劣るHDDでもメモリの性能が高ければ、ストレスなく動作するので、CPUやメモリよりも重視する必要はありません。

筆者

ゲーム開発ではそこまでデータの読み込みと書き込みをしません。
そのためお金に余裕のある方だけ「SSD」を検討しましょう。

ゲーム開発者が推奨するUnreal Engineのスペック

ゲーム開発者が推奨するPCのスペック

先ほど紹介したのはUnreal Engine公式が推奨する「必要最低限の」スペックでした。

Unreal Engineが推奨しているスペックはあくまで、「必要最低限のシステム要件」です。
これを真に受けて、Unityが推奨するのと同じスペックのPCを買うと、動作が重すぎて開発に支障が出ます

実際に筆者は開発に支障が出ました。
動作が重すぎてPCをたたき割りたくなりました。

筆者

Unreal Engine 5をサクサク動かすためには、推奨スペック以上のPCが必要。
実際に筆者がゲーム開発の経験を通じて必要と思ったPCのスペックをご紹介します。

項目内容
OSiosアプリを開発するなら→MacOS
それ以外なら→WindowsOS
CPUMac→8コア以上
Windows→Core i7以上
GPUGeForce系
メモリ16GB以上
ストレージ512GB以上
Unreal Engine 5の個人的推奨スペック

上記のスペックは最低限必要だと感じています。

OSは用途に応じて選ぶ

OSはWindows OSとMac OSを「自分の目的」で選ぶのがおすすめです。

ioSアプリを開発したいのであれば、MacOS一択。※MacOSじゃないとiosアプリが開発できないから。
それ以外なら、Windowsです。※windowsはコスパが良いし、シェアの数がMacの3倍ほどあるので、ネット上にノウハウや知見が多いから。

ゲーム開発者の所感

iosアプリを開発したい場合はMacOS(WindowsOSではiosアプリを開発できないから。)

それ以外の場合はWindowsOS(OSのシェアNo.1で知見やノウハウがネット上に多いから。)

CPUのおすすめスペック(Core i7以上)

CPUのスペックは「Core i7以上(8コア以上)」がおすすめです。

Unityでゲーム開発しながら、Webブラウザを立ち上げたり、Youtubeを流したり、ペイントアプリを起動したり。
複数ウィンドウで作業をするのに「Core i7以上(8コア以上)」は必須です。

ゲーム開発者の所感

Core i5未満:開発に支障が出るレベルで動作がカクカクする。
Core i5:複数ウインドウを立ち上げていると、Unityの処理が重くなる。
Core i7:Youtubeやペイントを起動しながらでも動作がスムーズ。マルチタスクできる。※現在筆者が使っているCPU

GPUのおすすめスペック(GeForce系)

Unreal Engine 5のGPUにはGeForce系がおすすめです。

GeForceはパソコンのグラフィック処理能力を飛躍的にアップすることができるGPU。
画像の処理能力が速く高画質なので、3Dゲームを開発することが多いUnreal Engine 5におすすめです。

ゲーム開発者の所感

GeForce系のGPUは高性能でおすすめ。

メモリのおすすめスペック(16GB以上)

メモリは「16GB以上」がおすすめです。

筆者は以前8GBメモリのPCを使用していましたが、処理が重く、ゲーム開発に支障をきたしたので、8GB→16GB→32GBとメモリを乗り換えました。

32GBでようやく3Dゲームの開発でも問題なく動くようになったので、個人的には32GBがおすすめです。

ゲーム開発者の所感

8GB:ビルド実行しゲームを起動すると動作がカクカクした。※とてもストレスでした。

16GB:購入1年目はサクサク動作していたが、二年目辺りから動作が極端に重くなった。

32GB:動作がストレスなくサクサク動いた。3Dゲーム開発でも問題なかった。

ストレージのおすすめスペック(512GB以上)

ストレージ量は「512GB以上」がおすすめです。

SSDはHDDよりも動作が速くソフトやプロジェクトの起動が速くなりますが、ゲーム開発ではHDDでも問題ないです。
ストレージはノートPC・デスクトップPC問わず後からいくらでも増設できるので、最初は512GBで大丈夫。

ストレージは年々安くなっているので、最初は少なめで初めて後から増設
という選択肢もとれます。

ゲーム開発者の所感

ストレージは512GBからでも大丈夫。
ノートPC・デスクトップPC問わず後からストレージの増設可能。

ゲーム開発者おすすめPC

上記必要なスペックを元に、ゲーム開発者の筆者がPCをおすすめします。
気になるPCがあればご購入を検討してみてください。

筆者がゲーム開発で使用しているPC

実際に筆者がゲーム開発で使用しているPCは「Dynabook(ダイナブック)」W6GZHW7CALです。

筆者が使用しているPCのスペック(Windows)
項目内容
PC名Dynabook(ダイナブック)
※型番:W6GZHW7CAL
OSWindows 11
CPUCore i7
メモリ(RAM)32GB
ストレージ512GB(SSD)
ゲーム開発者が使用しているPC

筆者は普段、上記スペックの「Dynabook(ダイナブック)」でゲーム開発を行っています

YouTubeを聴きながら、Webで調べながら、ゲーム開発していますが、問題なくサクサク動作しています。
スペックが高い割りに安いのでオススメです。

ただ、充電の減りが早いので、出先で5,6時間程度しか充電が持たないのがネック。
そこは一長一短ですね。

おすすめポイント

・ゲーム開発中でも、YouTube,Zoom,Wordなど他ソフトを使用できる。カクカクしない。
・スペックが高いわりに、他のPCに比べて値段が安い。
・日本の会社のパソコンだから、修理やサポートが迅速※海外メーカーだと修理に1,2カ月かかる。

デメリット

・充電の減りが早い。出先で4,5時間しか作業できない。
・冬の乾燥している日に、ディスプレイの電源が付かないことがある。※Dynabookではよくある。

→お安く購入したい方は中古PCがおすすめ

Unreal Engine 5ゲーム開発におすすめ「WindowsノートPC」

WindowsノートPCのおすすめは「LAVIE Direct N14」1165G7です。

詳しいスペックはこちら。

項目内容
PC名LAVIE Direct N14
※製品番号:1165G7
OSWindows 11
CPUCore i7
メモリ(RAM)16GB
ストレージ1TB(SSD)
WindowsノートPCのおすすめ

このPCは一度プロジェクトの開発で使ったことがあるのですが、とても高性能で使いやすいです。

業務でUnreal Engine 5でゲーム開発をしながら、会社のチャットをしたり、Zoom会議をしたり、資料の作成したり。動作がカクカクすることなくスピーディーに動くので、ゲーム開発を効率よく進めることができます。

会社で採用されているPCだから性能も折り紙付き。14インチと画面の大きさも十分で、ゲーム開発時に3D画面の細部まで見ることができます。

値段が高いのがネックですが、十分高い値段に見合うパソコンだと思います。

おすすめポイント

・会社でチャットしながらゲームで開発するが、ストレスなく動作する。業務に集中できる。
・画面サイズが大きく、ゲームの細部を細かく確認できる。

デメリット

・高性能な分、他のPCに比べ少し値段が高い。
・結構重く持ち運ぶには少し不便。

筆者

上記のPCは筆者の会社で業務に使用されているPC。
複数ウィンドウを立ち上げてもサクサク動くPCを探している方におすすめです。

Unreal Engine 5ゲーム開発におすすめPC(Mac ノートPC)

Mac PCのおすすめは「MacBook Pro 16インチ」です。

詳しいスペックはこちら。

項目内容
PC名MacBook Pro 16インチ
OSMac
CPUCPU M1Max10コア
GPU32コア
メモリ(RAM)32GB
ストレージ1TB(SSD)
MacノートPCのおすすめ

このMacBookProは、同じくゲーム開発を共に行っている友人が激押ししているPCです。

筆者はWindows派なので、その激押しを無下にしてしまいました。
ですが性能はUnity開発に十分なので、MacPCを所望している方にはおすすめです。

値段は高いですが、それに見合うスペックを兼ね備えているのでゲーム開発を本気で頑張りたい方にピッタリです。

21時間のバッテリー駆動で少々電源を刺さなくても余裕で作業できるのもおすすめポイント。

おすすめポイント

・16インチと画面が広くゲーム開発がしやすい。
・MacのトラックパッドがUnreal Engine 5と相性が良く、作業しやすい。
・マウスを使わなくても作業ができる。

デメリット

・Macならではの値段の高さ。

→お安く購入したい方は中古PCがおすすめ

Unreal Engine 5開発におすすめPC(Windows デスクトップPC)

Windows デスクトップPCのおすすめはGALLERIA DGI7G60B1SIW1AZです。

GALLERIA(ガレリア)はゲーミングPCブランド。
ゲーミングPCに使用できる性能だからゲーム開発にもおすすめです。

項目内容
PC名GALLERIA
型番:DGI7G60B1SIW1AZ
OSWindows 11 Home 64-bit
CPUCore i7-12700
メモリ(RAM)16GB
GPUNVIDIA GeForce RTX 3070 8GB GDDR6
ストレージ1TB(SSD)
Windows PCのおすすめ

このPCはゲーム実況のYouTuberの方が数多く愛用している印象。
PCゲームをしながら、ゲーム実況ができ、負荷の高い操作でも、サクサク問題なく動作するスペックの高さが魅力です。

ゲーミングPCだからグラフィック性も高く、高画質だからゲームの細部まで拘ることができます。

値段が高いのがネックですが、高い値段に見合うPCだと思います。

おすすめポイント

・ゲーム開発、ゲーム実況など同時に負荷の高い操作をしても、サクサク動作する。
・中古PCに安いものが多く、中古PCが狙い目。

デメリット

・高性能な分、他のPCに比べ少し値段が高い。
・直ぐに熱を帯び高温になるため、冷却機能を増設する必要がある。

→お安く購入したい方は中古PCがおすすめ

ゲーム開発におすすめ「macデスクトップPC」

MacデスクトップPCのおすすめは「Apple iMac 24インチPro」です。

詳しいスペックはこちら。

項目内容
PC名Apple iMac 24インチPro
OSMac
CPUCore-i7
メモリ(RAM)16GB
ストレージ1TB(SSD)
MacデスクトップPCのおすすめ

Apple iMac 24インチPro」は5K解像度のRetinaディスプレイを採用しているから、高画質、高解像度のディスプレイ。

24インチと大きなサイズで解像度の高い映像を見れるため、3Dオープンワールドのゲームを開発する時に、高画質だからきめ細やかなゲーム画面を表示できます

もちろんゲーム開発に必要なスペックを満たしていて、その割に値段はお手頃なのでおすすめです。

おすすめポイント

・高画質だから3D オープンワールドのゲーム開発にピッタリ。
・動画編集によく使用され、サクサク動作する。

デメリット

・Macならではの値段の高さ。
・Macのデスクトップは利点がそんなにない。Macの軽さ、電池の長さなどの良さが消える。

→お安く購入したい方は中古PCがおすすめ

筆者

MacのデスクトップPCを検討している方は「Apple iMac 24インチPro」
動作が早く、画質がきれいなPCをゲットしたい方におすすめです。

Unreal Engine 5推奨スペックまとめ

以上で説明は終わりです。

以下Unreal Engine 5におすすめのスペックです。

項目内容
OSiosアプリを開発するなら→MacOS
それ以外なら→WindowsOS
CPUMac→8コア以上
Windows→Core i7以上
GPUGeForce系
メモリ(RAM)
※PCの処理速度
16GB以上
ストレージ
※データ容量の大きさ
512GB以上
ゲーム開発者の個人的推奨スペック

是非参考にしてみてください。

Unity

Posted by 9noike