SESで休職するまでの手順を紹介|客先常駐でうつ病になったらすべきこと
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この記事では、SESで休職するまでの手順や休職中にすべきことについて解説します。
SES企業で客先常駐をするエンジニアの中に
休職したいけど客先常駐しているから難しい。
SES企業で休職する手順を知りたい。
失敗しない休職方法はあるの?
と悩んでいる人も多いはず。
今回はそんな方に向けて、SESで休職するまでの手順や休職中にすべきことを解説します。
今回紹介する内容はこちら。
この内容を見て、SESで休職するまでの流れを知り、無事に休職できるようにしましょう。
SES企業で3年ほど働いていたエンジニアが紹介。
休職した後輩の話をもとに解説します。
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SESの客先常駐で休職するときの手順
この章ではSESの客先常駐で休職するときの手順をご紹介します。
SES企業で働いているエンジニアの中には、客先での仕事でストレスがかかりメンタル不調の人が一定数いるはず。実際にうつ病のような症状が出て、仕事ができない状態の人もいるでしょう。
ここではそんなメンタル不調で辛いSESエンジニア向けに、客先常駐で休職する方法を解説します。
- 会社の就業規則を読み、休職の注意点を押さえておく
- 病院に行き休職のための診断書(うつ病など)をもらう
- 自社の上司に休職する旨を伝える(常駐先は不要)
- 客先の貸与物(入館証、PC)を現場に返却する
休職するまでの流れを知りたいエンジニアは参考にしてみて下さい。
参考記事:うつ病になったエンジニアの転職方法は?転職で鬱病は治る?【原因解決】
うつ病になったエンジニア向けの転職方法を解説しています。
転職を検討している人は参考にして下さい。
会社の就業規則を読み、休職の注意点を押さえておく
SES企業で休職したいエンジニアは、まず初めに会社の就業規則を読み、休職の注意点を押さえておきましょう。
休職については、会社ごとに決まりや規則が大きく異なります。休職期間や給料の有無、必要書類に至るまで、会社ごとに休職するための条件が異なります。
そのため休職前に、休職規則について確認しておく必要があります。
☑就業規則をチェックするポイント
- 休職するために必要な書類は?
- 休職するまでに必要な手続きは?
- 給料は何割出るのか?
- 休職期間が最大何カ月なのか。
- 有給休暇の扱いはどうなるのか?
SES企業の中には、入社半年は休職を禁止していたり、休職1年以上で解雇になったり、と他社とは違う規則を設けている企業もあります。適切に休職するために、自分の所属するSES企業の就業規則をしっかり確認しておきましょう。
休職についての就業規則を確認できたら、それに沿って必要な書類を準備し始めて下さい。※常駐先の就業規則は確認する必要はありません。
病院に行き休職のための診断書(うつ病など)をもらう
SESの客先常駐で休職したいエンジニアは、病院に行き休職のための診断書をもらいましょう。
自身が所属するSES企業の就業規則を確認できたら、病院に行き診断書を貰ってください。
SESや客先に関わらず、休職するためには医師からの診断書が必要です。どのような病気に罹患しているのか?を証明できないと、休職できないからです。
そのためまずは病院を予約し、診断を受けるようにして下さい。
☑病院で診断書をもらうまでの流れ
- 診断書を貰える病院を予約する(うつ病の場合は精神科医療センター)
- 病院で診察を受ける
- 病気であることが判明すれば診断書が発行される
うつ病の疑いがある場合は精神科医、身体の不調の場合は内科医、重い外傷の場合は外科医などを予約しましょう。自分の休職の原因に沿う病院を予約する必要があります。
病院に足を運んだら、今の症状を正直に話し、診断を受けて下さい。正当な病気であることが証明されれば、医師から診断書が発行されます。※病気でない場合は、診断書が発行されないため注意。
自社の上司に休職する旨を伝える(常駐先は不要)
休職のための診断書を手に入れたら、自社の上司に休職する旨を伝えましょう。
貰った診断書の結果から、勤務が難しい状態であることを上司に伝えて下さい。診断書の証拠があるため、上司も休職を拒否できないでしょう。
常駐先に休職する旨は伝えなくても大丈夫。客先には上司や営業が、休職を伝えてくれるからです。
☑客先常駐での休職の伝え方
自社の上司に休職を伝える⇒自社の上司が常駐先に休職を伝える⇒休職
休職の際は常駐先の上司に伝える必要はありません。自分が所属する自社の上司に、休職したい旨を伝えて下さい。休職が決まれば上司が常駐先に、契約解除を交渉してくれるはず。
SESで休職する際は、自社の上司に診断書の結果をしっかり示し、休職する旨を正直に伝えるのが大切です。
客先の貸与物(入館証、PC)を現場に返却する
SESの客先常駐で休職する場合は、貸与物(入館証、PC)を現場に返却する必要があります。
常駐先での勤務からそのまま休職する際は、現場から預かっている貸与物を返却しましょう。入館証やPCなど、自宅に持ち帰っているものがあれば、常駐先に返して下さい。
☑常駐先からの貸与物の例
- パソコン
- 入館証
- 携帯電話
- 誓約書(守秘義務)
貸与物の返却準備ができれば、上司や営業を介して常駐先に返却して下さい。必要があれば段ボールなどで梱包し、郵送するようにしましょう。
SESエンジニアが休職中にすべきこと・やること
この章ではSESエンジニアが休職中にすべきこと・やることを解説します。
現在休職中、あるいは休職が決まったエンジニアの中には、休職中に何をすればいいか分からない人も多いでしょう。休職中でやることがなく、ダラダラ過ごしてしまっているエンジニアも一定数いるはず。
そこでここでは休職中のSESエンジニア向けに、休職中にすべきこと・やることを紹介します。
- 転職活動を行い転職先を探す
- メンタル不調・うつ病の治療を行う
- 腕が鈍らないように仕事のリハビリをする
現在休職中のSESエンジニアは参考にしてみて下さい。
参考記事:【エンジニア向け】自分に合った転職サイトを選ぼう!
転職を検討するエンジニア向けにおすすめ転職サイトを紹介中。
合わせてご参考にしてください。
転職活動を行い転職先を探す
休職をしてしまったSESエンジニアは、休職の原因が会社にある場合は、転職先を探すようにしましょう。
もし休職した原因が、パワハラやイジメ、残業の多い劣悪な労働環境など会社にある場合は、転職を検討して下さい。
ブラックSES企業で働き続けると、休職明けに再びうつ病になる可能性があります。休職明けに病気を再発させないために、ブラックSES企業を脱出するのがおすすめです。
☑SESからの脱出におすすめの転職先
- 自社でのんびり働ける社内SE
- 客先常駐なしで開発できる自社開発企業
- 別業界の異業種
鬱の原因が客先常駐やなどのSESの働き方にある場合は、SESからの脱出を検討しましょう。SESが嫌なまま復職しても、ストレスが溜まって再び休職してしまうからです。
ブラックSES企業から社内SEや自社開発、異業種など、自分の働きやすい仕事に転職するのが良いですね。
SESから転職したいエンジニアは、自社開発・社内SE特化の転職サイトを利用して下さい。SES企業の求人が排除されているから、確実にSESから脱出できおすすめです。
メンタル不調・うつ病の治療を行う
メンタル不調によって休職をしてしまったSESエンジニアは、うつ病の治療を受けながら快復を目指しましょう。
休職中は原因となった病気のケアや治療に専念して下さい。家でダラダラ過ごしていても、病気は改善されないため、病院などに行き治療する必要があります。
うつ病で休職してしまったエンジニアには、就労支援サービスやデイケアなどに通うのがおすすめです。一回数百円程度で、復職するためのサービスを受けられるからです。
☑就労支援サービスで受けられるもの
- 病気の人の就職・転職をサポート
- 認知行動療法・ストレスマネジメント
- 同じ障害を持つ仲間と悩みや解決策の情報共有
- ジョブトレ
休職中に就労支援サービスに参加すれば、病気の根本原因を対処できるため、復職後も安心。気分転換にもなるためおすすめです。
うつ病の完治は難しいですが、改善はできるため、メンタル不調で苦しんでいるエンジニアは、ぜひ利用してみて下さい。
SESエンジニアにおすすめの就労移行サービスは下記の通りです。仕事復帰のサービスが充実しているため、休職中に暇な人は利用してみましょう。
・就労移行支援Cocorport
【公式サイト】就労移行支援Cocorport
希望職に必要なスキルが無い状態から、即戦力となるスキル習得を支援。IT業界から足を洗い、別職種へ転職しやすい。
・atGPジョブトレ
【公式サイト】atGPジョブトレ うつ症状コース
うつ症状専門の就労移行支援サービス。病気と付き合いながら、安定的に働き続ける方法を習得できる。
腕が鈍らないように仕事のリハビリをする
休職中のSESエンジニアは、腕が鈍らないように仕事のリハビリをしておきましょう。
休職明けにいきなり客先常駐の現場に行くと、なまった腕では周りのメンバーに迷惑を掛けてしまいます。そのため、休職中に一日1時間でも良いので、軽い仕事をこなしておきましょう。
休職明けからある程度仕事をこなすためにも、休職中にちょこっと仕事を始めておくのが大切です。
☑腕が鈍らないように軽く仕事をする
休職中にスマホアプリ開発をしてみよう。
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プログラミング副業で案件をGETできた。
休職中の仕事としてお勧めなのが、プログラミング副業です。案件を獲得すれば、休職中にシステム開発の仕事をでき、復帰するときにも腕が鈍りにくいためおすすめ。週1日からでも始められるのもおすすめポイントです。
休職明けにスムーズに仕事できるよう、副業や趣味のアプリ開発を通じて、仕事感覚を取り戻しておきましょう。
軽くプログラミングの仕事をしたいSESエンジニアには、下記の副業サイトがおすすめです。週1日からの案件もあるため、軽く仕事をしたい人は利用してみて下さい。
・エンジニアデータバンク
【公式サイト】エンジニアデータバンク
登録料・仲介手数料が一切かからず、クライアントと直接契約できる副業サイト。週1日OKの案件から副業をスタートできる。
・Anycrew
【公式サイト】Anycrew
Facebook・Googleアカウントで簡単に利用登録可能。
SESエンジニアがメンタル不調で休職しやすい理由
この章では、SESエンジニアがメンタル不調で休職しやすい理由を解説します。
SESやIT業界は他の業界と比べて、うつ病になりやすいと言われています。実際に厚生労働省の調査で、IT業界のメンタル不調率は、業界ワースト1位と結果が出ています。
ここでは、なぜSES企業のエンジニアがメンタル不調になりやすいのか?その理由について、SES企業で働いた経験から紹介します。
- そもそもIT業界はメンタル不調になりやすい
- 客先常駐で孤独になりやすい
- 立場が弱くパワハラやイジメを受けやすい
客先常駐で辛い気持ちを抱えているエンジニアは、参考にしてみて下さい。
参考記事:SES(客先常駐)はうつ病になりやすい。メンタル不調の対処法とは?【病みやすい原因】
うつ病のエンジニアにおすすめの転職先を解説中。
合わせてご参考にしてください。
そもそもIT業界はメンタル不調になりやすい
SES企業に限らず、そもそもIT業界はメンタル不調になりやすいと言われています。
実際にIT業界がメンタル不調になりやすいことは、公的機関の研究で明らかとなっています。下記をご覧ください。
情報通信業にて、メンタルヘルス不調により、「退職した労働者」がいた事業所は、全体の11.7%(全17業界中ワースト1位)
「令和3年 労働安全衛生調査(実態調査)結果」
上記は厚生労働省の労働安全調査の調査結果。IT業界(情報通信業)のメンタル不調による退職の割合は、全17業界中ワースト1位となっています。
休職する人の割合も全17業界中ワースト2位となっているのが、IT業界です。
情報通信業にて、メンタルヘルス不調により、「連続1か月以上休業した労働者」がいた事業所は、全体の26.7%(全17業界中ワースト2位)
「令和3年 労働安全衛生調査(実態調査)結果」
厚生労働省の労働安全調査で、「4分の1の事業所が、メンタル不調が原因の休職者を出している。」ことが分かっています。
このようにIT業界全体でメンタル不調の確率が高いため、SESエンジニアが休職してしまうのは無理はありません。
客先常駐で孤独になりやすい
客先常駐は孤独になりやすいため、SESエンジニアはうつ病になりやすいと言われています。
客先常駐は勤務場所がコロコロ変わり、人間関係がリセットしやすいです。常に自分の会社ではないアウェーで働くことになり、孤独になりやすいです。
実際に筆者もSES企業に勤めているときに、現場のアウェー感に馴染めず、いつも孤独を抱えていました。
☑客先常駐では孤独になりやすい
現場が数ヶ月おきに変わるため、人間関係がリセットする。
現場に馴染めないと孤独になりやすい。
既にできあがった客先のコミュニティに馴染めにくい。
客先常駐は他社の職場で作業をするため、常にストレスが掛かった状態で働くことになります。人見知りの人にとっては、かなりストレスになるでしょう。
頼れるエンジニアが周りにおらず、孤独感が募りやすいため、うつ病になりやすいのは無理はないですね。
立場が弱くパワハラやイジメを受けやすい
客先常駐エンジニアは、立場が弱くパワハラを受けやすいため、うつ病になりやすいと言われています。
SES企業に就職すると、基本的には常駐先で働くことになります。自分の会社ではないアウェーで働くことになり、客先社員の指示には逆らいにくいです。
結果としてSESエンジニアは立場が弱くなりやすく、メンタル不調に陥りやすいです。
☑客先常駐は立場が弱い
- 常駐先の社員に逆らうと契約を切られてしまう。
- 雇われている立場なので、仕事を断りにくい。
- 常駐先だから言いなりになりやすい。
SESエンジニアは常駐先というアウェーで働いているため、ストレスが掛かりやすいです。客先から理不尽な要求を受けやすく、ストレスが溜まりやすいです。
立場上、いじめやパワハラを受けやすいため、客先常駐しているエンジニアは注意して下さい。パワハラを受けている場合は、早い目に現場からの退場を検討するようにしましょう。
参考記事:SESで現場に行きたくない。客先常駐したくない時はどうすればいい?【出社拒否】
まとめ:SESで休職するまでの手順|客先常駐でうつ病になったらすること
以上で、「SESで休職するまでの手順|客先常駐でうつ病になったらすること」の解説を終わります。
下記今回紹介した内容のまとめになります。
☑SESの客先常駐で休職するときの手順
- 会社の就業規則を読み、休職の注意点を押さえておく
- 病院に行き休職のための診断書(うつ病など)をもらう
- 自社の上司に休職する旨を伝える(常駐先は不要)
- 客先の貸与物(入館証、PC)を現場に返却する
SES企業では現場に常駐していますが、常駐先に直接休職を伝える必要はありません。上司や営業が客先に休職する旨を伝えるため、エンジニア自身は自社の上司や営業に休職を話せばOKです。
休職する際は、病院で診断書を貰う必要があります。心身の不調に合った医院に足を運び、診察を受けるようにして下さい。
☑SESエンジニアが休職中にすべきこと
- 転職活動を行い転職先を探す
- メンタル不調・うつ病の治療を行う
- 腕が鈍らないように仕事のリハビリをする
SESエンジニアは、休職中に転職活動をするのがおすすめです。もし仮に休職の原因が、今いる企業にあるのであれば、転職するようにして下さい。SESに向いていなくて休職してしまうエンジニアもたくさんいるため、SESから脱出するのも良いですね。
SESから脱出したいエンジニアには、自社開発・社内SE特化の転職サイトがおすすめです。SES企業の求人が排除されているため、確実に客先常駐から脱出できるでしょう。
☑SESエンジニアがうつ病で休職しやすい理由
- そもそもIT業界はメンタル不調になりやすい
- 客先常駐で孤独になりやすい
- 立場が弱くパワハラやイジメを受けやすい
SES企業に限らず、IT業界はメンタル不調になりやすい、という調査結果が出ています。IT業界はどうしても客先常駐が孤独になりやすく、激務になるため、うつ病などのリスクが高いです。
SES企業で働くエンジニアはうつ病にならないよう注意して下さい。
SES企業で働いた経験から
「新卒エンジニアのうつ病について」
も紹介しています。
興味があるSESエンジニアは参考にしてみて下さい。